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2023年7月31日 23:25
ああ、確かに……この局面のドゼは、エジプト遠征軍全員の命運も背負っていたのですね。これまでの経緯が丁寧に紐解かれていたので、するりと胸に落ちました。難しい立場ながら、最善に近い決断をできるのは、さすがです……!ボナパルトにも、自分より優れた人間を、自分のために自由に働かせるだけの器量があったら……。赤い革命もそうですが、神(精神性)を否定することの恐ろしさは、能力至上主義がこじれて「トップは能力もトップでなければならない=間違いを認めるとトップの資格を失う」に陥ることですね。
作者からの返信
ドゼとクレベールの結びつきは、通常は殆ど言及されないのですが、私は、二人の間には意外と強い友情があったと思います。何よりドゼは、仲間を置き去りにはできなかったでしょう。また、そうでなければ、私の小説には起用しなかったと思います。「能力至上主義がこじれて」「間違いを認めるとトップの資格を失う」……。本当に、言語化が素晴らしいです。まさにこれがナポレオンの本質だと私は確信します。そして、こういう人をたくさん見て来たように思います。あ、ごめん。失敗しちゃった……そう言って、でへへと笑う「緩さ(これも司之々さんの言葉ですよね!)」が、革命後のフランスも、そして現代の日本にも必要なんじゃないかな、と思ったりしています。でも、当時は司令官の失敗はギロチンに繋がったりしたんですよね。現代でも、怒られたり、馬鹿にされたりします。勁さが必要です。なんて、深く考えて書いたわけではありません。ただ、私は、ナポレオンはそれほどの人物だったとはどうしても思えないのです。深いコメント、ありがとうございました。お応えするのに、ちょっと癖のある所をお見せしてしまいました。どうかお見限りなく、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
ああ、確かに……この局面のドゼは、エジプト遠征軍全員の命運も背負っていたのですね。
これまでの経緯が丁寧に紐解かれていたので、するりと胸に落ちました。
難しい立場ながら、最善に近い決断をできるのは、さすがです……!
ボナパルトにも、自分より優れた人間を、自分のために自由に働かせるだけの器量があったら……。
赤い革命もそうですが、神(精神性)を否定することの恐ろしさは、能力至上主義がこじれて「トップは能力もトップでなければならない=間違いを認めるとトップの資格を失う」に陥ることですね。
作者からの返信
ドゼとクレベールの結びつきは、通常は殆ど言及されないのですが、私は、二人の間には意外と強い友情があったと思います。何よりドゼは、仲間を置き去りにはできなかったでしょう。また、そうでなければ、私の小説には起用しなかったと思います。
「能力至上主義がこじれて」「間違いを認めるとトップの資格を失う」……。本当に、言語化が素晴らしいです。まさにこれがナポレオンの本質だと私は確信します。そして、こういう人をたくさん見て来たように思います。
あ、ごめん。失敗しちゃった……そう言って、でへへと笑う「緩さ(これも司之々さんの言葉ですよね!)」が、革命後のフランスも、そして現代の日本にも必要なんじゃないかな、と思ったりしています。でも、当時は司令官の失敗はギロチンに繋がったりしたんですよね。現代でも、怒られたり、馬鹿にされたりします。勁さが必要です。
なんて、深く考えて書いたわけではありません。ただ、私は、ナポレオンはそれほどの人物だったとはどうしても思えないのです。
深いコメント、ありがとうございました。お応えするのに、ちょっと癖のある所をお見せしてしまいました。どうかお見限りなく、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。