応援コメント

 ■ 199 ■ それは後のない崖のように」への応援コメント

  • ラジィが今晩が正念場と判断した根拠は何だろうと思いました。
    ラーマコスから連絡を受けた? それでもファウスタがどう行動するかなんて
    予測できないと思うのだけど、

    作者からの返信

    応援コメントありがとうございます、励みになります!
    あと気になった点ありがとうございます。作者一人視点だと何が読者の腑に落ちないのか分からないもので参考になります。
    ちょっと長くなりますが、こちらはラジィが【全体観測】で領主の館を観測していたからですね。
    敵は領主の館だけは巻き込まないように攻撃範囲外に置いているので、ラジィの【全体観測】は領主の館では通常通りの効果を発揮してます。これでラーマコスとファウスタの会話を把握できていたための予測になります。

    会話中、後のファウスタの態度からこの攻撃がレウカディア魔術師によるもの、とほぼ確信。さらにこのリュキアにおいて序列は絶対、かつ上位百八席にリュキア民が攻撃を仕掛けるなど論外なので、ラーマコスに「猶予は一日ね」と言われたファウスタは攻撃を止めるだろう、とラジィは判断しました。
    実際、ラーマコスを巻き込んだと分かってしまった時点で、ファウスタには攻撃停止以外の選択肢がなくなりました。ラーマコスが去ってから攻撃再開すれば(ファウスタ的には)いいわけですしね。第一分隊(僑族)の言い分とかは、リュキア貴族が気にすることではありませんので(酷い……)。
    当然、ファウスタは我関せずを貫き攻撃続行するという手もありましたが、その場合竜牙騎士団全体が本件の調査に動いてしまいかねないので、それはファウスタも避けたいわけですね。敵の殺害よりまず我が身の安全ですから。