Klasse "K"

——K視点

「だぁー! よっこらぁ!」

 あーもー、梱包が厳重すぎんだよ! デカい貨物コンテナ四個分あるじゃねーか! それをまあ埠頭にまで運んだわけなんだけども。そろそろ迎えがくるはずなんだが……ま、もうちょい待ちますか。

——カランカラン……

「ぬぉ? おおー、神凪! やっぱり来たか」

「来たか、ではないぞ、黒崎! どこにいっていた!?」

「まあ、色々とな。それより来たってことは……」


「ああ。手合わせを」

「……命を賭ける覚悟はあるか?」

「黒崎の剣に命を賭けずは無礼なれば」

「分かったぜ。じゃあ……」


「「覚悟!!」」


——キィン……

——トサッ……


「わ、私は……」

「お前の命、確かにもらったぜ。これは餞別だ。くれてやるよ」

 この雲切、神凪にこそふさわしい。


——バラバラバラバラ!!

「お、ヘリの迎えが来た。そんじゃあな! 神凪! お前やっぱショートが似合うぜ!」



――私はK。KillerのK。

――学校は苦手さ。

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化物少女K -School Girls Strike- 物書未満 @age890

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