呪いの絵画 後編

「お父さん……」

「困った娘だ……サバコ君、君はどこまで分かったかな」


 彼の問いに、サバコがこほんと咳き込む。そしてぐるりと偽物の少女達を一望した後に口を開いた。


「貴方は始め、本物と偽って私に贋作の『少女D』を見せた。肩透かしを食らわせて諦めさせたかったのでしょうが……」


 一郎が小さく頷く。


「私の好奇心を甘く見ていましたね。昨日の晩、私が蔵で見た『少女D』——あれは確かに本物だった。そうとしか思えないというものを孕んでいた。実際、この私はそれに呪われた訳ですから。そこで一郎さんは翌日、呪いにかかった私を挫けさせ、これ以上本物の『少女D』の被害に遭わないよう、絵画から引き離す目的で贋作を目の前で焼いてみせた。だが後に贋作と気付いた私たちはこうして本物の存在を嗅ぎつけ、一郎さんの親切心溢れる思惑にも勘付いてしまったという訳です」

「本当に困った子だよ、悠里は……」


 申し訳なさそうに振る舞った悠里が、サバコの影に隠れた。再び咳き込んで、サバコは話を続ける。


「しかし、それだけでは説明のつかないことがある。この大量にある贋作達です」

「そうだね。では何故だと思う?」

「……予想ですけど、呪いの絵画の贋作を作り続ける必要があったのでは。それも、とやらと強く関係のある……」

「フフッ。流石、オカルト好きを名乗るだけある。洞察が深いね」


 手を僅かに広げて観念したようなポーズを取ると、一郎は外に出た。呪いの絵画がある前では気も休まらなかったので、サバコと悠里の二人も夕陽の色に満ちる外界に身体を晒した。その時の空は暮れ果てて、東の雲がどんどん黒ずんでいくのが目に見えた。


「昔話をしよう。私が知る『少女D』の全てについてだ」


 少女Dは祖先、岡本宗次郎が恋心を寄せていた『ある少女』がモデルになっている。呪いの絵画と言われるのも、彼が妻子を持つ身でありながら、年端も行かない少女に恋慕の情を抱いてしまったこと。そしてその恋が叶わない内に少女が死んでしまったことが由縁だった。ここまではサバコも耳にしていた話だ。

 宗次郎の死後、彼の息子は遺作展を開いた。そして彼の遺作の一つに、それまで未公開だった『少女D』はあった。当時の遺作展では、奇妙なことに会場を訪れた恋人達がその絵を見ると、その日の内に全ての恋人の片割れが次々に事故死してしまうという怪事件が起きたのだ。間もなくその出自との因果から『少女D』こそが呪いの絵画だと判明したが、当時から有名だった画家、岡本宗次郎の名だけは汚さぬよう、呪いについて完全に秘匿されたまま、その事件は幕を閉じた。

 後に、呪いの絵画は燃やしても、切り刻んでも、溶かしても、何をしても元に戻ってしまうことが判明した。それは紛れもなく呪いを宿しており、が、その一枚のキャンバスに込められていた。こうした危険性を鑑みて、その絵は表向きには紛失したことにされた。


 ある時、一人の青年が岡本家の門を叩いた。美大生を名乗る彼は現れるなり、再び岡本宗次郎の遺作展を開きたいと申し出た。家長でもあった宗次郎の息子は、彼の熱心な様子を見てその申し出を了承しつつ、しかし当然あの絵画のことは伏せていた。

 後日、某所で開かれた遺作展に訪れた宗次郎の息子は、そこでとんでもない光景を目にする。なんとあの『少女D』が、岡本家の蔵に隠されている筈のあの呪いの絵画が、ギャラリーに紛れていたのだ。

 慌てて問い詰めたところ、それはあの美大生が自らの手で作り上げただった。彼は、幼少の頃に見た『少女D』に鮮烈な印象を受けたらしく、何度も見る内に完璧にそれを覚えてしまったという。後になって憧れの絵画がこの世から紛失したと知らされた彼は、岡本家に隠れ、死力を尽くしてその偽物を作ることに専念していた。それは恋心にも似た執着で、あの美大生を病的なまでに駆り立てていたという。

 しかし驚くべきことに、展覧会から帰った後、岡本家で再び確認された本物の『少女D』は。それまで一切の汚れも傷もつかなかった筈なのに、その時になって初めて、小さな掠れや湿気などによる劣化を許してしまっていた。

 宗次郎の息子は初めは戸惑ったが、そのすぐ後に展覧会から来た連絡で全て合点がいった。曰く、関係者や観客に突然の事故が頻発したため、展覧会は中止になってしまったのだと。

 つまり、岡本家の『少女D』は呪いを失って、代わりに美大生が完璧に模倣したあの贋作がの『少女D』になっていた。美大生はとうに音信不通になり、絵画も早々に撤去され、紆余曲折を経て岡本家の蔵に収められるようになった。


 家長である宗次郎の息子はこの話を聞いて考えを巡らせた。実は、贋作による呪いの被害はオリジナルのそれよりも少なかったのだ。あずかり知らぬところで死人が出たかもしれないが、目に見えてその呪いの力は弱まっていると感じられた。

 すなわち、完璧な贋作を作り、本物から見事呪いが移れば、その度に力が弱まるのではないか。

 ——彼の推測は、手元にあった元本物の絵画を火にくべた時に確信へと変わった。呪いは消えている。怨念は美大生が作ったそれに完璧に移り、そして呪いも弱まっているときた! 燃え盛っては欠けていくオリジナルの『少女D』を見ながら、彼は途方もない計画を企てたのだった。


 それから代々、岡本家では家督を継ぐ者に『岡本宗次郎の画家としての技術』を全て学ばせ、完璧な『少女D』を描かせることに全てを費やした。絵を完成させ、傷をつけ、もしもとに戻らなければただの贋作。元通りになれば、呪いは移り新たな呪いの絵画が生まれる。それを幾度も、何代も繰り返して、岡本家は祖先が生んだ呪いを薄め続けてきたのだった。

 故に、その家では代々優秀な芸術家が生まれている。繁栄の裏にそのような呪いの物語があったことなど、今となっては誰も知る由もない。


「百年以上にも及ぶ呪いの清算によって、今では死者は出ず、例え見ても『かなり気分が悪くなるだけ』に収まってる。まぁ、それでも何が起こるか分からないけどね。何十枚と贋作を重ねても、この絵が未だに呪いを孕んでいることは事実だから」


 サバコは一郎の話を全てを聞き終えると、悠里のほうを見た。彼女も同じ岡本家の人間ならば、この話が本当ならば、いつかこの呪いの絵を直視しなければならない時が来るのだ。心配混じりに彼女に尋ねた。


「悠里さん。君もこの絵を描くことになるのか」

「私は——」

「悠里に描かせるつもりはない! 私に絵の才能は無かったが、その子にはあるんだ。贋作に時間を割かせるような無駄なことはさせたくない。その為に、今まであの絵のことは殆ど何も伝えずにきたのだから」

「お父さん、私だって!」

「蔵にある偽物達を見ただろう。私はこの代で岡本家の呪いを全て清算し切るつもりだ。あの本物一枚に随分時間をかけた。後どれだけ掛かるか分からない。呪いの絵を模倣し続けた者の行く末も……。しかし、全て私一人で終わらせるつもりだ」


 父、岡本一郎の並々ならぬ覚悟を前にして、悠里は思わず押し黙ってしまう。家名を背負い、才能を認められているのならばなおさら、彼女も自分なりに責任を果たしたいだろう。しかし今回は子を思う気持ちが上回った。ただそれだけのことだ。今後二人には軋轢や諍いが生まれるかもしれない。しかしそれも岡本家の宿命ならば……。そう思慮を巡らせると、サバコは一歩引いて二人を眺めた。


 太陽はいつの間にか殆ど沈みかけていて、淡い夜空の中にも黒い薄雲が流れていた。夜道に女の子一人では危ないだろうからと、サバコは車で送ってもらうことになった。自宅から岡本家まで徒歩一時間近い移動を強いられ、その上自転車を所持していなかった彼女にとって、一郎の親切は非常に痛み入る。

 岡本家の門をくぐりガレージへ向かうその時、二人の背中を玄関先で見守る悠里の視線が、サバコには少し居心地が悪かった。


 ゴゴゴ……と静かなエンジン音の後に、車は小さな揺れで発進する。一郎の丁寧なドライビングと後部座席の柔らかさは一日の疲れを程よく癒し、心地よい眠気を誘っている。思わず欠伸を放つと、彼女の紺の瞳には涙が浮かんで、視界の中で夜の灯りをぼんやりと誇張していた。


「……

「はい?」


 一郎が唐突に口を切った。何についてか、一言台詞を置いて次の言葉を探している。サバコが眠い目を擦ると、詳しく尋ねる前に彼は再び話し始めた。


「君にはもう一つの話を聞かせておきたいんだ。悠里も知らない、呪いの絵画の本当の話……」


 サバコは鳥肌を立たせて姿勢を直した。好奇心が胸の中で踊る。彼は運転中で前を見ているので分からないが、今の彼女の顔は期待に満ち溢れた笑顔だった。


「岡本宗次郎がしてきたことは許されないことだ。彼が意図していなくとも、彼が幼い少女に対して身勝手な愛を抱き、身勝手な絵を描いてしまったが故に、その愛憎が結果として沢山の人間の命を奪うことになった」

「は、はあ。確かにそうですね」

「だろう? あの呪いの本質は恋を成就させられなかった。それを岡本宗次郎は既婚者でありながら年端も行かない少女に対して抱いていたことだ。それも、死後ずっとね」


 期待に反してその話の切り口は重々しかった。思えば昨日今日と見て来たものは、贋作とは言え何人もの人間を死に追いやった魂が宿っている。あの絵の中に居るのは見目麗しい少女ではなく、百年前の男の怨念だ。しかし、サバコは軽率な期待を自重することはなく、そのまま話の続きに胸を膨らませた。


「じゃあ、なんでそこまでの呪いが生まれたと思う? 少女Dが事故で死んだのを悲しんだから?」

「一郎さん。貴方は最初、『恋が叶わない内に事故で死んだから』と言っていましたが……」

「かなりぼかした言い方だよ。実際、本当に少女が事故で死んだだけなら、ただ悲しいだけで終わると思うんだ。そこに憎しみや怒りなんていうが混じることは、普通有り得ないだろう?」

「では、一体何があったと……」

「これは岡本家で古くから言われている話なんだけどね……」


 固唾を飲んでサバコが尋ねると、緩やかなブレーキと共に車が止まった。一郎は軽く深呼吸をし、覚悟を決めてから話を続けた。


「つまり、岡本宗次郎は少女が死んだから絵を描いたんじゃない。のだと」


 すう、と冷や汗がうなじを伝った。


「……そ、そんな」

「……最後に嫌な話をして悪かったね。まあ、古くからの言い伝えみたいなものだから、気にしないで」


 サバコはその壮絶な話を一笑に付そうと努力したが、出来なかった。それもそのはずで、彼女の脳裏にはあの黒々とした瞳がいつまでも焼き付いて離れなかったからだ。深淵を思わせるあの黒は、確かにそうと言われれば認めたくなるほどの説得力が秘められていた。

 想像したくもない事実である。可憐で淑やかな少女は、その実、物も言えぬ冷たい人形だったと。あの黒々とした瞳は開かれた瞳孔であり、死者の目そのものだったという訳だ。

 少しばかり気を悪くしたサバコだったが、その胸にはまだ好奇心が残っていた。凄惨な事件ではあるが、首を突っ込まなければその全容を知ることも出来なかったのだ。岡本家の歴史も実に心躍るものだった。この事件のあらましと、実際に呪いを受けたという類まれな経験は、生徒会に提出する活動録にはもってこいの内容だ。揺れる車窓から、街灯が次々に流れていく夜の景色を見て、サバコはにやけ顔でそんなことを考えていた。


「その……悠里とは仲良くできそうかな。こんなこと、親の私が聞くのもヘンなんだけど。やはり呪いのことがあると皆怖がるだろうからさ」

「ふふっ、安心してください。悠里さんとは一昨日知り合ったばかりですけど、きっと仲良くなれると思います」


 父親らしく、しかし不器用に尋ねる彼に対し、サバコは微笑と共に返した。

 実際、彼女はサバコの思考に追い付き、時には続く言葉を想定していることもあったのだ。自身の忌憚のない思いを一郎に伝えると、サバコはフロントミラー越しで、彼が何故か不安気な表情をしていたのに気が付いた。


「妙だな……私はてっきり、君達はもっと前から仲が良いものだと思っていた。普段から、あの子は君の話をしているものだから」

「はい?」


 車が減速し、人通りの多い路肩でエンジンが停まった。そこはサバコの家の近くだ。

 ルームライトのオレンジ色の光が、一郎の影を強調する。少し考えた後、彼はふと、何か重大なことに気付いたかのように「あっ」と声を漏らし、そして後部座席のサバコに向き直って深刻そうに告げた。


「こ、これは、あくまで推測だけど——」


 一郎は時折、無理に唾を呑み込んで間を作り、なんとか考えていることを明確に伝える努力をした。何故ならば、それは余りにも荒唐無稽で、親であるならば普通は忌避して忘れたくなるような、そんな恐ろしい推理だったからだ。


「——分かったかい、本当に、本当に気を付けるんだよ……!」

「ええ、分かってますよ……まさか、ああ……! そんなことが……!」


 それはあのサバコにとっても、身の毛のよだつような恐ろしい事実だった。

 緊張と恐怖で口が乾き、めまいにも似た混乱が起きる。そして自覚した。自分の身に、呪いよりも恐ろしい未来が突き付けられていることを。

 その日の帰路。彼女は溢れる不安をその胸の内に抑えながら歩くことになった。路傍に潜む影、そこで囁かれる疑心に怯えて……。




 後日。サバコが放課後に美術室を訪れると、そこにはキャンバスの油絵と睨み合いを続ける岡本悠里の姿があった。初めキャンバスの上は線画だけだったが、今にして思えば彼女が描こうとしていたものが一体何の絵だったのかは良く分かる。あれは初めからただの人物画ではなかったのだ。


「先輩。この前はありがとうございました」

「ああ……悠里さんも、絵の進捗はどうかな」

「それが、まだ顔のモデルが決まらなくて……」

「ああ、顔か——」

「どうかしたんですか? 先輩」


 悠里の下に近付くと、彼女がキャンバスに描いているその人物には、未だに顔が無かった。まるで誰か特別な人の為にキープされた専用カウンター席のように、そこだけがぽっかりと空けられていた。

 意図された空白にサバコは思わず言葉を詰まらせるが、こほん、と調子を整えて改まった。


「上手いじゃないか。完成が楽しみだ」


 事実、その絵は良くできていた。顔は未だ何者でもないが、その完成図は誰の目にも明らかだ。

 サバコはこの時彼女の父、岡本一郎が車内で明かした事実を思い出す。


 彼曰く、岡本悠里はとても才能があるのだと。であれば、その齢にしてもう贋作を描ける程の技術を得ていても不思議ではない。彼女は今すぐにでも贋作を描ける腕を持っている。一郎が彼女の未来を案じて描かせないようにしていても、隠れて描くことは出来るだろう。例えばなどで……。

 しかし実物が無ければ完全に似せるのは不可能だ。一郎はあの絵を見せることすら殆どしなかったのに、彼女が完璧な贋作を作ることなどできない。それこそ百年前、宗次郎の遺作展を開こうとした美大生ほどの記憶力でも無ければ。だが百年後の今ならばそれは可能だ。があれば、簡単に絵の写真を持ち歩くことが出来るのだから。

 改めて一郎は言った。岡本悠里は贋作を描くことができるし、今まさに描いているかもしれない。そしてそこに現れた大蓮サバコという存在……。察するに、岡本悠里は以前からサバコに対し只ならぬ感情を抱いている。そしてサバコが彼女の存在を認識するずっと前から、彼女はサバコのことを知っていた。この事実と岡本家の古くからの言い伝え——先代、宗次郎の凶行——が、その時の一郎の脳内で見事に一致した。そして、彼は車を降りるサバコに対しこう伝えたのだ。


『あの子から絵のモデルを頼まれた時は、決して断ってはいけない』


 それが最初の犠牲者、『少女D』の悲劇の呼び水となってしまったのかもしれない。サバコはそこまで考えると、自分が彼女の頼みを断った時の未来を想像し、身震いし、そして諦めた。


「先輩、お願いがあるんですけど」


 岡本悠里は少し間を置くと、試すような口調で尋ねた。




「良かったら、この絵のモデルになってくれませんか?」




 大連サバコの追記。


 私が最後に想像したことは、もしあのお願いを断ったら、美術室にあるありったけの凶器が私に向けられ、あの黒々とした瞳の『少女D』と同じような目に遭ってしまう、という顛末だった。

 彼女は私を好いていたようなので(正直、一郎さんに言われるまで全く気付かなかった)、なんとしてもあのキャンバスの中に私を描きたかっただろう。きっぱりと断れば死んだ私があの白い大地に降臨するところだったという訳だ。

 無論、聡明で冷静な私はそんな選択を取らなかった。

 私は彼女の好意を受け取り、たまに彼女の絵のモデルになってやることにした。恋愛は部活動の足枷になるのでやんわりと受け流したが、放課後たまに遊びに行くくらいなら構わないと伝えた。命に比べれば安いものだ。

 後に聞いた話だが、岡本家の蔵にあった『少女D』からのだという。なんと岡本悠里が私をモデルにして描き上げた絵が、次なる本物の『少女D』になったようだ。更に幸運なことに、それは往来の失恋の絵ではなく恋の成就に際して完成した絵なので、今のところ本物からは呪いは確認されていないときた。つまり、百年の悲願が岡本悠里の恋と共に達成されたのだ。

 私が今後彼女と上手く折り合いをつけて付き合えば、岡本家は二度と呪いの絵画を描かなくても良くなるかもしれない。逆に、私が盛大に彼女を振れば全てお釈迦になってしまい、オリジナルのそれよりも恐ろしい呪物が生まれるかもしれない。ということなので、生徒会諸君は努々ゆめゆめ私の扱いに気を付けることだ。

 ——いや、冗談だよ。


 更なる追記。

 新たな部員が増えたのだが、本人から貰った部活動変更届けを私が紛失してしまったので、ここに報告する。

 入部者一名。岡本悠里。変更前『美術部』、変更後『オカルト研究部』。変更理由は恋愛の為、だそうだ。


 以上をもって今月の活動録を締める。 オカルト研究部部長 大蓮サバコ

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大蓮サバコシリーズ 泡森なつ @awamori

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