ヒサリ先生の結婚は、残念だけど幸せに向かうものじゃないんだろうなって薄々思っていましたが、アムトにしてみてもこれまで大らかな気持ちで接して、長く待ってやったのに、未だ彼女はあの田舎の教師の心のままでいるのも許しがたく、相手が男の子というのもあるし、溢れる才能に元文学青年としては嫉妬もあるし、なかなか荒れそうですね。
マルの字が溢れる言葉に追いつかず汚くなっていく下り、すごく良かったです。文字にするのも追いつかないぐらいに言葉がたくさん噴き出している感じがして!マルの才能と天才性を感じます。
作者からの返信
MACK様、ありがとうございます!
ヒサリとアムトの関係は、仰る通り波乱が待ち受けています……!
妻の心をとらえているに加え、マルには才能がある。アムトにはモーツァルトに嫉妬すりサリエリみたいな感情もあり、大変な事に。
そして私には「天才は字が汚く整理整頓が苦手」という謎の偏見があり、マルはこんな奴になってしまいました!
久しぶりのヒサリ先生。
でも、アムトとの結婚生活には
重い影がつきまとっているのですね。
ヒサリ先生がマルの文面を
夢中になって読むシーンや
マルの筆跡から読み取れる
スピード感溢れる
想いを書き綴る連想シーンは
大変に面白かったです。
作者からの返信
遥 彼方様、ありがとうございます!
だんだん重荷となってゆくアムトとの結婚生活の中で、マルの手紙がヒサリの希望になってゆくのですが、この事が大変な問題を引き起こしてしまいます!
男の嫉妬心というのもなかなか厄介なもので……!