第9話 スカイ
僕は皿洗いを終わらせた後に、スライムを持って外に出た。スライムを外に置くと、スライムは僕のところに戻ってきた。かわいい。
「スライムさん?それとも、スライムくん?」
スライムは、スライムさんの方に反応した。
「スライムさんは、僕の仲間になりたいの?」
スライムさんは、プルプル震えていた。イエスって、ことかな?
「じゃあ、名前を決めないとね。えっと、ライムは?」
スライムさんは反応しなかった。
「えぇ〜っと、スイナは?」
スライムさんはこれにも反応しなかった。
「えっと、う〜〜ん、じゃあ、スカイは?」
スライムさんは、反応してくれた。
「スカイでいいだね。よろしくね、スカイ。」
スカイはプルプルと震えた。僕はスカイを連れて、メフルさんのところまで行った。
『何、そのスライム?』
「森から採取してきた物の中に入ってたみたいで、僕に懐いてくれたので名前をつけて、仲間にしました。」
『そうなの?名前は?』
「スカイです。」
『スカイね。よろしくね、スカイ。』
スカイはプルプルと震えていた。
『………。触ってもいい?』
「僕はいいでんですけど、スカイはどうなんでしょうか?」
『スカイ、プニプニしてもいい?』
スカイは、プルプルと震えた。
「いいらしいですよ。」
『やったぁ〜!!』
メフルさんはすぐに、スカイをプニプニし始めた。
『あぁ〜、ツルツルでプニプニで柔らかくて気持ちいい!この子を枕にしたい!』
「流石にだめですよ。」
『チェ〜、ケチ。』
「スライムは、溶解生物なので取り込まれたら溶けますよ。」
『ドラゴンは溶解耐性があるから大丈夫。』
「………。どうなっても知りませんよ。」
『ところで、スカイは?』
「あれ?いつの間にか、メフルさんの足元に行ってますね。」
『本当だ。かわいい奴ね。』
「クフォちゃんは?」
『自分の部屋にいるんじゃないの?』
「なら後で、スカイを紹介しにいきましょうか。」
『スカイと仲良くなってくれるといいんだけどね。』
「そうですね。」
『じゃあ、枕にして寝るね。おやすみ〜。』
「どうなっても知りませんよ。」
『Zzz……。』
メフルさんは眠ってしまったので、クフォちゃんを呼びに行った。
「クフォちゃん!クフォちゃん!」
(うん?どうしたの?)
「こっちについてきて。」
(うん。わかったけど、何?)
「ついてきたら、わかりますよ。」
(は〜い。)
僕はクフォちゃんを連れて、スカイとメフルさんのところに行った。
(ママとスライム?)
「そうですよ。スライムのスカイです。」
(なんで、ママはスカイを枕にしているの?)
「ツルツルでプニプニしていて、柔らかくて、気持ちが良かったから、枕にしたいと言って枕にしたんですよ。」
(ママは、大丈夫なの?)
「たぶん。」
(スカイは?)
「たぶん、メフルさんのためにのび〜〜ってしてるだけだと思います。」
(ふ〜〜ん。私も枕にしたいな〜。)
「これ以上はスカイがつらいかも。」
(ならやめておく。スカイって、スライムだから、変身できるんじゃないの?)
「確かに、スカイできる?」
スカイはプルプル震えた。できるらしい。
(私を真似してみて。)
スカイは、クフォちゃんの姿に変身した。
〘できたよ〜。〙
「凄!!」
(完成度高いね。)
「じゃあ、僕に変身してみて。」
〘了解!!〙
スカイは、僕の姿に変身した。
「おぉ〜。」
(凄い!!パパにそっくり!!)
〘ありがとう。でも、クフォちゃんが一番変身しやすいかな。〙
(じゃあ、ずっと私の姿になっていたらいいよ。)
〘そうだね。〙
(………。スカイ、枕にしていい?)
〘いいよ〜。〙
『うぅ〜〜ん?あれ、誰?』
〘スカイだよ!!〙
『スカイか〜。クフォちゃんの姿になってるのかな?』
〘せいか〜い。〙
『もう一回、枕なってくれる?』
〘いいよ〜。〙
(私は?)
〘二人とも、枕をしてあげるよ〜。〙
二人とも、スカイを枕にした。メフルさんはすぐに眠ってしまった。クフォちゃんは、しばらくした後に、眠ってしまった。スカイは睡眠魔法でも、使えるのだろうか。僕は二人に毛布をかけて、夜ご飯の下準備を始めるのだった。
フェニックスに生まれ変わりました! 〜ほのぼの生活していきたいです〜 ケモナー分身体 @yosuke0820
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