第8話 フレンチトースト
ただいま、絶賛ピンチ中。
………30分前………
僕はお昼ご飯の材料の長命草を探しに、森にやってきた。森には、動物やキノコ、植物などの食材がたくさんあった。もちろん、魔物だっている。僕は、長命草の他に、睡眠草、薬草、魔力ダケ、猛毒ダケなどをとった。
僕はいろいろと採取して帰ろうとしたときに、ハニービーの巣を見つけた。ハニービーの蜜はとっても甘いから、取って帰ったらメフルさんとクフォちゃんは喜ぶかな?僕はハニービーの巣から蜜を取り出した。もちろん、ハニービーは眠らしてある。
採取し終わってから帰っているとハニービーが、追いかけてきた。炎系魔法は虫に効果抜群なのだが森なので炎系魔法が使えなかった。
………現在に至る………
今は、全力で逃げている。どうしよう?
即興で魔法を考えるしかない。
逃げることに特化した炎系魔法。逃げることに特化した炎系魔法。逃げることに特化した炎系魔法。
あっ!!僕も空を飛べばいいんだ!!
「
僕は炎で出来た翼を広げて、空を飛んだ。
すごい!!空を飛んでる!!
僕は一瞬だけハニービーのことを忘れて空の景色を楽しんだが、すぐにハニービーの羽音がしたので空の景色を楽しむところじゃなくなった。僕は全速力でハニービーから飛んで逃げた。ハニービーは巣から約30km離れると追ってこなくなった。
僕は森で採取した物を大事に持って、空を飛んで家に帰った。
………10分後………
「ただいま。」
『(お帰り〜。)』
『どこ行ってたの?』
「ガイン森林です。長命草を探しに行ってました。」
『そうなの!?ガイン森林はとっても危険って聞くけど、怪我してない?』
「大丈夫ですよ。お土産にハニービーの蜜を取ってきました。」
『ほんと?!やったぁ〜!』
(ハニービーって、なに?)
「簡単に言うと、大きくなった蜂です。毒針を持っているので、容易に近づいてはいけませんよ。」
(は〜い。)
「それじゃあ、お昼ご飯を作りますね。」
『ハニービーの蜜を使った料理が食べたい!』
「わかりました。」
僕はハニービーの蜜を使って、フレンチトーストを作った。あと、ついでにホットケーキも。
「お昼ご飯、できましたよ。」
『(は〜い。)』
「それじゃあ、いただきます。」
『いただきます!』
(いただきます。)
美味しい。フレンチトーストは上手く焼けていて、ホットケーキにハニービーの蜜が合わさってとっても甘くて何度も食べたくなるような味になっている。
メフルさんもクフォちゃんもとっても美味しそうにフレンチトーストとホットケーキを食べていた。
「『(ごちそうさまでした。)』」
『とっても、美味しかったよ〜!また今度、作ってね。』
「ハニービーの蜜があれば、作りますよ。」
(絶対に作ってね。)
僕はお昼ご飯の後片付けを始めた。しばらく後片付けをしていると、森から採取した物の中からスライムが出てきたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます