ぶつけられました🚙

北浦十五

ある晴れた日にコンビニの駐車場にて



3月27日 午後12時23分頃




 私は家の近所のコンビニで買い物をしようと思いました。


 コンビニの駐車場に入りましたが満車状態でした。広い駐車場でしたので私は駐車場から出て行く車を待つ事にしました。


 すると1台の車が出て行くのを確認。私はそこに車を停めようと、ゆっくりと車を前進させました。


 出て行った車は店舗の入り口前の駐車場から出て行ったので私は店舗の入り口近くまで車を移動させました。しかし、入り口前の駐車場の1番端に大型のコンテナ車が駐車していたのでコンテナ車の向こう側は全く見えない状態でした。


 私は徐行をしながらコンテナ車の後ろを通過したらバックして来る大型乗用車を発見!


 私は咄嗟とっさにブレーキを踏み車を停車させました。


 今の車は進行方向に障害物があると警告音等が鳴りますし、車内のモニターでバックする前方の映像を確認したり出来ますよね ? 何よりバックする際には後方監視義務があるのですから。


 私はバックして来る車が停車すると思っていました。しかし、何故か車は停車せずに私の車の左前方にぶつかって来ました。私の車はぶつけられたのです。


 私がバックして来る車を発見してから2秒後の出来事でした。



「すみません、大丈夫ですか ?」



 向こうの運転手さんがぐに飛び出して来たので私が「はい、大丈夫です」と答えると、その方は警察に通報されました。


 私の車の左前方はかなり破損しましたが相手の車は、ほぼ無傷。相手の車には3歳と5歳くらいのお子様が乗っていて、お子様達が元気そうな事に安堵しました。


 それからお互いの名前・住所・スマホ番号等を交換。しばらくして警察が来たので私の免許証・車検証・車の保険証等を確認。相手の方も同様のようでした。


 警察が帰ってから相手の方は「こちらが全面的に悪いです」と謝罪をして来たので私は「いえ、私も身体に異常は無いですから。そりよりお子様達に何事も無かったのが良かったです」と答え、お互いに保険会社に連絡する事を確認して別れました。


 私の車は自宅まで走行できたので自宅に帰ってからぐに、契約している保険会社の代理店に連絡しました。そしたら修理工場を指定するように言って来たので、懇意こんいにしている修理工場を指定。私も修理を依頼する為に修理工場に連絡しました。


 私が入っている保険会社は車が破損した際にレンタカーのサービスもしているので、29日に代理店の方がレンタカーを修理工場に持って行き修理工場の方がそのレンタカーで我が家を訪問。破損した車を修理する為に持って行きました。


 

 と、ここで気になる事が。



 事故の映像は私の車のドライブレコーダーに保存されています。私も何度か確認しましたが、私の車は停車していて相手の車がぶつかって来るのが確認できます。代理店の方がドライブレコーダーのデータを持って行く際に「こちらも修理代金を出さなければならないかも知れません」とおっしゃいました。


 私も今のご時世で10対0はあまり無いだろうなぁ、とは思っていました。しかし、私は恐る恐る尋ねてみました。


「あの、相手の方は自分が全面的に悪いと仰っていましたが ?」


「相手の方はその発言は撤回されました」



えええぇぇぇっ!


そんな、そんな、バナナ🍌 !


 恐らく相手の方は保険会社から「このように言いなさい」と言われたと思うのですが、ちょっと理不尽では無いでしょうか? どうやら停車していた時間に問題があるようです。2秒間の停車では停車とは言えないのでは無いか ? と言うのが相手の保険会社の言い分のようです。


 しかし、道路交通法上では「5分以上車を停止させて運転者が車から降車して直ぐに運転できない状態を駐車。逆に5分以内で直ぐに発車できる状態を停車」と定められています。つまり法律上では私は明らかに停車をしていた、と言う事になります。それはドライブレコーダーの映像で立証されます。私は争い事は好きでは無いので専門家である代理店さんに任せる事にしました。



 そう、相手の保険会社の斜め上の主張があるまでは。



 数日後に修理工場から困惑したような電話がかかって来ました。相手の保険会社の方が修理工場に来て「この車の時価評価額は26万だから修理代金は22万までしか出せない」との事。そして、修理には40万くらい掛かるからウチの代理店に至急連絡して欲しいとの事でした。



 はぁ ?


 何じゃ、そりゃ ?



 私は車の保険には詳しくないのですが、ぶつけた車の時価評価額から出せる金額を算出するなんて保険があるのでしょうか ? それではぶつけた車が古くて時価評価額が付かない場合は1円も払わないのでしょうか ?


 この斜め上とも言える相手の保険会社の言い分に腹が立って来た私は「徹底抗戦も辞さず」との思いで代理店に電話しました。事故担当の方は外出中だったので受付の女の人に事の顛末てんまつと修理工場さんに電話をするように依頼しました。


 それから私は所用の為外出しましたが相手の保険会社が某国会議員こにしひろゆきのように法的措置に出た場合はこちらの保険会社が抱えている弁護士が出て来るのかな、とか私も当事者として法廷に立ってみたいなぁ、とか考えていました。


 6時間後くらいに帰って来ると修理工場から電話があった、との事。私が修理工場さんに電話してみると「相手の保険会社が修理金額の全額負担を飲んだので修理に取り掛かった」との事でした。


 こうして「コンビニの駐車場で車をぶつけられた事件」は呆気なく幕を閉じたのです。やはりドライブレコーダーの映像が決め手になったのかな ? と思っています。結果的には10対0になりました。おっと車はまだ修理中なので完全に幕を閉じた訳ではありませんが。



 破損した車の写メは私の近況ノートで観る事が出来ます。



 車は運転するだけで、それなりのリスクを負う事になります。



 皆様方も貰い事故には気をつけて下さい。



 最後までお読み頂きまして、ありがとうございました🌷






おしまい



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ぶつけられました🚙 北浦十五 @kitaura

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