異世界執事検定1級所持者

えるぴぃ

第0話 しょうらいのゆめ

「ぼくはしょうらいかっこいいしつじさんになりたいです!!!」

 小学校の頃にできた夢だ

きっかけは毎週日曜に放映されていたとあるアニメだった

そのアニメは、国王の御令嬢が城内や城下町で遊んだり、人と交流したりする、よくある子供向けアニメとなっていた

僕はこのアニメが好きで毎週見ていたのだが、とある日の放映内容の一部にこういった場面があった

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御令嬢「じい!今から城下に遊びに行ってくる!」

執事「左様でございますか。では、お怪我をなさらぬように、楽しんできてくださいませ」

御令嬢「うん!!!いってきます!」

執事「はい。いってらっしゃい。」

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またこんな場面も

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御令嬢「ムニャムニャ...Zzz......」

執事「...またソファで寝てらっしゃる...体を痛めなかったらいいのですが........えっと毛布はここに........」

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かっこいいと思った。

家族でもなんでもなく、ただ主従関係で結ばれているだけのはずなのに、暖かかった。

幼いながらもこの人みたいな大人になりたいと心から思った

それから少しずつではあったが必要な技能を調べ、自分のものにしていこうと努力してきた。

姿勢を矯正し、決して覚えがよかったわけではないが、こつこつ勉強して高校卒業を迎えた現時点で英語とスペイン語は母国語である日本語と遜色ない程度には話せるようになった

護身術も空手で黒帯、柔道で六段をもっている

最低限の準備はできた

これから僕は国内にある執事を目指すことのできる大学に入学して執事としての教養を深めたいと思う

では、頑張ります。


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なんか、書いてたら思ってたんと違うくなったんで0話ってことにして次から本編進めたいと思います

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異世界執事検定1級所持者 えるぴぃ @erupis

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