U - 4(了)
浦島は電話で指示された場所へ向かいます。砂漠の基地でした。
そこには指輪を壊せる「デイビー・クロケット」という小型核砲弾があると浦島は聞かされたのです。
ですが、基地には戦車みたいな全身鎧を着た連中や軍人やらがたくさん。
指輪使うのも芸がないなぁと思った浦島はインベントリからステルス迷彩を選び、カタナも装備して道中の兵を撫で切りにしながら基地を進みます。
基地の地下にはキチガイコンピューターが居たので交戦して破壊。
上から兵士が下りてきました。ゴツい全身アーマーを着てミニガンを握るヤバイ奴は赤外センサーでもあったのか、浦島太郎を発見しました。ステルス迷彩は熱をごまかせません。
仕方なく浦島は金の指輪を取り
"It's mine."
と呟いて指に嵌めました。
ですが冥王のいたずら、浦島の姿は消えず。代わりにミサイルサイロ・チャーリーから核ミサイルが発射されて基地へ向かいました。
ゴツい全身アーマーを着た兵はミニガンのトリガーを押します。スピンアップ音、ミニガンは大量の弾丸を吐き出し浦島太郎を挽肉にしました。味は未保証。
さて、発射された核は基地に着弾。すべて浄化されました。
このクソみたいな短編集と一緒に。(了)
偽典・むかしばなし @pty029
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます