リアリングモンスターズ 第4話 試作版
作・るふまる
ティラノン 珠武のリアモン
レーキス 冬華のリアモン
エルメス・ハイネス パニック団員 推定年齢26
シャネル・ビー パニック団員 推定年齢25
幼女 推定年齢8歳
男性 推定年齢32歳
~役表~
珠武/レーキス 不問:
冬華 ♀:
下っ端 ♀:
エルメス/男性♂:
シャネル 幼女♀:
※補足
1リアーは日本円で一万円と同等
________
下っ端「ハァハァ、あれを使わなかったからなんとか逃げ切れたけど...」
間
下っ端「あの数を巻くとなると...やっぱりあの森に隠れるしかないわね...」
シャネル「あら、森の中に逃げられちゃったわね」
エルメス「気にするな、俺たちの任務は例のティラノンを捕獲すること。任務失敗で逃げ出した下っ端の処理など他の奴らに任せれば良い」
シャネル「それもそうね、可愛い獲物も見つけたことだし♡」
エルメス「なんの事だ?」
シャネル「フフ、ひ・み・つ♡」
間
珠武「よっと、これで大丈夫か?」
冬華「ええ、ありがとう」
珠武「じゃあ行くか!」
冬華「そうね」
珠武「いざ、ツギモリ森林へ」
間
珠武「スッゲェ緑だなぁ!さすが森林だぜ!」
冬華「はいはい」
珠武「なんだよ冷てぇなぁ、ほら見ろよ!ボウツクツクだぜ!?あれはさっきのやつとは色が違うな!」
冬華「あれは、火属性の近接タイプね」
珠武「へー、あ!おい見ろよ!見たことのないリアモンがいるぜ!?」
冬華「あぁ、あれは...」
下っ端「邪魔よ!」
珠武「いって!なんだよいきなり...」
冬華「あの女...まさか!?」
珠武「んぁ?なんだ、知り合いか?」
冬華「ほら、この間、博物館で騒ぎを起こしたパニック団よ」
珠武「あぁ、確か冬華がバトルしてたっけか?」
冬華「え、えぇ...そうよ」
珠武「なんだ逃したのか?ダッセェ」
冬華「あなたもチャンピオンが来なかったら逃していたじゃない」
珠武「そ、そうだな...てか、さっきの見たことないリアモンどこ行った!?」
冬華「見失ったわね」
珠武「そんなぁ...」
間 SE:足音(草むら)
幼女「うっう...」
珠武「おい、女の子が泣いてるぞ」
冬華「君、どうしたの?」
幼女「お母さんと逸れちゃったの、うっう...」
冬華「そっか、大丈夫よ、お姉ちゃんが一緒に探してあげる」
幼女「ほんとぉ?」
冬華「えぇ、本当よ」
幼女「わーい、お姉ちゃん大好き!」
冬華「じゃあ逸れないようにお姉ちゃんと手、繋ごっか」
幼女「うん!繋ぐ!」
珠武「わーい、僕も僕も〜」
冬華「は?あなた何してるの?」
珠武「え、すみませんでした」
幼女「お姉ちゃん、急に怖くなっちゃった...」
冬華「あ、ごめんね、怖くないよ」
幼女「わーい、優しいお姉ちゃんに戻った!」
冬華「ふふ、そういえば君、名前は?」
幼女「私の名前はヨーコ!」
冬華「ヨーコちゃんね、じゃあお母さん探しに行こうね」
幼女「はーい!」
珠武「あーあ、2人で行っちまったよ」
間
男性「ヤァ少年、こんなところで突っ立って何をしているのかな?」
珠武「あ、すみません、ボーッとしてました」
男性「おやおや全く、この森は結構野生のリアモンが多い、急に襲いかかってくる事もあるから気をつけるんだぞ!」
珠武「はい、ありがとうございます」
男性「では私はこの辺で」
珠武「あぁ、待って!」
男性「ん?どうかしたのかい?」
珠武「あの俺、この森初めてで...」
男性「ふむ」
珠武「ツギモリタウンってどう行けば良いかわかりますか?」
男性「君はツギモリタウンを目指しているのかい、奇遇だね〜、実は僕もツギモリタウンに行く用事があるんだが、一緒に来るかい?」
珠武「本当ですか!?よかった〜これで迷わずツギモリタウンに行ける」
男性「じゃあ、行こうか」
珠武「はい!」
間
男性「君は何故ツギモリタウンを目指しているんだい?」
珠武「チャンピオンチャレンジシップに出るためです!」
男性「なるほどねぇ、確かにチャンピオンチャレンジシップ、通称CCSに参加するには、ツギモリタウンで行われる大会で高成績を記録した方が参加できる確率はぐっと上がるねぇ!」
珠武「はい、そうなんです!」
男性「だが、街の大会と甘くみてはいけない。チャンピオンはリアモンテイマーの夢であり目標だ、誰もがそれを望み精一杯努力している。この荒波、君は乗りこなすことはできるかな?」
珠武「どんな困難が待ち受けていようと、俺は前に進む!ティラノンをもらったあの日、そう誓ったんです!」
男性「良い心構えだね、君ならどんな高い壁でも超えられそうだ」
珠武「壁はのぼりません、迂回します!」
男性「はは、面白いねぇ君は」
間
男性「そういえば、この森で少女に出会わなかったかい?」
珠武「え?あぁ、みたことあります。多分ですけど...」
男性「ふむ、その子は誰かと一緒にいたかい?」
珠武「いえ、1人で泣いていた...気がします。何かあったんですか?」
男性「最近この森で、行方不明が相次いでいるのだ」
珠武「えぇ、そうなんですか!?」
男性「あぁ」
珠武「行方不明になった人たちは今もまだ見つかってないんですか?」
男性「いや、被害者はなぜか決まって一週間経つと戻ってくるんだが、森であったことを聞いても少女が泣いていたから助けてあげた。という事しか覚えていなくてね」
男性「目撃証言によると、少女と手を繋いで森の奥へ入っていくのが何度か確認されているんだ」
珠武「へーそうなんですね...ん?少女と手を繋いでって、見覚えがあるような...」
男性「君も少女と手を繋いで森の奥へ行く人を見かけたのかい?」
珠武「んー、誰だっけか?なんかみたことある気がするんですけど...」
男性「なるほど、どうやら君も思い出せないようだね...」
珠武「役に立てなくてすみません...」
男性「いいや、大丈夫だよ」
間
冬華「だいぶ奥まで来たわね」
幼女「お姉ちゃん大丈夫?」
冬華「大丈夫よ、早くお母さん見つかると良いね」
幼女「...」
冬華「ヨーコちゃん、ちょっとマップを確認するから少し止まっても良い?」
幼女「う、うん...」
冬華「えぇっと、ここは...」
間
冬華「あれ?おかしいな、マップが開かない」
幼女「あ!お母さん!」
冬華「え?あ!ヨーコちゃんどこ行くの!?」
幼女「お母さん!お母さんがいたの!」
冬華「そっちにお母さんがいたの?」
幼女「うん!」
間
幼女「ここ!」
冬華「ここって、森の奥にこんな屋敷があったのね...」
幼女「お姉ちゃん早く!」
冬華「ちょっと待ってヨーコちゃん!」
間
下っ端「ここまでこれば、大丈夫か...?」
幼女「こっちこっち!」
下っ端「(誰かいる!?)」
冬華「ヨーコちゃん!待って!」
下っ端「あの女は!」
冬華「...?待ってヨーコちゃん、人の気配がするわ」
幼女「え?」
冬華「手繋いで」
幼女「うん」
冬華「じゃあ、お母さん探そっか」
幼女「うん!」
下っ端「忌々しい、アーシの全てを奪ったお前が憎い!今度こそ、二度とテイマーを名乗れないようギタギタにのしてやるわ!」
SE:物音
冬華「誰!?」
下っ端「...」
冬華「貴女はあの時の!」
下っ端「あーあ、見つかってしまったなら仕方ないわね、シャクネイツ!」
冬華「ヨーコちゃん下がって、行くわよレーキス!」
下っ端「手加減なんてしない、最初から全力でいくわよ!シャクネイツ、セキネツクロー・烈!」
冬華「(M)あの技は近接の技、それなら遠隔の技で牽制、隙ができたら攻める。これを繰り返して着実に攻め落とす!...この間のように、あの技を使われると太刀打ちできなくなる。その前に何とかしないと!」
冬華「レーキス、コオリノヤイバ!」
下っ端「ふん、セキネツクロー・烈は氷属性からうける技の相性を無視する!あなたの攻撃は効かないわ、シャクネイツ、ズタズタに引き裂いてやりなさい!」
冬華「何ですってッ!?レーキスッ!!!」
下っ端「呆気なかったわね、でもこれで終わりじゃないわよ?ここでアーシと出会ったことで、あなたのリアモンテイマーとしての旅の終わりなのだから!ふふふふふあははは!」
冬華「レーキス立てる?」
下っ端「シンクロ率強制補正、100パーセント!」
冬華「まさか...!?」
下っ端「レゾナンスハートシンクロォ!エボリューショオォン!!!」
間(シャクネイツが輝き出す)
下っ端「ハァァ!フ、フフ...」
冬華「そんな...」
下っ端「パーフェクトデュアレス!」
冬華「レゾナンスハートシンクロをしたリアモンに普通のリアモンの攻撃は圧倒的力の差がないと通用しない...」
下っ端「これが、フヒ...力が溢れてくるわ!」
冬華「この間は上手くいかなくて逃げられた… ここでまた失敗したら…」
レーキス「大丈夫、冬華ならできるよ!自分に自信をもって!」
冬華「そうね、ここで悩んでいても仕方ない!レーキス、私たちもやるわよ!」
レーキス「あぁ!その意気だ、冬華!」
冬華「シンクロ率、100%!」
レーキス「心拍共鳴、感覚共有!」
冬華「レゾナンスハートシンクロ!」
冬華・レーキス「エボリューション!」
冬華「っく、あぁ、うぅ...」
レーキス「力むな冬華、力を抜いて身を任せるんだ!」
冬華「えぇ」
間(光が止む)
冬華「パーフェクト・コネクション!」
レーキス「コンプリート!」
間
冬華「で、できた...!」
レーキス「喜ぶのも良いけど、敵が目の前にいること、忘れてないよね?」
冬華「え、えぇ...もちろんよ」
間
下っ端「...!?な、なによ!なによなによなによ!貴女もできるっていうの!?この力は特別な力よ!そう簡単に出来てたまるモンですか!!!」
冬華「いくわよ、レーキス」
レーキス「あぁ」
下っ端「これでも喰らいなさい!セキネツクロー・烈!」
レーキス「さぁ、近接の技が来たよ!」
冬華「それなら!
下っ端「なによ、この技は!アァ!」
レーキス「効いてるぞ、冬華!」
冬華「ええ、この調子で行くわよ!」
下っ端「やってくれたわね...!喰らいなさい!!!灼・熱・火・球!」
レーキス「遠隔の技だ!くるぞ!!!」
冬華「遠隔ならこちらは、守りの技!」
レーキス「レゾナンスバトルに於いて属性相性は概ね関係ない、最も重要なのは技の相性。故に不利な属性の攻撃だとしても...」
冬華「弾き返せる!
下っ端「私が、押されて、いる...?ありえない!!!」
冬華「こっちからも行くわよ!
下っ端「いやああああ!!!っくぅ...」
レーキス「相手が体勢を崩した!いまだ!」
冬華「えぇ!」
間
冬華「しんしんと、降りしきる雪、月明かり、風に舞い踊る華の如し」
レーキス「
冬華『絶対零度の領域、永遠に醒めない夢を見せてあげるわ』
レーキス『アブソリュート・ゼロ』
下っ端「ア、アァ...」
冬華「ふぅ」
レーキス「やったな冬華」
冬華「えぇ...やっぱりパニック団の無理矢理なレゾナンスハートシンクロは解除されると丸ごと消滅してしまうのね」
男性「どうやら、バトルは終わったみたいだね」
珠武「スッゲェ、なんだ今の技...」
冬華「貴方達、いつの間に...?」
珠武「お、おぅ!冬華じゃん!どこ行ってたんだよ〜!」
冬華「貴方がついてこなかっただけでしょ?ていうかこちらの方は誰?」
珠武「あぁこの人は森で突っ立ってる俺に声かけてくれて、道案内までしてくれる親切な人だ!ってなんか寒くね?」
冬華「あぁごめん、私がレーキスとコネクトしているせいね」
珠武「お前も、レゾナンス...なんちゃらできるのか!?」
冬華「レゾナンスハートシンクロね、初めてだったけど、なんとか出来たわ」
珠武「へぇ、ぶっつけ本番でやってのけるなんてすっげぇな...」
冬華「今解除するわね」
男性「ストーップ!」
珠武「なんだなんだ!?」
男性「君は後ろを向いていたほうがいいと思うよぉ!」
珠武「お、おう...」
男性「レゾナンスハートシンクロは、解除する時、服が乱れている可能性があるからね!」
珠武「なんだって!?」
冬華「きゃぁ!なにみてんのよ変態!2度と見えないよう視界を奪うぞ!?」
珠武「ひぇえええ」
男性「だから言ったのに...やれやれ」
間
男性「ところで、君はこの森で少女を見なかったかい?」
冬華「あ、そういえば!ヨーコちゃん!?」
男性「ヨーコ?少女の名前はヨーコというのかい?」
冬華「えぇ、そうです」
男性「ふむ、なるほど...」
冬華「どうかしたんですか?」
男性「この森にはね、こんな言い伝えがあるんだ。昔、この森には、いたずら好きの1匹のリアモンがいた。そのリアモンの名はヒョーコ、いまだに謎の多いリアモンだが、この森ではよく、森に入ってきた人に化けて、イタズラをしていたそうだ。ある日、一人の少女が、この森で、人に化けるリアモン、ヒョーコと出会った。少女の名前は陽子、太陽のように明るく、元気で、面倒見がいい子だったそうだ。陽子は、自分に化けるヒョーコに興味を抱いた、そして、毎日のように、森に来てヒョーコと遊んでいた。ヒョーコにとっては、初めてできた友達。ヒョーコは陽子が来るようになってから、森でイタズラをしなくなったそうだ。しかし、ある日を境に、陽子はこの森に来なくなった。ヒョーコは待ち続けた、だが、どれだけ待っても陽子は来ない。そして、いつしかヒョーコは、陽子に化け、泣きながら森を彷徨うようになった。というね」
冬華「かわいそう...」
男性「君はきっと、陽子に似ていたのかもしれないね」
冬華「でも、ヨーコちゃんはお母さんと逸れたって言ってましたよ?」
男性「ふむ、これは私の推測に過ぎないのだが、陽子のことをお母さんだと思っていたんじゃないかな?」
冬華「なるほど...」
珠武「うっう...いい話だなぁ...」
幼女「...」
冬華「あ!ヨーコちゃん!」
男性「おぉ、君が!」
幼女「うぅ...」
男性「おっと、怖がらせてしまったかな」
冬華「大丈夫よヨーコちゃん、この人は何もしないわ」
幼女「ほんと?」
冬華「えぇ、本当よ」
幼女「わかった」
男性「あまり長々と話すのも悪いし、単刀直入に聞かせてもらうよ、ズバリ!君が誘拐犯かな?」
幼女「ユウカイハン?」
男性「おっと失礼、聞き方を変えようか、この人を見たことはあるかな?」
幼女「この間遊んでくれたお姉さん!」
男性「ふむ、お姉さんはどこへ行ったのかな?」
幼女「お姉さん、朝起きたらいなくなってた...」
男性「なるほどね、君はお姉さんに何かしたかい?」
幼女「ううん、何もしてない」
男性「そうかそうか、となると君が記憶を消しているわけでは無さそうだね...」
幼女「キオク?ケス?」
男性「あぁ、いや!こちらの話だ、気にしないでくれたまえ」
冬華「ヨーコちゃん、協力してくれてありがとね!」
幼女「うん......お姉ちゃんも行っちゃうの?」
冬華「あぁ...お姉ちゃんは...」
男性「ここにずっといる事はできないね」
幼女「...」
冬華「あなたはリアモンなの?」
幼女「うん...」
冬華「そう、よかったら私と一緒に来る?」
幼女「え?いいの?」
冬華「ええ、もちろんよ」
幼女「...」
冬華「ここがいい?」
幼女「ここがいい...けど、お姉ちゃんと一緒がいい」
冬華「うん」
幼女「だから、ヨーコ、一緒に行く」
冬華「うん、よろしくね!ヨーコちゃん」
珠武「でもリアモンテイマーって2匹もリアモン所持できるのか?」
男性「なんだ、君は知らないのかい?テイマーが同時に所持できるリアモンの数は3匹だよ」
珠武「そうなのか!?」
男性「君は大会以前の問題だね、基礎がなってないよ」
珠武「うぅ、なんも言い返せない...」
男性「私はツギモリスクールの講師をしてるのだけれど、君さえ良ければ基礎からみっちり教えてあげるよ」
珠武「本当ですか!?」
男性「あぁ、もちろん授業料はいただくけどね」
珠武「げ...一応聞くんですけど、いくらですか?」
男性「まぁ、普通に入学してくると卒業までに500リアーだが、君は体験という形で1リアーってとこかな?どうだい?」
珠武「んー、俺16歳になったばっかで、そんな大金持ってないですよ!」
男性「ふむ、じゃあこうしよう!今回この森で発生した事件の真相を突き止めた事による報酬で5リアー渡す。これで授業を受ければ君は晴れて一人前のリアモンテイマーへ昇格!悪い話じゃないだろ?」
冬華「あの、解決したの私だと思うのですが?」
男性「おっと、そうだね、君には15リアーでどうだい?」
冬華「ま、まぁお金が欲しくてやったわけじゃないですけど...」
男性「うーん!いい子だ!困ったことがあったらなんでも言いなさい?私ができることならなんでも...とはいかないができる限り力になろう」
冬華「ありがとうございます」
男性「私はこの屋敷を調べたいから、君らは先に行ってくれるかな?」
珠武「わかりました」
男性「道はわかるかい?」
幼女「ヨーコが、案内する」
男性「おぉ、頼もしい案内役だね!これなら心配いらないな」
珠武「じゃあ行こうぜ!」
冬華「日が暮れる前にはツギモリタウンに到着できるといいわね」
幼女「大丈夫、ヨーコ道わかるから!」
冬華「ふふ、ありがとうヨーコちゃん」
幼女「ふひひ」
珠武「じゃあ、俺ら先行きますね!案内ありがとうございました!」
男性「あぁ、道中気をつけるんだよ」
珠武「はい!」
間
珠武「ツギモリタウンに着いたら何しよっかなぁ!」
冬華「大会まではまだ時間があるみたいね」
珠武「こないだ教えてもらった技強化試してみようかな!」
冬華「いいんじゃない?」
珠武「てか俺、ティラノンしかいないけど大会出れるよな...?」
冬華「大丈夫よ、バトル大会は2種のルールが存在するの。一つ目はシングルバトル、正真正銘一対一で、バトルの途中、一方のライフが半分になった時、または指定時間が過ぎた時、レゾナンスバトルに移行する形式、二つ目がスリーマンセルバトル、こっちは3匹のリアモンでチームを作って戦うチーム戦ね、こちらは最後の1匹になったらレゾナンスハートシンクロを使えるわ、だから相手が3匹残っていても、1匹で一気に3匹KO逆転勝利もできる可能性があるわね」
珠武「でも、1匹になったら隙だらけでそのレゾナンスなんちゃらできないんじゃないか?」
冬華「一気に倒されない限り大丈夫よ、レゾナンスハートシンクロでコネクト中のリアモンには攻撃できないというルールがあるわ、まぁ隙だらけなのは変わりないから背後とか取られちゃうけどね」
珠武「それって大丈夫なのか...?___てか、この子はバトルできるのか?」
冬華「できるわよ」
珠武「んーなんか、その姿で戦うの、想像できないな...」
冬華「まぁ、このままじゃ流石にバトルさせないわよ...」
珠武「だよな...」
冬華「とは言っても、私はまだ2匹しかリアモンを持ってないし、今のままじゃ出場できないけれどね」
珠武「そっか、じゃあ後1匹もここで捕まえちゃおうぜ!」
冬華「そう簡単に行くわけないでしょ」
珠武「そうか?...てかリアモンってどうやって捕まえるんだ?」
冬華「貴方はそこからなのね...」
珠武「お、おう...すまん...」
冬華「ツギモリスクールで教えてもらいなさい」
珠武「そ、そうだよな!よーし、いざ!ツギモリタウンへ!待ってろよ!ツギモリスクール!」
冬華「やる気だけは一人前ね」
珠武「おうよ!いやー、技強化楽しみだな〜!」
幼女「5話へ続く!お楽しみに!!」
リアリングモンスターズ 月風 瑠風 @ruhu0103
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