未だ死せず

 副王が来るまでの二週間という期間は、フュヌイにとっては存外短いものだった。公然と行えることはエンリケに護衛の手筈を確認しに行くことぐらいで、他のことはすべて秘密裏にこなさなければならなかったので、それでフュヌイは準備がすべて間に合うかどうかにぎりぎりまで確信を持てずにいた。

 フュヌイは戦闘に参加する人数分の槍、正面から近衛兵の攻撃を受け止める隊のための盾の工面を考え、それから秘密兵器も一台用意しなければならなかった。槍は棒と切先を結合すれば良いだけであったから、砕かれた岩と割られた丸太、それらを利用してシフア人の村で自力調達してもらうことができた。問題は盾と秘密兵器の方にあった。

 近衛兵の人数をフュヌイは知らなかったが、多く見積っても副王とその側近を護衛する程度、20人はいないだろうと思われた。であれば、訓練を重ねている近衛兵と弱体なシフア人とを比較し、その2倍から2倍半ほど、すなわち40から50人ほどの人数に盾持ちを割り振ればいいかと考えられた。

 盾についての問題は、何を盾とすれば良いか、その一点に集約された。もちろん冶金技師などそんなに大規模に利用しては何も秘密など無くなってしまうので、金属をどこかに用いることはできなかった。鉄ではなく青銅であれば粗雑な炉でも村に作れば利用できたかもしれないが、フュヌイは副王領のどこで銅が掘られているのかも知らなかった。そのような理由で、盾は木製でなければならないことになった。

 薪割り斧も村にあるのでその素材自体は村で用意できたが、持ち手ばかりはフュヌイが提供しなければならないものだった。持ち手を接合する部分には釘や鎹を使うこともできなかったので、それが木製であってはならなかった。消去法的にフュヌイは鞣された革を選んだ。革であれば狼の牙を結びつけるための楔として使うことができ、フアリキの市場でもごく普通の商品として売られていた上、持ち手に必要な部分など大した量にもならない。十分に秘密を秘密のままにできると踏んで、フュヌイはそれだけ買ってフアリキの町を後にした。

 フュヌイは直接シフア人たちの村へ向かった。教会へ寄って過ごす一夜すら今の彼女には惜しかった。そのために野宿をしなければならなかったが、何の苦にもならないものだった。シフア人たちの村では、フュヌイが予想していたよりも出来の良い槍が沢山転がされていた。盾もあと取っ手さえ付ければ使い物になるだろう状態のものが何十と並んでいた。フュヌイが思っていたよりもシフア人たちは復讐を果たそうと張り切っているらしかった。フュヌイはそこで革を降ろし、スィフニウを馬車の方へ呼び出して秘密兵器についての相談を少しした。

 秘密兵器はフュヌイの抱えていた最後の課題だった。もし、近衛兵が数百人という規模であったら。もし、副王の護衛がエンリケの部隊に交代することを拒んだら。そして、もし……フュヌイは頭を強く左右に振った。ともかく、そのような不測の事態であっても副王を殺し、シフア人の障害を排除し、フュヌイが生き残るため、そのために何か秘密兵器を用意しておかねばフュヌイは安心できなかった。

 できることなら掛け声一つで万難を廃する機械仕掛けの神デウス・エクス・マキナを使いたいところであったが、そんなものは存在しなかったので、フュヌイはスィフニウとマティアス司祭に協力を求めた。小型の投石機トレビュシェットを教会の2階の客間の一つに設置し、それが窓の外を向くようにしたのであった。その石受けに一つ、カウンターウェイトに一つ、それぞれ巨石が使われていた。もしいきなりこれが頭の上に降ってきたらと思い、フュヌイは身震いした。

 そうして、副王が来る予定の前日になってようやく全ての準備が整えられた。副王領の冬らしく、冷えながら晴れきった清い日であった。きっともうエンリケとその部隊は護衛を引き継いでいる頃合いだろう。フュヌイは馬房の凍った水を割りながらそのようなことに思いを馳せた。

 ここに来て、フュヌイの心はしかし揺らいでいた。もしかすると、フュヌイが手を下さずとも副王は別の病や神の怒りによって死すべき定めにあるかもしれない。いや、それでも後任がシフア人を奴隷から解放するとは思えない。もしかすると、偶然フュヌイが謁見したあのときに全く心の余裕が無かったのかもしれない。いや、それは希望的観測が過ぎる。そうでなければシモン政務補佐官が最初から警告するはずもない。もしかすると……それ以上はフュヌイには思い浮かばなかったが、神の何らかの介入でこの不正義が根底から正されるかもしれない、そう思ったりもした。しかし、フュヌイは神が地上へ介入することがあまりにも稀であることを知ってしまっていた。全ては神の思し召しなのだ、そのようなことはフュヌイには分かっていた。

 逃げ道の無いことだけが結論として導かれた。フュヌイが何もしないことを選んでも正義が示されるわけではない。それどころか、正義を為すための機会をみすみす逃してシフア人すべてを裏切った咎でフュヌイはコキュートスまで落とされてしまうのかもしれない。もちろんどちらが神の示すところなのか、フュヌイにはっきり分かろうはずも無かった。マティアス司祭にだって分かるまい。当然スィフニウにも、エンリケにも、副王にも、誰であれ分かると言う人間がいればそれは詐欺師に違いなかった。

 不意に焼かれた村のことが思い出された。あれからあの村のことは思い出さないよう、風景の記憶を一片たりとも掘り変えすことが無いよう、フュヌイは半ば意図的に、半ば防衛本能の発露として一切考えることをやめていた。それなのに、棒きれのような斬られた腕のことが、焼けて崩れ落ちた屋根に潰された人のことが、あまりにも鮮明にフュヌイの脳裏を埋め尽くした。

 もしフュヌイが偶然に福音を知ることが無ければ、偶然にイベリアに渡ることが無ければ、そして偶然に身一つで世を処する術を掌握することが無ければ、あの場でフュヌイも死んでいたかもわからない。そのように思われ、やはり、どうあっても没義道は廃されなければならないのだ、とフュヌイは思わざるを得なかった。そのように不意に思い出されたこと、それもまた神の支持であるように感じることができた。

 長いこと撃つ訓練さえしていなかったクロスボウをフュヌイは取り上げ、全くしないよりはましだろうと思い、僅かながら射撃の練習のため、教会近くの森の中へと入っていった。14本の矢のうち1本が繰り返し木に打ち込まれ、土に落とされ、先端も欠けて残り13本となった。

 副王を殺して12本、近衛兵にも撃ち込んで11本、10本。どれほど必要かはわからない。副王を倒せばそこで世界が終わるわけでもなく、護身用に残しておく分も必要であった。それなので、もう一本新しい矢を消費し、より命中率を上げるために練習することは、疲れも手伝い躊躇われるようにフュヌイは思った。もう日は天頂を過ぎる時間になっていた。クロスボウが木の幹にグロテスクに付けた傷跡だけを見て、フュヌイは教会へと戻っていった。

 教会は、聖堂は、やはりフュヌイの目にはあまりにもあかあかと輝いて見えた。フュヌイがそこに入ったのをマティアス司祭は速やかに気付き、平常であれば聖餅としてしか使われないような品質の良いパンと冷えたスープを机の上に用意して彼女を出迎えた。

「本当は温かい物をお出しできたら良かったのですが、一日にそう何度も火を炊いては薪も尽きてしまいますから」

マティアス司祭はそのように、事もなげに明日以降もこの教会はあるということをまったくの前提にしてフュヌイに謝った。それを聞いてフュヌイは涙が出るようだった。

「……ありがとう、ございます……これから罪人になるような者に、これほど良くしていただいて」

「罪人であろうと、神は悔い改める者を赦されますよ」

フュヌイは神の怒りペストがあってから初めて人前で涙を零した。マティアス司祭は、ただフュヌイの落ち着くのを何も言わずに待っていた。それがフュヌイには恐ろしくありがたいことのように思えて、また泣かずにはいられなくなってしまった。

 もう迷うことはできなかった。

 翌日の朝は容赦なく訪れた。日が昇るか昇らないかのうちに目を覚ましたフュヌイは、なにやらいつもより随分と人の気配のあるのをベッドの中で感じた。すぐにそれがシフア人の集団だろうと見当がついた。副王がいつ来るかわからない以上、シフア人たちは村から夜闇の中を歩いてここまで来る、そういう手筈になっていたのをフュヌイはまどろみながら思い返した。水でも飲んで休んでいるのだろう、シフア語の聞き馴染みのある音で何かを話す声がフュヌイの耳元まで届いてきていた。

 最寄りの村からは普通に歩いても一時間、王を護衛しながら行けば一時間半か二時間か。夜明けより早く王が出発するとも思えないので、最寄りの村で宿まっていなければさらに時間がかかる都合、シフア人の軍勢の到着は少し早すぎたか、とフュヌイは思った。ベッドで体を起こし、窓の外を眺めると、そうフュヌイが思っていたよりも遥かに多い人の群れが眼下にあり、そのように一望する機会など無かったので、フュヌイは我ながら随分と多くの人々を集めたものだと思った。

 フュヌイは階下に降りた。そこではマティアス司祭とスィフニウがなにやら話している姿があった。スィフニウがフュヌイを手招きしたので、フュヌイはそこに近寄って話を聞けるようにした。

「今、司祭に話していたことなんだがな。俺らは、奴らが来る道のすぐそばの森の中に歩哨を立てる。何人かを等間隔に置いて、それでいつ現れれば良いか……図る。そうだ……そうだ、俺たちはそこの森に隠れて、必要になったときに現れる。よろしく頼む」

その目は復讐者のそれであった。世を恨み、失ったものの代償を払わせる、その固い決意を秘めたる目に、フュヌイは無言で首肯するよりほかにできることもなかった。

 それから1時間もしないうちにシフア人たちはあたかも最初からいなかったかのようにすっかり姿を消してしまった。密やかな雰囲気が教会に注ぎ戻され、もしやさっきの出来事は夢の続きか何かではないかと疑りかねないとフュヌイは思った。それほどまでにこの教会の静謐とシフア人たちの赫灼たる報復主義との間の差は大きかった。

 結局、副王らが教会の前まで現れたのはほとんど太陽が南中にあるような時間になってからだった。何を食べても吐き返しそうだったので、フュヌイは起きてから何も口にすることができなかった。それでも副王の前で喉を乾かして言葉に詰まっては、万に一つ、この計画をそれだけで失敗するかもしれないと思うと、水だけは無理やり喉を押し通すようにしていた。

 背に潜ませたクロスボウの感触が嫌に痛く感じられた。フュヌイは教会の前に立って、副王の列が目の前を堂々と行進するのを見た。先頭に副王の紋章旗を持つ者があって、その後ろにエンリケの部隊がずらずらといた。前の集団の最後尾にエンリケもいた。そこから後ろには全身に甲冑を付けた者たちが、副王の座す開いた馬車の周りを囲っていた。副王が真正面に来るところで、フュヌイは腹に力を込め、生まれてから死ぬまでに出す声のうち一番大きなものになるだろうというほどの声を出した。

「フェリペ閣下! 折り入って頼みがございます! どうか、この哀れな者の話を聞いて頂けませんでしょうか!」

副王の馬車を曳く馬が嘶いて、馬車と共に陣列が全て止まった。貴族の威厳というものは施しをどれほど与えられるか、どれほど従えるものがあるか、そういうもので決まっていたので、どう見ても乞食ではない、そして敬虔な信徒だと名乗るこの女を邪険にすることは絶対にできまい、そういう計算ずくでの声だった。副王も人の手前、一年前にフュヌイを追い返したように寛容を全く見せないのでは沽券に関わるので、そこでフュヌイの話を一応でも聞かないわけにはいかないのだった。鬱陶しそうな顔をフュヌイの方に向けながら、副王は居丈高に話し始めた。

「何だ。申してみろ。但し、それが止めるに値しない暗愚なことであれば容赦はせんぞ」

「はい、ありがとうございます! 実は、当地のシフア人たちは――」

「シフア人のことは聞かぬ」

副王はそうぴしゃりと言ってのけた。フュヌイからすれば、全ての望みが絶たれた瞬間でもあった。

 ただ一つの手段を除いて。

「ですが、閣下!」

「何だ、これ以上何があるのか。ほら、早く馬を出せ!」

そう言ってフュヌイから顔を背けた副王の、その目のすぐ前の空間を、フュヌイが放ったクロスボウの矢が切り裂いて飛んだ。

 外した。フュヌイはすぐさま装填した。二の矢まではいつでも撃てるように準備していたのだった。そして二発目が撃たれた。何が飛んだのかわからずにフュヌイの方に首だけ回した副王の、その眉間に矢は吸い込まれていき、副王の頭蓋を砕いてその体を馬車から吹き飛ばした。

 その瞬間、フュヌイはいままでに感じたことのない、脳内の雷撃、平衡感覚の喪失、灼熱の感覚、砕かれたる心臓、そういった諸々の感覚が一挙に襲ってくるのを感じた。今までどんな時であってもフュヌイが平静を失ったようになっているときは、その実内心ではしかし凍ったような冷静さが彼女の全指揮権を手放さずにいた。それが今はあまりにもやすやすと手放されてしまった。一歩を踏み出すことも、その場で立っていることも。近衛兵がこちらに走ってくる姿勢になっているのを見るのさえ、神の御心を全て理解しようと企むほどの困難さがあると感じられた。人を殺した者は地獄で二度目の死を受ける。そう、私は地獄行きなのだ。そのことが陽光の明るさと同じほど簡単に知られた。

 しかし、フュヌイは今すぐに死ぬわけでは無かった。円盾を持ったシフア人が教会の陰から飛び出して来て、近衛兵の斧槍を受け止めていた。それを別のシフア人が槍で突き殺し、血の赤色の飛ぶのがフュヌイの目に映った。旧にフュヌイは正気を取り戻し、しかしあの前後不覚を催す感覚はまだフュヌイの頭を苛んでいたので、ただ黙って戦闘の起こるのを見ているだけが精一杯であった。その時だった。

「各人は王の兵としての責務を果たせ! 殺せ、反乱者を!」

その声はエンリケのものだった。副王を挟むように配置されていた騎兵隊が、近衛兵をほとんど封殺するところであったシフア人たちの並びに向かって突進してきていた。嘶く声にシフア人の悲鳴が混じった。

「背教者が!」

フュヌイは叫びながら絶望した。エンリケは結局、副王を亡き者とするまでは利益を共有できると思っていたのだろうが、その後でフュヌイが権力を握るまでは看過できないとしたのだろう、フュヌイはそのように思った。今はもうフュヌイは一縷の望みに賭けるしか無かった。

 フュヌイはその緑柱石のような声を、教会の二階の窓に向かって響かせた。

「マティアス司祭!」

そして、その望みは叶った。窓を砕いて飛び出してきた大岩が、空中でいくつかの岩に分裂し、フュヌイの頭上を飛び越え、幾人かの騎兵を轢殺した。エンリケは生き残っていた。事ここに至って、フュヌイはようやく正気をすっかり取り戻した。三発目を装填するため、フュヌイは服の下に隠していた矢筒を地面に落とし、そこから矢を3本まとめて掴み、1本をクロスボウにきりきりと装填した。そして馬上のエンリケの頭に向けて撃ったそれは、その目標を大きく外れ、その下にいた馬の胸元に突き刺さった。

 崩倒つんのめった彼の馬から投げ出されたエンリケは、その全身をしたたかに地面に打ち付け、しかし速やかに立ち上がってフュヌイを刺さんとしていた。兜で覆われていた彼の顔は、きっと壮絶な表情をしていたに違いないとフュヌイは思った。それでもフュヌイは落ち着き払って、その胸を狙ってクロスボウを撃った。矢は須臾の間にエンリケの甲冑を貫き、その全身を地に伏せさせた。フュヌイはすぐにもう一撃を加えた。次の矢は兜を貫き、エンリケの動きはフュヌイには見えなくなった。

 そのようにして、さらにフュヌイが残り8本の矢を使い切る頃にはエンリケの隊の騎兵はすべて壊滅していた。そうなれば、残りは甲冑も無い歩兵と盾のあるシフア人の軍勢の勝負となる。そこには人数においておよそ2倍の差があった。それではもう勝負も決まったようなもので、エンリケの軍は総崩れとなってしまっていた。それからそうかからずに、シフア人の軍勢の勝鬨の声が上がった。

 静謐は回復された。返り血を浴びたフュヌイは、こんなに汚れては教会に入ることもできないな、と半ば夢の中のようなことを思った。


 それから二週間後、首都でフュヌイは政務補佐官であったシモンに報告を行っていた。フュヌイは横にエンリケの部隊に所属していた歩兵のうち逃げ遅れた者を伴っていた。彼はフュヌイとシフア人が脅迫を行うと、実に簡単にフュヌイらの操り人形となった。兵としてありながら逃げ遅れるほどの間抜けさがそこにも現れている、とフュヌイは思っていた。

「ご報告申し上げます。エンリケ・ラグナルソン、彼は野心から副王を亡き者とし、近衛兵らも惨殺致しました。その後目撃者であった私や、居合わせたシフア人らにも襲いかかりましたが、彼らの勇猛果敢と神のご加護により我々が勝利し、エンリケ・ラグナルソンもまた死亡致しました。つきましては、シモン・メディナ閣下、閣下が臨時であっても副王となりましょう」

そのことを彼が反駁しないので、そこで与えられる信用というものの段違いをフュヌイは肌身で感じた。

「……そうか。それは本当に真実か?」

シモンはその兵に問いかけた。兵は何も言わずにただ首を縦に振った。

「そうか……それでは……面倒だな。では……そうだ、王に副王の死を報告せねば……それから……」

「……閣下。わたくしもまた神を信ずる身、閣下の苦難は痛いほどにわかります。ですから、閣下、私にお力添えできることがございましたら、ええ、本当に何なりとお申し付けください、しばらくはこの首都に残って閣下を支助する者となりましょう」

シモンはそれを聞いて九死に一生を得たような風であった。シモンはフュヌイの提案を一も二もなく受け入れ、フュヌイの偉大なる目的は、ここに来てついに達成の日を迎えたのであった。

 しかし、ぽっと出のシフア人が突然臨時とはいえ副王の補佐を行うこと、そのことを怪しく思う人物がいないわけがない、そのこともフュヌイは理解していた。

 フュヌイは背中に隠した矢筒の中の12本の矢の、その重みを感じていた。この矢の次の餌食となるのは、一体誰なのだろうか。フュヌイはそのようなことを思いながら、宮殿を後にした。


(完)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

赫焔のフュヌイ 山船 @ikabomb

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ