第2話 2回目の親友の家
7月8日 土曜日 17時30分
俺は家での用事を終わらせて急いで透の家へと向かい前回の1時間も早く到着した。
勝手に入っていいと言われてるので入ろうとするが少し前回の事がフラッシュバックしてドアノブにかけた手がとまってしまうが勇気をだして扉をあける。
ガチャ。その音とともに『お邪魔します』と言う
玄関に入ると前回みたく死体などはなく普通に楽しそうにゲームをしている親友と親友の幼馴染がいた。
たったそれだけのことなのに俺は凄く安堵していただがここからが重要になってくると思っている。
おそらく透が幼馴染を殺すのは18時30分ぐらいのはずだからだ
後1時間であそこに楽しそうにゲームをしている女の子が死ぬと思うとどうしても身構えてしまう。
親友の幼馴染に自己紹介され名前は西野 花音(にしの かのん)と言うらしいそれに俺も自己紹介で返すと趣味などがあっていてすぐ仲良くなる事ができた。
それから透と花音と仲良くゲームや談笑などをしていると気づいたら18時30分になっていて俺は表には出していないが凄く焦っていた。
花音ともの凄い喧嘩でもして前回みたいなことになるのだろうかと身構えていたが10分が経った頃普通に何も起こらない。
あれ?もしかして俺が早くきただけでこの事件は解決してしまうのか?そう思い少し安心してボーッとして5分ぐらい経ってしまった。
そしてそれに気づき目を開けるとドサッと何かが倒れたような鈍い音がした。そして視線の先には親友の透が倒れていた。
前回とは構図が真逆になっていたそれに俺は混乱して言葉が出なかった。
「るいくんごめんね私前こいつに殺されてしまったから復讐を込めて殺しちゃった」
今確かに前透に殺されたと言っていたもしかして繰り返しているのは俺だけじゃな...
花音の言葉に引っかかって思考を巡らせていると一度体験した事がある激痛が襲ってきた。
「あぁぁあああぁあぁぁぁぁぁああ!!!!」
前回とは違って今回は不意打ちで少しも声を我慢できなかった。
「ごめんねせっかく仲良くなったのに」
そう言うと花音は自分の首に包丁をあて自殺してしまったそしてそのまま俺も意識を失い死んでしまった。
「まただ」
また俺は死ぬ前に戻っていたが今回は前回みたく1日まえではなく透の家の前にいた。
親友の幼馴染 しけの @sikeno
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