第8話 ALIVE!!

今日みたいにキヨくんと遊んでいると生きている頃を思い出す。


ー回想ー

「キヨくんもはやくこっちに来て一緒に鬼ごっこしようよー!!」

愛、私、そしてキヨくん、この3人で毎日のように遊んでいた。

「あ!もう5時のチャイムが鳴った!もう帰らなきゃ!」


「愛ちゃん、もう帰っちゃうの?さみしいな、、、」


「いいだろ、また明日があるんだから」


「それもそっか!!じゃあみんなバイバイ!」


「おい、走ると危ないぞ」

その刹那、耳がキンとなる音とともに私は車に撥ねられた、そしてそのまま私は意識を失った。「また」なんて来なかった、「明日」なんて来なかった、、なんで私なんだと、なんで今なんだと、私はその時、神様なんていない、そう悟った。遅かった、もっと遊びたかった、もっとキヨくんや愛ちゃんといたかった。私の物語にプロローグなんてなかった。始まってすらなかったのだ。キヨくん達とランドセル背負って、制服に袖を通して、一緒に「ダボダボだね!」とか言ったり恋……なんかもしちゃったりして…もっと一緒にいたかったな…

人はいつ死ぬと思う?心臓が止まった時?銃で撃ち抜かれた時?否、大好きな人にもう二度と会えなくなった時だ。

「おい!ルビー!大丈夫か!?」

ああ、キヨくんの声がする、、大嫌いで、大好きなヘタレのキヨくんの声が………

「え??えー!!!!!!!!!!」


「探したぞ!ルビー、」

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放課後のメトロノーム 人混みご飯 @hitogomigohann

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