第9話 日々の手入れ

ーー23ーーーーーーーーーーーーーーーー


とりあえず ホームレスになって

しまった三人

呆然と 立ち尽くす


「トルーヴィルの 機嫌が

なおるまで 仮の住みかを

確保しないとな」


ライナーは ヤレヤレの表情


「どれくらいで 機嫌なおるの??」


メイナが ライナーに聞くが


「元カノの事

まだ ひきずっているみたい

だから けっこう長期戦かもな」


「えーーッ」


ライナーが 腕組みして 答えると

ニパが 肩を落とし ムクれる


「前向きに 考えよう

ここに 戻る必要は なくなった

って事だから どこまででも

行けるって事だよ」


「おおっ」


ライナーの言葉に にぎり拳を

つくり同調する二人


「この世界の果てまで

行けるって事さ」


それを聞いて メイナの顔が

曇る


「ライナー その世界の果てに

西の国は 含まれるのかな??」


その トーンの 低さに 一瞬 ビクッと

なるライナー


「う~ん

通過するぐらいじゃないかな

ホラ 海峡の先に 大きな島国も

あるらしいし」


「ライナーさま その国と

西の国は 戦争中ですから

最悪 船を 沈められてしまいますよ」


ニパに 言われて ハッとする

今いる国と 西の国は エリザベトの

政略結婚に より 関係を良好に

保っている

しかし その先は 戦乱にある国だ

島の中も 4つの勢力が国を

作り 争いが 絶えないらしい


「なんか 危なそうだな」


気分が 萎えるライナー


「とりま 今日 寝泊まりする

所を 探さないと」


頭を 掻いて 悩むライナー


「それなら 妖精の里に しましょう

わたしの 両親にも 会って欲しいの」


ライナーを 見かねて メイナが

提案する


「いいや ゴブリンの 集落が

イイですよライナーさま

あたいの親は いないですし」


ニパも 負けじと 持ちかける


「わかった それじゃあ

1泊ごと 交互にな」


なんとか 揉めない方向を

さぐっていくライナー


「それなら わたしの方へ

先に」


「あたいが 先に」


やっぱり そうなるんだと

辟易と する


「もう 揉めるのは コリゴリだよ

とりま 妖精の里で 決まり」


さっさと 自分で決めてしまう事で

話を 広げないようにする


「やった~

へッへーンだ」


「ぐぬにゅ」


大喜びするメイナ

ガックリと 肩を落とすニパ


「明日は ニパの言う通りに

するから 今日の所は 我慢して

くれよ たのむ」


「うん ライナーさまに 迷惑かけ

られないよ」


しぶしぶ 納得するニパ


「妖精の里に 一回でも 泊まれば

帰りたくなくなるよ

残念だったね」


「ちょっと ちゃんと約束 守ってよ」


両手を 腰に置き 勝ち誇った顔をする

メイナ

ニパは 拳を にぎり 抗議する


その時


パカラッパカラッ


いつものように 手紙を持った

兵士が 馬に乗って来る


「ライナー様 お手紙です」


甲冑を 着た 屈強な若者が

馬から飛び降りる


「ご苦労 だが すでに ここは

住所では なくなった

故に もう来なくて結構だ」


ライナーが 労を ねぎらい

最後に するように言うと


「なにを おっしゃいますか

住みかが かわろうが 地の果てまで

探して 届けますよ

直通便ですので」


兵士は ニコニコして 答える


「いや 本当にや」


「ではッ」


颯爽と 馬に乗り 若者は去って行く


「そうとう イイ内容が

書かれて あるんだろうなー」


メイナが 目を ホソくして

ライナーを ジッと見る


「いやー

たいした内容じゃないよ」


ライナーは 手紙を 自分の後ろに

かくしたが 変な汗が出る


「それじゃあ 読んで みてよ」


ライナーに せまるメイナ


「ここだと トルーヴィルにも

聞かれるし マズいだろ」


なんとか なだめようとする

ライナーだが


「ふーん

聞かれたら マズい内容なんだー

へー」


ライナーは 墓穴を掘ってしまう


「なんか 妙だな

手紙の内容を 見たのか??」


さすがに 気が つくライナー


「ッ

見てないわよ」


一瞬 ビクリとなるメイナ


「あーズルい

あたいも 読みたかった~」


ニパが ものすごく残念がる


「いやいや 俺宛の手紙だから」


ニパの 要求に タジタジに なる

ライナー


「それじゃあ あやしい内容じゃないなら

声を 出して読んで」


不毛な 押し問答が 続く


「わかった 先に 読ませてくれ

マズい内容なら すぐ燃やすから」


「すぐ燃やすのは ナシよ」


くぎを 刺す メイナ

ライナーは 意に かえさず


「えーッ

ふむふむ

なるほど」


サラサラッと 目を 通すライナー

ほぼ 危険な内容だ


「なんて 書いてあるの??」


「要するに パーティーが

あるらしい」


内容の 伝えられる部分だけ

話す


「パーティーって エリザベト様の

かな??」


「うん そう

って やっぱり手紙 読んでた

んじゃねえか」


今度は メイナが 墓穴を掘る


「えへへ バレちゃった」


メイナは 頭を 掻く


「で どこまで知ってるんだ」


背筋に 寒い ものを 感じ つつ

慎重に 質問するライナー


「うーんと ねー

ライナーの 子供を う」


「あ゛ーーーッ」


メイナの 声を さえぎるように

ライナーが 叫ぶ


「なんですか

よく聞きとれないですが」


ニパは 興味津々で聞く


「やっぱり 本当なのね

で わたしと どっちが先なの」


眉間に シワを 寄せ

真顔で せまってくる


「いや そこ こだわるね」


ささやかな 抵抗を する

ライナー


「イイから 答えて」


つかみ かからんとする いきおいの

メイナ


「メイナの 方が 先だよ」


その いきおいに 負けて つい

ポロッと 言ってしまう

ライナー


「そーなんだ~」


テッカテカの笑顔になるメイナ

正妻の座を 守った という

余裕が 感じられる


「あたいとは どっちが先なの」


ものすごく 心配そうな顔を

するニパ


「ニパだよ」


その言葉に 手を 頬に あて

ニッコリするニパ


「うれしいわ

ライナーさま 愛してる」



ーー24ーーーーーーーーーーーーーーーー


「ウフフ

今ごろ ライナーは パーティー用の

衣装でも 考えて いらしてかしら」


エリザベトは 朝から 爪の お手入れに

余念が ない

普段は お付きの者たちが せっせと

ネイルケアを するのが 当たり前

なのだけれども たまに気分の

イイ時などは 自分で積極的に

磨きあげて いる


「うーーん

なんか うまく塗れないなぁ」


自分で ネイルを 塗るとは

言ったものの なかなか 思うようには

出来ない事に だんだんと イラ立って

くる エリザベト


「あっ はみ出ちゃった

んん もうっ」


布を 使って はみ出たところだけ

ヨゴレを 取ろうとするが

爪に 塗ったところも 取れてしまい


「いーっ

せっかく塗ったのにィ」


と かんしゃくを おこして

しまう始末


「あーっ 布のヨゴレが

また手にーッ」


もう しっちゃかめっちゃかな

状態で ある


「誰かッ 誰かある

はようネイルを してたもれっ」


「はい ただいま」


お付きのメイドが2人 急いで

部屋に 入って来る

この2人 さきほどネイルは

自分で やると言うので 追い出された

が いつもの流れで 結局やらされる

ものと ドアの前で 待機していたのだ


「さっ はよう続きを するのじゃ

はよう はよう」


「はい」


困った顔 一つ せずに せっせと

エリザベトが 塗ったネイルを

キレイに 落とし リセットする

メイド達


「はぁ ライナーと パーティー

待ち遠しいですわぁ」


ネコ脚の 付いた きらびやかな

ソファーに 深く腰かけ 背もたれに

体を あずけながら ライナーの事を

妄想する エリザベト


「あー楽しみ あ゛ー楽しみ」


1人 テンションを あげながら

メイド達の 作業は 続いていく

しかし もう1人 かんしゃくを

おこしている人がいる


「あーッ

またしても デキなかったー」


若き国王で ある

昨夜も 何度かのトライを

してみたものの かんばしくない


「なぜだ なぜ」


周囲が 思っている以上に

彼は 傷ついている

しかし その事は 彼以外 知る由も なく


「国王は 若いせいか

気分の 浮き沈みが 激しい」


「国王は 気が弱い」


などと 陰口を たたかれる始末だ


「国王 わたくしを お呼びで ございますか」


呼び出されたのは エリザベトの護衛の

マヌエスだ

なにかの 一大事かと 大急ぎで やって

来たのだ


「他でもない

お主に 聞いて来て 欲しい事が

あってだな」


国王が かしこまって 言うので


「と 言いますと」


緊張で 思わず小声に なる

マヌエス


「エリザベトに それとなく

ぼくの事を 聞いて欲しい

のだ」


もじもじ しながら 恥ずかしそうに

話す 国王


「ん 国王の なにを

聞いたら よろしいので」


完全に めんくらって キョトンと

する マヌエス


「察しの 悪いヤツだな

頼りにしておるか そう

じゃないかとか そういう

事だ」


少し ムッと する国王


「それは 国王を

頼りにして おられると」


ワザと 大きな声で 言う


「それは 本人に 聞いたのか」


鋭い返しを する 国王


「いえ 聞いては おりませぬ」


少々 困った 顔を する マヌエス


「それは お主の 勝手な

想像では ないか

本人に 聞いてまいれ」


「はッ」


これ以上 国王の 小言に 付き合い

きれないと 判断し そうそうに

謁見の間を あとにする

マヌエス

大急ぎで エリザベトの部屋へ

向かう


「まったく そんなの

本人に 直接 聞けっての」


コンコン


「エリザベト様 マヌエスです」


エリザベトの 部屋の前で

大声を 出す マヌエス


「んぁ イイとこだったのに」


「入ります」


「入れ!」


マヌエスが 部屋へ入ると エリザベトは

メイド達に ネイルを 塗って もらって

いる最中だ


「お忙しいところ 申し訳ございません」


ペコりと 頭を下げ 大声を 出す

マヌエス


「今 ライナーと シておるのを

思い出していたのじゃ

それを 妨害するほどの

事だろうな」


「なんと あんなに ムァ・・・

クチでは 言えない事を」


エリザベトと ライナーが 激しく

シているのを 一部始終 目撃した

マヌエス

思い出しただけで 体が 熱くなる


「して そちに課題を出して

おいたが それはどうした」


エリザベトが 半笑いで マヌエスに

聞くと


「手当たり次第 6人と シて みましたが

まだ ライナー様 ほどの お方には

めぐりあえて おりませぬ」


少々 くやしそうな うらめしい

顔を する マヌエス


「そうか もっと探してみよ

もしかしたら おるやも知れぬ」


「はッ」


「よし さがれ」


「はいッ」


バタム


「まったく いちいち 言って

来るなよ しんどいわ」


エリザベトは 再び妄想の世界へと

入っていく


「もっと 探せという事かぁ

・・・あれ なにしたかったっけ

エリザベト様に 会って

まっ いっか」


マヌエスは すっかり 国王の用事を

忘れてしまう


「今度は 身なりの汚いのも

狙ってみるか」


すっかり あの事で 頭が いっぱいの

マヌエス


「遅い 遅いぞ

マヌエスは まだか

いつまで かかっておる」


カリッカリしながら

若き国王は 待ち続ける


「なにか 聞いては ならぬ事

だっただろうか

いちいち細かい事を

言うから 逆に 嫌われて

ないだろうか

うおーー気になる」


まったく 手の ほどこしようのない

国王である

こんなので 民を率いる政治が

できるのか??

実際には 前国王の弟が

政治を やって 私腹を肥やして

いるのだが

この国王に それを知るすべがなく

やりたい放題に なっている


コンコン


「おお 来たか 遅かったではないか」


「騎士団長の グリエルです」


てっきり マヌエスだと思っていた

国王は 拍子抜けしてしまい


「なんだ 呼んでないぞ」


と 言ってしまう


「エリザベト様の ご実家に

同行した報告が まだでしたので

こうして まいった次第で

ございます」



ーー25ーーーーーーーーーーーーーーーー


「トルーヴィルの家で なにか

あったみたいだな」


教会の地下で 生首が つぶやく

魔王マーシュだ

使い魔に 監視を させているが

ここは 清められて いる為

簡単には 入れない


「魔姫を 呼ぶしか ないか」


苦しげに そう言うと 念を送る

そうすると 教会の地下室に

風が まき起こる


「あんたが わらわを 呼んだと

いう事は そうとう切羽詰まって

いるって 事ね」


「シャーロン・・・」


マーシュを 覆っていた 白い布は

風で 飛んでいき 渦の中心に1人のオウガ

が 姿を あらわす

その 鬼は 女で おでこの 真ん中に ツノ

が あり それが グイッと曲がり頭頂部で

止まっている

肌の色は ぬけるように白い


「ああ お前を呼びたくは なかった」


はきすてるように 言葉を はなつ


「あら こんな クサくて ビリビリ くる

ところなんて 来たく なくてよ」


迷惑と言わんばかりの 物言い

を するシャーロン

小物の 魔物は この空間に いると

浄化され 消滅する


「おれだって 好きでいる

ワケじゃねえ」


思わず 怒りが こみ上げるマーシュ


「わらわは お前の そういう顔を

見に来て やったのだ」


シャーロンは 自分自身の肩を 抱き

目を つむり 顔を 斜め上に あげる


「ああ あの恥辱に まみれた

日々・・・」


シャーロンの 姿に ゴクりと 息を のむ

マーシュ


「わらわが 幼き時 木に登り 降りられ

ないと 泣いておった わらわに

指を さし 笑うだけの魔王

助けてと 言えば 木を 幹から

へし折り わらわは おでこから

地面へと落ち 生えかけの ツノが

無惨にも 曲がって 伸びることに

なってしもうた」


恍惚の 表情から くやしそうな

表情へと 変わっていく


「へへ そんな事 あったっけな」


苦笑いを する魔王


「それからというもの

他人には 指を さされ 仲間からは

邪魔者あつかいを うけ」


地団駄を ふみ キバを むき出しにする

シャーロン


「ちょっと そのへんに して

くれるか」


辟易の 表情をするマーシュ


「まだだ その事を 直接 ぶつける

為に 魔王お前に 会いに行くと

ボコボコに され 弱いお前の

話なぞ 誰も聞かぬと言い

ワインを 床に わざと こぼし

それを なめろと言ったな」


四つん這いに なり 吠える

シャーロン


「そんな 悪い事 したっけか

なぁ」


遠い目を して 口笛を 吹く マネを

するマーシュ


「したわ その時の ワインの味

しっかりと 覚えているぞ」


舌を出し 指さす シャーロン


「ひぁ 本当に なめちゃったんだぁ

ねぇ どんな味だった??」


ワザと おどけて見せる魔王


「きさま おちょくっているのか」


首の 入っている 箱に つかみかかる

シャーロン


「いや 純粋に」


急に 真顔に なる マーシュ


「それ以外にも あれもあったな」


立ち上がり 腕組みする

シャーロン


「ちょっと もういいって

十分 悪い事 してたって

反省してるし 体がないから

土下座してるように 見えない

んだけど 本当は やぶさか

でも ねえよ」


ゆっくり ていねいに 語りかける

魔王


「いや やってねーんかい」


にぎり拳を ふる シャーロン


「本当に やぶさかでもねえ」


あくまでも やると 言わない


「・・・この場で 滅して

やろうか」


シャーロンの 右手が ひかり

はじめる

それを 見るや あせりだす

マーシュ


「わかった 体が 元に 戻った あかつき

には 必ず まっさきに シャーロンに

土下座するのも やぶさかでもねえ」


あせりを かくすように 堂々と

言うマーシュ


「・・・まぁ そう言うんなら

協力して あげても よくてよ」


こっちが 主導権が あると言わんばかりに

上から 目線で 言うシャーロン


「ありがてぇ

さっそく だが トルーヴィルの家を

探って ほしいんだが」


申し訳なさげなど みじんもなく

堂々と 言うマーシュ


「なんだ トルーヴィルを

たおせ とかじゃないんだ」


フーッと ため息を はき

肩を 落とす シャーロン


「トルーヴィルの 息の根を

止めるのは おれだ

いや おれじゃなくちゃあいけねえ

それに お前なんかじゃ

瞬殺だぜ」


思わず 大声に なるマーシュ


「フン ど ー だか」


自信満々で アピールする

シャーロン


「ヤツを 甘く みるなよ

お前も 首を 落とされ おなぐさみの

道具に されちまうぞ」


あきらめに にた 言葉を 吐き出す

マーシュ

だが


「おなぐさみの・・・道具

ハァッハァッハァッ」


マーシュの その言葉に

あきらかに おかしな反応を みせる

シャーロン


「おいおーい

なにを想像して らっしゃるの かな」


マーシュは 言葉を選んで聞く

シャーロンは 体を くねらせ

ヨダレを たれ流している


「ハッ・・・

つまり トルーヴィルを 誘惑

して こい という事だな」


右手で ヨダレを 拭き ながら

ふるえる声を 出す


「えっ どこから そうなった??」


目が 点に なる マーシュ


「えっ

違うのか なんだ そうか」


ちょっと 残念そうな シャーロン


「とりあえず 家の状況を

探って 報告だけしてくれたらイイ

それに 絶対 トルーヴィルに

見つからないように

バトルに なりそうなら

すぐ離脱しろよ」


「なんだ わらわの心配を

してくれるのか

少し みなおしたぞ」


多少 気分が よくなっている

シャーロンだが


「いや これ以上 状況が 悪化

するのは ご免なのでな」


結局は 自分自身の 為で あって

シャーロンが 心配で 言った事では

ない

それを 知ると 全身の 毛が 逆立つ のを

感じる シャーロンでは あるが


「まぁ よい

ちゃんと 約束は はたして もらうぞよ」


また 激しい 風が 巻き起こり

シャーロンの 姿は 消える


「トルーヴィルに 見つからない

と イイんだが」


トルーヴィルを 倒すには 必ず

体が 必要だ

その 無事は 確認できて いる

ここから 出られれば 取り戻す

のは 容易だ


「さて ここから 反撃だ」

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