第7話 型から抜け出せない
令和五年六月一日。
さて、本日は書き手さんにとって必要かもしれないお話を一つ。
新しいものを創造する時、型を破れるかどうかのお話。
私ろくろわは、ものの見事に型を破ることができません。むしろ型が無いと足踏みを通り越して体育座りしてしまいます。
一番困る言葉は「自由にしてください」
はい、自由になんて出来ません。
もうね、自由にも枠が欲しいんですよ。ここ迄して良いよ~とかこんな事してねぇ~とか。多分誰も思っていないのかもしれないのだけれど、「自由にしてください」で自由にしていた結果、「それは駄目です」と言われると気持ちが持ちません。
前に書いたかもしれませんが、同じような理由でろくろわはクーポンや商品券といったものを使うのが苦手で基本は現金主義です。
クレジットカードもレジでちゃんと使えるか表記を見てからじゃないと出せません。最近、とある事がきっかけで初めてPayPayを始めたくらいでそれ以外は目に見えるものでないと心配なのです。
「すみません、これください!あっ支払いはクオカードで。あと割引券もあります!」
「すみません。割引券はもうやってないんです。それと当店はクオカード使えないんです」
はい。気持ちが保てません。
少し話がそれましたが、何しか自由だと言われた後に違うと言われると、悪いことをしているような気持ちになってしまいます。
さて、ではそれが話を創作する上でどう影響するのか。
今日から第一回カクヨム短歌・俳句コンテストが始まりましたが、こう言った所に影響が出ます。
今回、初めて短歌を詠みました。でも実は私の詠んでいる短歌は、今現在全て、五・七・五・七・七の字数通りです。
更に長音符や小さな文字「ちゃ」とか「ちゅ」とかも使用しておりません。
何故なら字数に合わせたときのカウントが分からないから。
アナウンサーは五文字?六文字?
紅茶は三文字?四文字?
みたいな。
【短歌 二十首連作 一蓮】
https://kakuyomu.jp/works/16817330658167581729/episodes/16817330658167587291
なので、詠みたい言葉や表現があっても長音符や小さな文字が入るものは、言い換えたり違う言葉にしたりしてます。
珈琲【コーヒー】=焙煎の豆。豆の香りが包み込む
みたいな。
そして、このコンテストに応募するにあたっても何人もの方の応募スタイルを見させて頂きました。型にはめないと不安で仕方有りません。
ただ、ろくろわは型からの発展や改良はして行くことが出来ます。
ようは感覚さえ掴めれば、遊びや違うものへの昇華が出来ます。
でも、それはあくまで型があっての話。
最初から型を壊し新しい表現や斬新な話を書ける人を実はずっと羨ましく思っているのです。
ろくろわは時代の先をとる話は書けないな。
と思いつつ、最終的にろくろわが型になれば良いのではと野望を抱いてみたりして。
今回はそんなお話でした。
本日の話はここまで。
ありがとうございました。
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