第4話 登場人物について

令和五年四月十六日


皆様の作中には何人、何匹、何種族の人生が描かれていますか?


これも今のろくろわには出来ないことの一つです。


ろくろわの書く話には多くの登場人物は出てきません。多くても三名程です。

(エキストラ的な一言、二言程話す方は出てきますが)


これには私なりの明確な理由があります。


まずは創作する際、しゅとなる人物を思い描きます。

そしてその人生を創作する上で自身の経験や想像、世界観に合わせた人生観を持つキーマンが生まれます。

ここまでは違いはあれど皆様も作り上げているのではないでしょうか。


次にこの先ですが、生まれたしゅとなる人物とコンタクトする人物を想像していきます。

しかししゅとなる人物以外の人生観を詳しく想像することが出来ないのです。

正確には深く創造することが出来ないです。


分かりやすく言うと、自分の人生が主人公の人生となります。自分と関わる人がコンタクトする人になりますが、この人達は自分と違う人生を歩んできているのです。なので、自分の人生は幾らでも深めれて進む先も自身で設定できますが、他人の人生は設定できません。なので、この人達の事を深く設定することが出来ないのです。


せいぜい、主人公以外の人物に関しては主人公の見ている情報くらいしか出せないのです。

もっと人物像を深めていき、何人もの人生を出せるようになると登場人物が増えるのかもしれません。


今回、最新作で書いた「雨降れば隣いいですか?」の話も登場人物は三人です。


【雨降れば隣いいですか?】

https://kakuyomu.jp/works/16817330655829881009/episodes/16817330655835984655


今回の話については、中々共感が得られにくい話だと思います。

話を書いてて私自身もうまく説明できてないなぁとと思いましたが、それも含めて今の感覚を残しておこうと思い、書き上げています。

今の私には複数人の人生を出す話は書けません。

でもいつか複雑に絡み合う話が書けたらと思います。


本日の話はここまで。


ありがとうございました。


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