まどろむような春のかなしさ

幼馴染が亡くなります。
小学校のとき、交通事故で。
幼馴染をかばおうとして一緒にトラックにひかれたのだけれど
自分だけ助かりました。
でも、体は幼馴染の女の子のものだった。
女の子として生き、女の子の夢を追う。
ずっと、静かなかなしさが流れていて
でも春にまどろむようなやわらかなかなしさです。