ものすごく面白かったです!そして泣きました!
しゅんくんのすずかちゃんへの思いがすごく伝わってきて、すずかちゃんを愛しているからこそ、想っているからこそすずかちゃんの昔からの願いを叶えてあげたいと思ったんでしょうね。
それにすずかちゃんも人から裏切られて、いろんな人が自分から離れていく中で一番頼れるしゅんくんで、しゅんくんなら、と思ったんじゃないかと考えが広がっていきますね。
あとはしゅんくんも孤独になっちゃったからすずかちゃんと似たような、事になっちゃうのかなと思いました。
本当に面白くて泣くことができました!
はやせ先生、これからも頑張ってください!
最後に......はやせ先生は神。ハッキリわかんだね
孤独なウンディーネと、彼女を想う一人の青年。
掛け違えたボタンの如くに、気づかぬ間に紡がれていく運命までの道程。
二人の道は交差して、ときに別れ、そして最後は。
得も言われぬ恋の形を遺憾なく表現した短編です。その形は賛否が分かれるものかもしれませんが、私情を交えずに最後まで見届けたくなる。無意識にそんな風に思ってしまうほどに淡く儚い物語でした。元ネタを知っているか否かで物語への没入度が変わる反面、作者様によるウンディーネの現代風の演出には、あっと驚かされました。
明確な題材に加えられた瑞々しいオリジナリティ。それが導くは幻想的で、どこか物悲しい世界。読者の感性を揺さぶること間違いなしの一作です。作品のあらすじを読んで、興味を持った方は是非ともご一読ください。絶対に後悔しません。読後はきっと深い余韻に包まれることでしょう。