第394話 塩戦争ー世界設定

 さて、一昨日より短編予定で新連載開始しております。


『塩の魔女』

https://kakuyomu.jp/works/16818093083356863057


 前回書いたように非公式で合宿予定なので、それ向けの作品ですね。

 お題が海だったので、それに絡められそうなネタをと考えていた時、前に地域限定塩が必要になる話があったなと思い出したわけです。

 

『第147話 その果物に何かける』

https://kakuyomu.jp/works/16817330655235177535/episodes/16817330662530186945


 どんな塩だと面白いかなと調べていて、ふとバルト海は塩分濃度がかなり低いという情報に行き当たったわけです。

 もう少し深掘りすると、世界の海の平均塩分濃度は3.4%ぐらい。バルト海だと浅いところは0.7%程度、深いところで1.2%ぐらい。

 雪解けで淡水が大量に流れ込む時期であれば0.1%ぐらいまで落ちるそうで。

 生理食塩水が0.9%、スープで0.6〜0.8%というのと比較するとかなり薄め。

 原因としては、川が多いので流れ込む淡水が多く、湾の出口が狭いので海水はあまり入ってこないこと。実に物理的な話です。


 こんなに薄いと製塩も大変だろうなぁ、緯度も高めだし。と思って追加調査すると、延々とドイツやフランスの塩を買わなきゃいけない状況だったようで。「塩が普通に取れたら無理に戦争しなくても良いんだけどなぁ」みたいな嘆きの声も出てきました。

 ついでにドイツのとフランスので作り方が違って、なんて知識も得られたので、そのあたり織り込みながら書いていきたいと思っています。




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