第395話 ミルクヘアーガジェット
前回・前々回と話題にした『塩の魔女』ですが、無事に完結いたしました。
『塩の魔女』
https://kakuyomu.jp/works/16818093083356863057
これを書くときに、以前書いたネタを再利用していたことは前回述べた通りなのですがそれ以外にもあらかじめ貯めていたネタを拾っています。
実はこのエッセイに乗せるレベルに至っていないネタ帳がありまして。ネタに困るとそれをザッピングすることにしているのですね。
そこで引っ張り出されたのが「ミルクヘア」。ヘアは髪の毛ではなく野兎の方ですね。
魔女が人間の髪の毛や爪、骨などと木くずや羊毛などで作り出す使い魔。家畜小屋に侵入させて牛や山羊のミルクを吸い込み、魔女の家に戻って吐き出すそうで。傷つけると血の代わりにミルクを吹き出し、場合によっては魔女自体にもダメージが入るとか。
魔女のために泥棒してくる魔法生物、ということで最初は塩をこれに盗ませる方向で考えていました。その路線は没にしましたが、単語自体は面白いのとウサギはレオン君の祖霊でもあることを考慮して変形した形で再採用。
普段は一般人として生活しているけれど、裏でこっそり魔女の手助けをしてくれる人々がこう呼ばれているという設定にしてみました。レオン君たちは異端ではあるけれど『善い魔女』なので、表立ってではないけれど手伝ってくれる人というのはある程度いてもおかしくなかろう、というイメージ。
ただ、協力者の呼称に使い魔を使うということは、この世界でも「魔女が使い魔を作って悪さに使う」とこと自体は知られていることのようにも思います。
ミルクヘア(協力者)がミルクヘア(使い魔)と戦うような展開もあるのかも?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます