第364話 虹の七色ーガジェット

 絶賛(自称)連載中の『子供も大人もおねーさんも、みーんなまとめて寝取っちゃえ! ~転生したら超☆安眠枕でした~』

https://kakuyomu.jp/works/16818093074155477676/episodes/16818093074363333713


 本日分の更新でカムたちはついに3つ目のタグも手に入れています。

 #1が薄い灰色、#3がオレンジ色、#8が紫色としているのですけど、これは虹の色を参考にしてます。

 2~8の7つが赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色に対応する予定なのですね。


 しかし、ちょっと物知りの方なら虹を7色だというのは日本ぐらいだという事を聞いたことがあるかと思います。

 まあ、そもそも光のスペクトルなんで、何色に区切らなきゃいけないと決まってるものでは無いですからね。

 アメリカだと藍色抜きの6色が多く、レインボーフラッグとかもこの6色。

 ドイツでは青と紫も統合されて青だったり、かつての沖縄などのように明暗2色にしかわけないという地域も。


 じゃあ、日本では昔から7色だったのかというと、そういうわけでもなく。江戸時代の絵で、虹を4色で描いているのが残っていたりするそうで。


 では、誰が虹が7色だと言い出したのか……実は、主犯はニュートンでした。

 そう、リンゴが落ちるのを見て万有引力を見つけたとされるあのアイザック・ニュートンです。

 ニュートンは白い太陽光をプリズムに入れて色んな色の光に分けたうえで、それをもう一回プリズムに入れて白い光が出てくることを示しました。この時点で、太陽光はいろんな色の光がまじりあって白く見えている事は確定したわけですね。

 この時点では赤、黄、緑、青、紫の5色だとしていたのです。

 でも、「なんで各色の幅が違うのかな」というところが気になって、ふと思いついたのが音階。ドレミファソラシの7つの音階もその幅は違う。

 じゃあ、光も音階と同じ幅で分けて、7色にすべきなんじゃ? と思いついたニュートンは、橙と藍色を入れて7色としたのです。

 これが18世紀初頭のことで、日本にもこれが入ってきてから「虹は七色」という認識が根付いたんだとか。


 その後、欧米の色彩学者の間では7色にする必要ないんじゃね? というのがメインになり、藍色を抜いた6色に。

 しかし、日本は光学的なスペクトルとしての虹が小学校の教育内容から外れたので、スペクトル的には6色ですよと教えられるのが高校物理になっちゃうそうで。履修する人が限られるし、それ以前に「虹は七色」を刷り込まれてしまうので常識として残っているという状況だそうで。


 確かに、7つセットのものがあるととりあえず虹モチーフにしたくなりますし、6つの時にそれを思いつかないのも事実なんですよね。まだネタを練ってる段階の別作品でも7つの職業を色に対応させるつもりだったり……

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