第336話 滝下り―ストーリー

 KAC第1回お題対応として、『木曜日 二十三時五十七分』を投稿済みです。


 https://kakuyomu.jp/works/16818093072870225011/episodes/16818093072870234019


 話のベースとしては2/22にこのエッセイで取り上げた先週木曜教が根底としてあったり。

 自分で使いにくそうだなと言ってたネタの方が先に使うチャンスが回ってくるのですから、世の中分からないものですね。


 『第327話 先週木曜教』

 https://kakuyomu.jp/works/16817330655235177535/episodes/16818023213984424365


 もう一つのネタ元となったのが、自由お題のバッファロー。

 一度はWi-FiルーターとかSSDとから群れを成している百鬼夜行も考えたのですけど、さすがに企業名名指しになっちゃうのはどうかしらということで自粛。

 その代わりに思い出したのが、ニューヨーク州バッファロー市だったわけです。


 一昨年にお仕事で行ったのですが

 ニューヨークに出張だぜ! → ド田舎だよ!

 のコンボを喰らいました。ニューヨーク州とニューヨーク市は違うのです。

 市の中心部はそこそこ栄えてるんですけど、ニューヨーク市と比べると人口も40倍ぐらい違うので、うむ。

 そして、ナイアガラの滝も見に行きました。お仕事の出張ではあるけど、ちょっとぐらいの役得は良いよね?


 ナイアガラの滝は三つの滝からなるのですが、その一つのカナダ滝だけでも幅600m、落差56m。アメリカ滝、ブライダルベール滝を合わせると幅だけで1㎞以上とものすごいスケールでした。見に行った甲斐はあったなーと。アメリカ側からだけだったので、いつかはより眺めのいいカナダ側からも見たいものです。


 なお、このナイアガラの滝、意図的に滝下りをして無事だった例が十数件あるそうで。

 記録のある最初の挑戦者は63歳のお婆ちゃん。しかも誕生日当日のチャレンジです。

 でも、その目的が「老後の生活費あつめのため」というちょっと悲しい。

 オークの樽にクッションを敷き詰め、実行2日前にネコで試して生きていたことを確認してのトライ。

 お婆ちゃん本人も頭にちょっとかすり傷を負っただけで無事成功したそうで。


 2人目はサーカス団員。「お婆ちゃんで大丈夫なら、俺でも」という思考でしょう。

 こちらも生還はしましたが、全治6か月とかなりの重症。なお、彼はその15年後、オレンジの皮で転んでなくなります。

 殺傷力においてオレンジの皮>>>ナイアガラの滝とは、中々意外です。

 

 他にも十数人チャレンジして、それなりに成功者はいるそうで。

 しかし今は法律で禁止されてるそうなのでチャレンジしないようにお願いします。


 生存例を拾い読みすると、樽かゴムボールに入って滝下りした例が多い様子。ゴムボールはともかく、樽の方はファンタジーでも普通に使えますね。

 滝に飛び込まなきゃいけないシチュエーションで、船を使ってひっくり返らないよう祈るよりは樽を使う方がリアリティのある描写、なのかもしれません。

 ……滝に飛び込まなきゃいけないシチュエーションを書くか?

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