第235話 創世術師ーキャラクター
このエッセイで色々と異世界の設定を書き綴ってるわけですが、基本的には 「こういうシーンを書きたい」と思いついたので、そうする必然性がある設定を考えてる感が強いです。
しかし、「じゃあなんでそんな世界になってるの?」というとちょっと迷う事があるわけです。
過去に書いたものだと、本人のキャラに合った二つ名を名乗ると魔力がブーストされる世界とか。
『第18話 誇りをもって名乗れ!』
https://kakuyomu.jp/works/16817330655235177535/episodes/16817330656005912603
名乗り上げた後に大活躍するとカッコいいじゃん、と考えて作った設定ではあるのですが、
キャラに合ってる、合ってないは誰が判定するんだよ、というところも含めてかなり作為的。
そこで、どうせ作為的なら、世界そのものを誰かの作為にすればいいじゃないと開き直るのが創世術師という設定。
つまり、異世界を作る魔法があり、一人の魔法使いによって作られた世界だからその人の趣味が反映されている、と。
……別に神様で良くないかって? そうっすね。
神様にはもうちょっと超然としててほしいという個人的イメージと、作られた世界の中のキャラクターにも創世術を学んで自分の世界を作れる可能性があるというあたりが売りでしょうか。
ただ、作中での扱い方以上に読みにちょっと迷い中。
最初はネクロマンサーからネクロ(死体)をジェネシス(創世記)に変えてジェネマンサーかなと考えたのです。
しかし、マンサーの部分の元になるラテン語"mantia"は予言の意味なんですよね。
そもそもネクロマンサー自体が元々は死体や死者の魂を使う占い師であり、ゾンビやスケルトンを操る魔法使いになったの事態がかなり近年の事。
『指輪物語』の冥王サウロンはネクロマンサーとして活動していた時期があるのですが、別に彼はゾンビやスケルトンを使わないのでこの時点では占い師の方なんですよね。和訳も死人占い師にされていますし。
まあ、作中にほぼ出さない裏設定的になってくるので、しっくり来る読みをじっくり考えていきます。
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