第216話 三兄弟ー創作論

 私には姉と弟がいます。つまり、3姉弟の中間子ですね。

 ネットにあふれる「一番上の兄弟の性格は〇〇で~~」的なのの中間子版を読むと当たってるような当たってないような。

 兄弟間ヒエラルキーが一番下、とかは当たってるなぁ。

 以前も書きましたが、子供の頃は本当にテレビのチャンネル権がなくて。

 姉がいる時は姉の意見が通り、姉がいなくても弟がいる時は弟の見たい番組に合わせてやり。

 同記事に『新聞を隅から隅まで読みつくしてた』と書いてますが、すみません、間違いです。

 テレビ欄だけはほぼ読んでませんでした。だって、読んでも意味ないんだもの。

 姉も弟もいないって時にやっと取り出して「今、何か面白そうな番組やってるかなー」と探す程度。

 なお、令和の世では『チャンネル権』という言葉自体が死語だそうで。

 1人1デバイスの時代だと、みんな自分が見たいものを見れてよいですね。


『第169話 私がラノベにハマるまで』

https://kakuyomu.jp/works/16817330655235177535/episodes/16817330663703469106


 民話の世界では、実は三兄弟は定番の一つです。

 ただ、三兄弟の出てくる民話は末子成功譚の形をとることが多いのですね。

 上二人が失敗するけど、一番下の子が成功してめでたしめでたしって形。

 典型例でいえば、三匹の子豚がそれ。

 しかもこのタイプの話、一人目は何をどうやって失敗したのかをしっかり語られるのですが、二人目は「一人目と同じようにして同じように失敗しました」で略されてしまうことも多く……つまり、中間子は一番影が薄いのです。

 そういうところも現実と同じか……。

 だからといって、中間子だけが成功する話を書きたいとも思わないのですけどね。

 三兄弟がそれぞれに活躍しましたってタイプの話を読むと、なんだかほっこりしてしまう自分がいます。

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