第204話 天才病ーガジェット
10月こそは書き進めよう、と決意して20日ほど経ってようやく『魔女と聖女はすれ違う』を1話更新できました。
『魔女と聖女はすれ違う』第6話
https://kakuyomu.jp/works/16817330658455237705/episodes/16817330664566785751
特に宣伝もせず、私の作者ページでも見えにくいところにある割にはPVはじんわり増えていて、ちょっと不思議な気分です。ありがとうございます。
読まれ度合いはさておき、ようやくこの話の重要パーツである"神に愛されし者"の発作を描写できたので、個人的には満足度が高い更新になりました。
第一話から時々名前は出しているのにね。
元々は『近い将来に安らかに死ぬ事が決まっている天才魔法使い』を主人公に考えていた時に、その死ぬ理由について悩んだのが発端です。
普通の病気なら天才魔法使いなのだから魔法で治せてしまう。
呪いなら、それをかけた相手との戦いが軸になってしまい、やりたい話からズレる。
戦闘や事故だと、安らかではないだろうし、死ぬ事が決まっているとは言い難い。
そこでふと、死ぬ事と天才魔法使いであることを一つにすればといいやと思いついて出てきたのが、『身体が魔力に変わって行く病気』だったのですね。
難病であれば、そう遠くないうちに亡くなると覚悟しますし、病状を苦しまないものに設定する事で安らかにする事も可能。
魔法と強く関係する病気にする事で、魔法の才能がある事の説得力も増すだろうという考え。
そして、主人公が近いうちの死を覚悟するには、先例がいる方が良い。つまり、この病気の患者は主人公一人ではなく、歴史上何度か現れていることになります。
主人公がこの病にどう反応するかは決めている訳ですが、他の患者たちはどう反応するだろう、と考えて出てきたのが『魔女と聖女はすれ違う』のクーシン。
彼女の反応は一言で言えば反発。『"神に愛されし者"の患者だから、天才魔法使いで当たり前』という世間の扱いに、「仮に病気がなかったとしても自分は天才だ」と示したいのが彼女の生き方。
そして、彼女とは違う生き方を選ぶ聖女キミリア。二人の生き方がどう交錯するのかをご期待ください……という前にちゃんと書かなきゃ(汗)
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