第185話 頭上霊ー世界設定

 第150話でも書きましたが、私は自分が書いたものを思い返したり読み返したりということを結構やる派です。

 子供の頃から活字中毒だったせいで、同じ本を何度も読むのが平気なんですよね。その名残だと思います。

 https://kakuyomu.jp/works/16817330655235177535/episodes/16817330662764823071


 その対象にはもちろんこのエッセイも含むわけで。

 そうすると、「あっ! このネタ書いた時に、こういう別ネタを入れるの忘れてた!」となる事も発生します。


「逆に考えるんだ。一つのネタから二つエッセイを書けると、そう考えるんだ」

 と心のジョースター卿に諭してもらったので、今日はそういうネタです。


『第74話 多眼の者ーキャラ』

 https://kakuyomu.jp/works/16817330655235177535/episodes/16817330658755490282


 ↑を書いた時に入れ忘れたのが、現実の爬虫類の一部が三つ目だというお話。

 頭頂眼といって、頭のてっぺんに目があります。まあ、ちゃんと画像が見えるのではなく、明暗が分かる程度だそうですが、これで方角を確認してるとか。


 この頭頂眼、進化史的には脊椎動物の先祖から持っていたのですが、ほとんどの種では退化して今に至っています。ただ、退化した種でも松果体という脳の中の器官として残っています。ホルモンを作る器官になっているのですが、眼に近いつくりもまだ残しているという謎めいた状況。

 デカルトなんかは松果体が精神と物質が相互作用するためのカギだと考えていたそうで。今もスピリチュアル系で結構松果体が大事なんだという主張が見つけられます。


 松果体が霊的な意味ではまだ眼の役割を残しているのだ、というのはそれなりに通りそうな設定だと言えます。問題はそれで何を見るかですね。

 背後霊ならぬ頭上霊が存在し、松果体が覚醒するとそれが見えるようになる、とか?

 自分の頭上霊はいつでも見えますが、他人の頭上霊を見ようとすると頭を相手に向ける必要があって……つまりお辞儀ですね。

 能力者同士にとって、相手にお辞儀をするというのは貴方の頭上霊を見ますよという意味になって、結構無礼なことかも?

 逆に「お辞儀をしても良い」と相手に許すことが「あなたに隠し事はしませんよ」という信頼の証になるのかも。


 また、頭上霊がいるとすると、どんな姿でしょう。

 子供の姿の霊が肩車してるようなのだとちょっと可愛いかもですね。

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