第150話 思考を止めるなー創作論
第150回なので、例によって本作の状況を振り返り。
字数が10万字を突破、総PVも1800近くまで上がっています。
長編コンテストの基準が10万字になってることが多いのですが、そこまで書くハードルというのは書いた者にとっては高い。
しかし、1日700字ぐらいでも150日続ければ10万字を超えられるということが実証できたわけで。……150日書き続けるのもハードル高いという説はさておき(笑)
100回の時のデータと比べると、字数の増加ペースはほぼ変わらず。
これは自分としては良好。息切れしてきてだんだん字数が減っちゃうかなという危惧もあったので。
PVの方は、100回の時には1000を超えたと書いているので、ペースが上がっている事になりますね。読んでくれる方がちょっとずつ増えている事に感謝です。
さて、真面目な方の話題として、私は「〇〇としか考えられない」「〇〇に決まっている」というような言葉が嫌いです。
だいたい、「自分には〇〇しか思いつかないから、〇〇が正しいんだ」という流れに持っていこうとする言葉なんですよね。
個人として考えることを止めるのはその人の自由なんですけど、それを正当化して他人に押し付ける意図が見えるのが嫌いなんですね。
シャーロック・ホームズが「不可能なことを全部除外すれば、最後に残ったものが真実だ」というような事を言ってるのですが、これは言っているのがホームズという大天才であることが前提。
凡才が一生懸命考えてからこの理屈を使っても、
「いや、あなたは思いつかなかったかもしれないけど、△△とか××が考えられるよ?」
とツッコまれるのがオチです。
創作においても同じこと。
作品を書くときには、自分が思いついた中での最高を選ぶしかないという現実はあります。でも、自分が思いつかなかったものの中に、もっと良いものがあるかもしれない。
だから、書き終わった後でも折に触れて思い出し、違う角度から考え直してみることもやっています。
とにかく、固定観念にとらわれてそこで思考を止めてしまうことが嫌いだし、もったいないと思っているのですね。
そのため、当然ですが他の人からの意見は極めて貴重。たとえその作品に関しては的を外した指摘だとしても、そういう考え方がある、事自体が次のネタに繋げられる。
発想の広げ方に関して、最近Webのコラムでこんな事を読みました。
世界的なデザイン会社の創設者の方が「名詞ではなく動詞」でデザインすると新しいものが出てくると言っているそうです。
「新しいコップをデザインしよう」といっても、ちょっと変わり種のコップが出てくるだけですが、「新しい水の運び方をデザインしよう」というと風船の中に水を入れて運ぶだとかの変な発想が出てきやすいのだ、と。
今度、発想に詰まったときに使ってみようと思います。
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