第149話 サラマンダーーモンスター

 ファイアサラマンダーと聞いて、どんな生き物を想像しますか?

 ファイアサラマンダーはヨーロッパにいる両生類の一種。カエルと違って尻尾があるので概ねトカゲっぽい姿です。

 黒地に黄色の斑点があり、見るからに「私は有毒生物ですよ」って感じ。

 その期待を裏切らないどころか、毒液を射出する事すら可能。残念ながら口からではなくて後頭部の耳腺からですが。

 こんなサラマンダーですが、両生類で体が湿っているので火にかけられても一瞬は大丈夫。つまり

 ①サラマンダー、積まれた薪の間に入り込む

 ②人間、あまり気にせずサラマンダーがいる薪を火に放り込む

 ③サラマンダー、慌てて薪から離れて這い出す

 とやった結果、人間からみると「火の中からトカゲが出てきた! こいつは火の精霊に違いないぜ」となったようで。パラケルススが四大精霊の火をサラマンダーに割り振ったあたりで決定的になり、今やオタクにとってはサラマンダー=火の精霊でサンショウウオの方は忘れられるわけです。

 現代では、両生類オタクな方々がいっぱい動画配信してるので、検索して知った人も多いかも?


 要するに、オタクな私としては当然のようにサラマンダー=火の精霊なのですが、あえてそうでないものを書いてみても良いのかなと。

 しかし、その世界では「え、サラマンダーってそもそもこういうものでしょ」となってしまうので騙される人が居ない……ので騙される人を外から持ってきましょう。

 つまり、転生者だからこそ引っかかる、火の精霊ではないサラマンダーですね。

 これだけだと一発ネタにしかならないので、他のネタとの結合待ちですが……

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