第171話 蚊と蛍光灯ー能力
娘と一緒に近くの公園にお出かけ。つい先週までは外で靴を履くと歩かなくなっていたのですが、無事克服できてました。
で、帰ってきてベビーカーから抱き上げようとした瞬間、娘の左手の甲に止まっている蚊を発見。普通に叩くと娘が痛がるかも、と横からつまむようにして退治完了しました。
とはいえ、既に何ヶ所か噛まれていたようですけど……かわいそうに。
さて、今回無事に退治できたのですが、私はどんくさいので蚊を叩くのは苦手です。
上手くやったつもりでも、手を見ると何の跡も無く、「またしくじったのか」とがっかりするのがお約束。
というか、反応が速すぎるんだよアイツら、と思っていた時に、「小さな生物は世界がスローモーションに見えているかも」という記事を見つけた事があります。
電球をゆっくり点滅させていると誰でも点滅しているなと分かるわけですが、点滅速度を上げて行くと、どこかで消えているのが分からなくなり、ずっと明かりがついているように見えます。点滅が分からなくなった時に、1秒間に何回点滅しているかをフリッカー値と呼ぶそう。
人間だと40ぐらいなのですが、小さい生物はフリッカー値が大きく、例えば小鳥だと100ぐらいになるという研究があるらしいです。
だから、小さい生物は人間だと見えない、見えても反応できない速度でも余裕で見て反応できるという仕組み。
蛍光灯も実は東日本で1秒に100回、西日本では120回点滅しているのですが、普通の人のフリッカー値より小さすぎて分からないのです。稀に蛍光灯の点滅が認識できてしまって辛いという人もいるらしいのですが、そういう人はフリッカー値が高いのでしょう。
……フリッカー値が100ちょうどの人だと、東日本では辛いけど西日本だとマシだったりするのでしょうか。
かつて、「思考を高速化できる」能力の持ち主を書いた時、思考高速化中は蛍光灯の点滅が認識できる、という描写を入れていました。
第27話 とても頑張って二丁拳銃する人-能力
https://kakuyomu.jp/works/16817330655235177535/episodes/16817330656424738907
もしかすると、小鳥とか蚊とかも同様で、「人間ってなんであんなにチラつく明かりで平気なのかな」と思っているのかもしれません。
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