第27話 とても頑張って二丁拳銃する人-能力

 創作世界じゃごく当たり前だけど、現実にはまずできない事ってのはいくつもあります。

 その一つが二丁拳銃。

 カッコいいし、理想通りに行けば二丁拳銃で弾をばら撒けば二倍強いのです。

 理想通りに行けば、ね。

 現実的にはまず弾の再装填ができず、両方の狙いを同時につけられるでもなく、片手撃ちでは反動も抑えきれず。弾は出てるけど、実際に敵に当てられるかというと……というところ。

 現実的に二丁の拳銃を下げるなら、一丁撃ちきったあとに再装填の代わりに二丁目を抜く戦法。これは西部開拓時代に実際に使われてたとのこと。現代でもニューヨーク市警はやるとかで、ニューヨークリロードと言われたりもします。


 でも、それは二丁拳銃ではない。

 現実には出来ないなら、特殊能力で補ってやればいいじゃん。

 そういうキャラを昔書いたことがあります。

 弾薬をテレポートで弾倉に持ってくることでリロード不要、体感時間延長で連射中も落ち着いて狙いをつけられ、サイコキネシスと筋力強化で反動を抑え込む。ついでに銃身過熱も冷却能力でカバー。

 そんだけ色々能力があったら、銃撃つ必要無くない?となるので、全ての能力は引金を引いている時しか使えない事に。

 世界設定的にも、

・一つの超能力しか使えない代わりに、目的を縛られないシンプレックス

・多様な超能力が使える代わりに、目的は一つだけのコンプレックス

 の二種類の超能力者が覇権を競っている事にしました。当然二丁拳銃さんはコンプレックス側。


 この原稿は喪失しちゃってるので掲載できません。今書くなら、どんなストーリーを与えるかなぁ……

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