学生時代に見上げていたジョギングコースの桜が「僕」の心を救ってくれた

「僕」は心を壊してしまった。
一所懸命に生きすぎて心が壊れてしまった。
何もする気持ちになれなくて、生きているのも辛かった時、心に光を届けたのは懐かしい風景。
池に咲く桜の花の絵だった。
作者の命が込められたこの絵に、「僕」は光を感じたのだ。

暗くひび割れたような「僕」の心に差す光は、少しずつ命の力を注いでくれているようだ。


ゆっくりでいい、行ったり来たりしていい。
光りの差す方に進むことが出来ますようにと祈ってやまない。