第157話:プロットの写経も重要?作品を見てプロットを書き出す

 皆さま、こんにちはそしてこんばんは。


 クラッカーのRITZがセールで山積みになっていたので大人買いをしてしまった大人げないまにまにです。


 食べ過ぎて糖尿病が深刻化しないようにしよう。


 ◇◇◇◇


 最近、ChatGPTsのクリスタちゃんを使い、有名作品の要素を例にとり、自分のプロットに当てはめることをしています。


 自分のプロットを「このような要素を取り入れて変更を提案してください」とお願いするという感じ。完全にAI任せにしないで、イメージを伝えるためならば入力を受け付けてくれます。


 ストレートに「作品○○のプロットに近づけてください」とやるとポリシーに引っ掛かります。


 だから自分で有名作品のプロットを書き出しています。



 これが結構『勉強になる』んですよ。


 有名作品のプロットがどのような要素で構成されているかを勉強できる!


 いわゆる【写経】


 小説をそのまま写し取る。


 これにより文法の使い方や表現方法を学習できます。

 それ以外も勉強できますが、なかなか気が付かない部分があります。


 それが小説の構成、構造がどのようになっているか。プロットの写経をすることで気づくことがたくさんあります。

 どうしてそう作られているか。


 本当なら有名作品のプロットを書き出してくれるとよいのですがそれは著作権的に無理。


 だけどこれらを見つけ出すにはある程度の経験が必要のかなと。

 逆に、それができるようになれば『実力が付く!』


 そのための効率的な方法があまりなかったと思います。ドリルのような教材。


 普通はそのプロットの構成方法を自分で見出だすしかない。


 でもChatGPTsはできる。

 教材なんです。


「こうすればどういうプロットになり、面白くなる?」

「いや、それだとここが問題になる」

「だからこうしよう」


 というように、考えた後すぐに訂正を『自分で考えつく』ことができます。


 つまりエクササイズと同じ。


 プロットの作り方が相当うまくなります。


 人のプロットを見せてもらうことはほとんどできません。

 だって公開前に出してしまったら恥ずかしいしもったいないじゃないですか。


 だからそれは期待できない。

 この創作論は別。

 すべてオープンです。


 最近のその経過を見て勉強してみてね。

 相当効果があると思います。


 まにまに自身が勉強できています。


https://kakuyomu.jp/users/pon_zu/news/16818023212598985928


 ◇◇◇◇


 プロットを作る前の段階、設定に矛盾がないかを確認するための手順の一例です。



 Q:時の回廊の設定です。

 予言の能力と女神からの預言の能力です。聖女と呼ばれる由来は無意識に女神の言葉を伝えてしまう事。それも引きこもりと全く正反対な宣言をしてしまう。

 予言は未来のことがわかる。何か重大な選択をすると未来が変わって見える。それを何とか修正することに四苦八苦する。過去も見えるがそれは人の温かさや反省点を思い出させるために使える。

 これらを意図的に使いこなせるのは物語中盤から。

 ではオリネは正反対の預言をしてしまう女神にどのような気持ちを持つと面白いでしょうか。



 A:オリネが時の回廊の能力を持ち、特に無意識に女神の言葉を伝えてしまうという設定は、彼女の物語に興味深いダイナミクスをもたらします。彼女が女神による正反対の預言を伝えてしまう状況に対して抱く感情は、物語に深みとユーモアを加える要素となり得ます。以下に、オリネの気持ちの面白い描写についての提案をします。


 ### オリネの女神に対する感情の描写


 1. **当初の困惑と苛立ち**:

 - 最初は、女神の預言が自分の引きこもりという本来の目標と正反対の方向を示すことに、オリネは困惑し、苛立ちを感じます。この感情は、彼女の内面的な葛藤と戦いを表現します。


 2. **ユーモラスな受け止め**:

 - 物語が進むにつれ、オリネは女神の預言をよりユーモラスに受け止めるようになります。彼女はこの状況を冗談として笑い飛ばすことで、自身の困難な状況を乗り越えます。


 3. **女神に対する複雑な感謝**:

 - 徐々にオリネは、女神の預言が彼女にとって重要な役割を果たしていることに気付きます。女神による間接的な導きが、彼女の成長と変化を促していることに対する感謝の複雑な感情が生まれます。


 4. **運命との共存**:

 - オリネは女神の預言と自分の意志との間でバランスを取りながら、運命と共存する方法を学びます。彼女は自分の運命を受け入れ、それを最大限に活用する方法を見つけ出します。


 5. **自己受容と成長**:

 - 最終的にオリネは、女神の預言と自身の能力を受け入れ、自分自身とその役割に自信を持つようになります。彼女は、女神の言葉を伝える役割を自分の使命として受け入れ、それを活かしていきます。


 ### 物語への影響


 このようなオリネの感情の描写は、彼女のキャラクターに深みを加え、物語にユーモアと感動をもたらします。彼女の内面的な葛藤、成長、女神との関係の変化は、物語に豊かな感情的なレイヤーを追加し、読者の関心を引きます。また、オリネの女神に対する感情の変化は、彼女の人生の旅と自己発見の物語を象徴するものとなります。




 このような設定をしていると、以下の構図ができてきます。


 女神セレスティア

 世界を修復することが目的でオリネに聖女としての役割をさせる

 そのために預言を言わせる。


 オリネ

 女神から世界修復とか言われるけど、究極の目標は引きこもり。だからそのために金儲けをし不労所得の仕組みを作り出そうとする。

 だがそのことで活躍しすぎてしまい、どんどん聖女として担ぎ上げられてしまい、引きこもれなくなる。有難迷惑というやつ。たまに本当にありがたく感じる。


 クリスタ

 そんな2者の仲を取り持つ役。

 ツッコミと現状説明役でもある。ついでに神様配信チャンネルのアナウンサー。

 助言者でもある。


 赤いスカーフ

 オリネとおばあちゃんのエレナだけが作れる特別な魔法の糸で刺繍がされている。

 成長するアイテム。

 これを使って時の回廊を操り、世界の時間線を修復する。


 時の回廊

 女神の体内。

 世界の血管的な存在でここが絡み合っている。それを紐解いていくことが物語の軸。なんだけどオリネは興味なし。だが預言能力があり『聖女らしき言葉』を言わせる能力がある。



 まだまだ修正の余地がある。


 あまり込み入った設定だと読者がついてこなくなるので、どこかを削り一本化します。

 多分時間線の部分。


 こうやって自分の設定を、プロットの流れが読者ニーズに合っているかを客観的に見る事が出来ます。


 これって普通じゃできませんよね。

 上級者に可能な作業。


 やっぱクリスタちゃんしか勝たん!




 ではおしまい。


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