第128話:続:警告。NISAがやばい説。お金は大事。よく考えましょう

 皆さま、こんにちはそしてこんばんは。


 またまた頓服が必要になってきたまにまにです。


 興奮しすぎると走りすぎます。

 病気です。ブレーキをかけるために頓服を飲まねば。


 ◇◇◇◇


 まずはカクヨムの通知が12/21から来なくなり不安で、さっきまでスパムフィルターを確認していました。なぜか引っ掛かっていました。あの迷惑メール判定は揺らぎがあるので、確実に必着設定していないと大変なことになりますね。


 皆さま、必ずやりましょう!

 危険です。


 理由は言わずもなが。

「運営からの通知が来ないと垢BANされる!」


 ◇◇◇◇


 昨日のNISAの話。


 あれはやばいです。


 どうやばいかというと、


 1)日本国にとってやばい


 2)勇んですぐに参入した人の阿鼻叫喚が聞こえる


 3)今後多分、パラダイムシフトが起こる


 1)の日本国にとってやばい理由は、日本国政府の金融資産が海外に逃げていきやすくなるという事。


 現在、日本国債が信認を保っている理由を知る人はあまりいません。大体Z=財務省に完全に騙されていますので。


 バランスシートで政府の資産と負債が釣り合っていることを隠している。

 さらに国債が未達(売れなくなる)ことはほぼ起こりえない。

 なぜなら海外に売っていない。国内銀行に売っている。つまり民間資産が間接的に買っている。


 でもその民間の資産が海外に逃げたら?

 次第にではありますが、信認が落ちる。


 あといろいろなことが起こると考えられます。穴があると思いますがこの方向性で間違いないかと。富裕層のキャピタルフライトが加速する。家庭ごとの資産上位20%=1億円以上、が民間の金融資産の半分以上を占めていますので、その海外への流出は本当にやばいんです。



 2)の阿鼻叫喚。


 まにまにはバブル崩壊を目にしてきた世代です。

 あの時の熱狂と似ている。


 でも昨日まではデータがなかった。

 それがいくつかの動画を見てはっきりとしました。


『アメリカ株がバブルになっている』


 日本株式の2倍。

 そして米国株式、いや世界全体の株式総額の第1位は圧倒的にアメリカですが、2位は日本。そして第3位は……アップルです。


 そのアップルをはじめとしたGAFAN(=IT系企業)がアメリカ株式の中核。これが完全にバブっている。もう成長余地がない。


 だからNISA崇拝者が言っている


「今まで力強い成長をしてきたS&P500やそれをメインにしたオルカンに全振りした方がいい」


 と言っています。


「どうせ暴落してもまた戻るさ」


 というわけ。


 でもそこにパラダイムシフトが考えられます。


 あ、その前に来年が危険なわけを。

 以下のグラフを見てください。

 米国失業率とFFレートとの相関グラフです。

 出典は米国連銀の発表をまとめるサイト、FREDです。


 https://kakuyomu.jp/users/pon_zu/news/16817330669035520357


 失業率が上がり始めたとき、FFレートが下がり始めます。それが逆転した時に大抵金融崩壊が起きています。


 2000年からのITバブルの崩壊。

 2008年のリーマンショック。

 2020年のコロナショック。


 全部該当しています。

 1992年は日本のバブル崩壊の余波を食らった時です。


 で、現在、不気味に失業率が上がり始め、来年からFFレートが下がるとの大方の予想。5~6月に下がり始めると予想している人がマス層。


 ここに現在起きている米国債のメルトダウン。これから暴落が起きればまたまた財政を吹かすことになるけど、またまたFFレートが急上昇せざるを得ない。だって買ってもらえないから。


 これ以外にも諸事情が重なりつつあります。


 そして問題なのは、ここ2年の間、いままで逆相関の関係にあった株価と債券の価格が正の相関関係になっていること。つまり金融崩壊が起これば今までなら債権が上昇しますが、今回は両者ともに暴落する可能性が高い。


 これは多分、パラダイムシフトが起こっているからだという識者も少ないながらいます。


 まにまにはこの意見に賛成です。


 以前から「米国やべ~じゃん」と言っていたと思いますが、麻薬の蔓延、ホームレスの激増、国民の分断。2%の富裕層にますます富が集中している。

 さらにここへきて2つの戦争にかかる多大な出費を抱えている。


 BRICS+αが新通貨を作るのでは?という観測もあります。

 それは多くの識者は懐疑的に観られています。


 ですが崩壊は一気に起こるのが歴史です。


 以下、楽天証券出典。


 https://kakuyomu.jp/users/pon_zu/news/16817330669035678620


 およそ100年で基軸通貨は変わっています。

 フランが基軸通貨になったかどうかは確認できませんでしたが、大航海時代前半15世紀後半から16世紀前半はスペイン。

 この変化は16世紀初頭のポルトガル王室の断絶から始まりました。


 次に17世紀初頭にオランダの東インド会社の繁栄。そのころアンボイナ事件でイギリスの撤退が行われ、オランダのギルダーが基軸通貨に。

 ついでに追い打ちをかけるようにリスボンの大地震があって完全にイベリア半島全体が世界の中心から離脱。


 次がよくわかりませんが、オランダ、アムスの金融センターが別のところに移ったはず。18世紀初頭の第4次英蘭戦争で決定的にポンドに移りました。


 ポンドは長いですね。

 20世紀初頭=1920年にスターリングポンドは米ドルに基軸通貨の座を明け渡しています。これは多くの方がわかると思いますが第1次大戦終了時にイギリスが莫大な借金を抱えたからです。


 こう言ったように基軸通貨は100年くらいで寿命を終えているわけです。米ドルもそろそろ退場の時期に来ているともいわれています。


 そして次の事はほとんどの人は知らないと思います。


 歴史は400年ごとのサイクルで、東西の勢力が入れ替わっているということ。


 400年前1600年ごろ。

 1400年ごろに全盛期を迎えていた中華圏(明)が没落を始めます。その後200年した1600年ごろに大航海時代を経て地球のどこへでも行けるヨーロッパ圏が勢力を伸ばし始め逆転。


 1800年代には産業革命を経て、アヘン戦争などで中華圏は半植民地と化します。


 そこがヨーロッパの全盛と考えると、2000年はすでに東西勢力の逆転時期。



 BRICS+αが不気味な動きを見せています。少しでもアメリカ通貨覇権のことを知っている人は、その根源的存在は以前は金本位だったものが石油取引を米ドルで行うことで、世界の通貨の流通量を独占しているということを知っていると思います。


 これをペトロダラー体制と言います。


 これが今年揺らぎました。

 あまりにも醜態をさらしているバイデン政権のまずい外交のおかげで、OPECのリーダーであるサウジが「ドルでなくても原油決済するよ」と言い始めたのです。


 そのサウジとOPEC諸国は今こぞってBRICSに参加表明をしています。


 もうすでにBRICSのGDP総額シェアは先進国を肩を並べているのです。このままで推移すると確実にGDPの世界シェアは逆転します。


 そこで共通通貨を持とうという話し合いがもたれ始めたわけです。


 その通貨の基盤となるのがGOLDです。

 だからロシアと中共は金を大量に買い付けています。インドも同じ。


 このことから


「S&Pは暴落しても平気さ~。きっと元に戻ってくる」


 と、先進国に全振りして1月に投資を開始した人々の阿鼻叫喚が聞こえる気がするのです。



 現在まで、うちで購入している米国債ファンドはラダー制を取り入れているためか、成績がいいです。ですが今後はまずいと思います。でもうちの財布のひもを握っているのは家内なので、動かせません。


 今、生の米国債はようやく含み損を減らしてきていますが、今後2~3年後にはどうなることやら。通常ですと、満期まで持っていれば損はしないのですが……


 ここでその損を相殺するのがGOLDだと思っています。

 さっき述べたように新たな基軸通貨の裏打ちとなるのがGOLDしか今のところありえません。


 ですから多分、暴騰すると思っています。

 債券と株式の逆相関がなくなってしまったので、そこしか資本の逃げ場がないのです。コモディティの暴騰。インフレです。


 すでに機関投資家はその準備ができているようです。

 投資を少しでもかじったことのある人は耳にしていると思われる『ウォーレン・バフェット』率いる『バークシャハザウェイ』というファンドが、半分以上の資金を現金に換えました。多くの大富豪も売っています。

 日本でも三木谷さんなどは売り抜けていますね。


 これから暴落が起きる傍証です。


 その全世界的な暴落が起きたあと『世界の経済株式の勢力圏が変化する』のではと現在想定しています。


 といっても、まにまにの資産はほとんどないですが。


 もっとヤヴァいのは自然災害。

 アメリカも火山が噴火、超巨大なハリケーン災害。その他いろいろ。

 日本は東南海トラフ。富士山噴火。


 これがひとつでも起きたら、リスボン大地震のような歴史的な転換点になるかもしれません。



 NISAは夢があります。


 でも今まで通りの投資を続ける人は、なんだか相当危険だと思います。

 だってこういった知識を持っていない人が多いと思いますので。

 バブル期に若者であった団塊の世代の最後の人=まにまにと同年代の人が初心者として退職金をぶち込んで融かすことが想定されます。


 積み立ても、ここまで見てきたように今までのような先進国メインの投資はやばい。


 でも問題なのはオルカンの6割はS&Pなんですよ。そしてそれが一番手数料が低いので選ばれやすい。インドやベトナム、インドネシアといった国の株式は手数料が高い。


 そこに積み立てするのがいい気もするのですが、手数料がネックになります。


 なので、現在、まにまにが子供のために積み立てるのは以下のようなポートフォリオと考えています。。


 10%インド株

 10%ベトナム株

 10%インドネシア株

 30%GOLD

 20%オルカン

 20%日本株


 証券は危なさそうなので70%を株式、30%をGOLD


 ドバイのETFも売っているのですがNISAでは買えない。

 中国株はもちろんペケ。

 カントリーリスク高すぎ。


 30年以上の超長期投資なために、どう転んでもよいようにしたいけど、あまりにもS&Pが不安。


 問題はインドもベトナムもインドネシアも積み立てがないこと。ゴールドも。

 成長枠で手動で入れていくしかない。


 だからこそヤバイ。


 阿鼻叫喚が聞こえる……。




 これはあくまでも私見です。

 参考にするかどうかはあくまでも自己責任でお願いします。


 前にも書きましたが情報は自分で裏を取ってください。まにまには一応裏取りのために元データを漁りました。


 情報が抜け落ちていたり、理論的に間違いがたくさんあると思います。


 でもこれだけは言えます。


 これから起こるであろう事象に対して、今まで通りの方式で日本円のみで防衛できるほど甘くはないということ。


 せめて資産の10%は金地金に変えておくとかした方がいいかもしれません。コインなら少量でも買えますし、ETFならば保管料や手数料もいりません。何かが起きる確率は0にできませんが。



 ご自身で考えてね。


 よ~くかんがえよ~

 お金は大事だよ~♪



 ではでは




 追記

 米国債は短期売買なら一気に儲けるチャンスかもしれないということです。金利の急降下の際には50%くらいの高騰はザラだというのが一般常識とのことです。



 追記2

 定かではないのですが、FFレートと日銀の金利との間の1%差がドル円10円を動かしているようです。

 通貨量で決まりますので、そっちに影響が出るのかも。もうちょっと調べます。



 追記3

 先ほどコメントをいただいた方のように、日本円でリザーブしておくのは賢明かと。現在はですが。

 上記のような投資比率を行うのは、大暴落が起きてからです。しかも積み立て。

 多分、上記のように日銀とFFレートの差が縮まり、オーバーシュートもいれればリーマンショックの時の79円を割る可能性もありますね。

 それだけ多くのマネタリーベースの変化が起きています。


 リーマンショックの時の10倍以上の変化です。


 相当の爆縮を想定しないといけないようです。


 今後もウォッチしていきます。



 追記4

 もっと円高について近況ノートに書きました。

 https://kakuyomu.jp/users/pon_zu/news/16817330669044846083

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