第32話:全精力を注ぎこんでる故の過ち

「作品の主人公は作者の自己投影である」とか言われるときがあります。


 そんな人もいるという事です。

 まにまにのように。

 だから女性は書きにくいのですが。


 中級者ですらこれです。

 ですから気がつかないうちに、自分の性格の投影がなされている事が多いのかもしれません。


 でもそれでは読んでもらえない場合が多いのかと思います。


 ランキング上位の作品を読んで『まともな性格の主人公』ってどれだけいますか?


 そしてまともな性格のキャラを主人公に据えて、面白いストーリー作れますか?

 まにまににはできません。


 故に処女作は『一人称を出しませんでした』。

 一般人が戦国時代に行って、何ができるか考えたんです。


 人殺し?

 無理でしょ。


 大殺戮?

 気が遠くなる。


 主人公にそれをやらせる作品です。

 だから書けなかった。

 一人称が。


 普通の神経だったら戦いのある戦国物の主人公にはなれないと思ったのです。

 スローライフものなら別ですが。


 でもそれじゃいけないと、その後一人称を幾つか書いて爆死を繰り返しました。

 その理由が最近わかり。


 それが

「自分の境遇をあまり考慮せず主人公造形を考える」

 ことが、結構重要だったりする。


 だって、名作の主人公みたいにイキりをする人間になりたいですか?

 性格的にです。


 でも

『その境遇にはなりたい!』


 こじらせ系だとか、やれやれ系だとか、勘違い系だとかは、見ていて面白いけど、ああなりたいですか?


 その自分以外の性格を作り出すことが重要だと思います。


『みていて面白い』


 それが超重要。

 自分の性格は関係ない。

 でもそんな人、なかなかいません。


 ですので『自分の人生経験から検索』して、それに見合ったシーンを見つけ出すのでは?

 その経験はリアル体験でなくてもいい。

 自分のライブラリがあるじゃないですか。読書体験とかアニメ鑑賞体験とか、趣味の世界とか。


『自分が笑えたキャラ』


 この構成要素を今後分析してみたいと思っています。

 まにまには、ラノベやWeb作品は戦国・戦場物以外は、あまり読んだことがありません。

 ですので今、結構たくさん読み始めています。

(目が悪いので、皆さんの半分くらいのスピードだと思います)


 その分析結果はエッセイで書いています。


 第292話:現代ファンタジーのランキング上位を読んで

 https://kakuyomu.jp/works/16816927860513975333/episodes/16817330656823624319


 ここから数日間はこんなことを書いていくと思います。



 ◇



『魂を削るように書く』


 まにまにはこんな感じです。

 上で述べたように、自分の人生の1シーンを検索、それを書きとる。

 これやっているからです。


 病人ですので精神的なエネルギーがほとんどありません。

 時間はあるんですが、それもほんの少しに時間しかまともに頭が動かないのです。

 ちょっと創作活動をすれば疲労困憊。


 皆様もお仕事の後などに書かれているのでしょうか?

 お疲れ様です。


 そんな努力をされて書くのですから、きっと魂を燃やしているのでしょう。

 素敵です。


 それが結実するように、『継続は力なり』で、少しでもいいから毎日書けるといいですね。


 まにまには3年頑張ろうと思いました。

 仕事を始めたころ、3年経って一人前の仕事ができました。

 自分に自信を持てた。


 だから3年は続けようと。


 あと1年。

 でももう健康が許さなくなってまいりました。

 残念でなりません。


 そうならない内、書けるうちに書きましょう。

 全力で。



 ◇



 優秀過ぎる、完璧すぎる主人公は

「自分が憧れるけど」

 書くと、読まれません。


「主人公が自分は完璧」

 だと思っているけど

「周りから見たらとんでもない奴」

 だと面白いです。


 いわゆる勘違い系。

 この逆も見ていて面白いですよね。


 あ、あとでもっと詳しく説明しようかな。


『ギャップ最強』


 ありとあらゆる意味でギャップがあると面白いです。


 勘違い系もそうですよね。


 名作を例えに出すとネタバレになるので、自分の作品にします。

 恥ずかしいけど。


 ヲタク光秀。


 大きなお城作ってその隅に6畳一間作って、元のヲタク空間を再現するのが夢。

 なんだけど、天下を取ってしまう。


 小さな夢しか持っていない、セコイ主人公なんだけど、周りからするとすごい英雄。織田家の家臣に大したことしていないと思っていても、凄く恩を売っていた。

 その理由は天下取りではなくて、秀吉や信長が怖いから周りと軋轢作らないために。


 それでいて秀吉の役どころをどんどん取っていってしまう。


 はい。

 無自覚系主人公です。

 ついでにオバロのアインズ様的な、内心冷や冷やもので頑張って見栄を張っている。


 こんなように全てにおいてギャップをつけていく。


 これできれば相当面白くなると思いますよ。



 さて、自分も次なるギャップの世界を考えますか!



 今日はこれにて。



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