第31話:30話までが勝負!これ越えたら★がつかない。ついでに今書くべきジャンル

 この評論も31話まで来ました。


 最初に書いた「色々な理由でこれを書いている」という意味、もうお分かりでしょうか?


 30話くらいまでしか、読者は一気読みしないのです。

 つまり★がつきにくくなるのが30話から。


 更新に追いつかない作品を読む気がしない人も多いと思います。

 そして『更新通知が来ないと読まなくなる』。


 故にそろそろ300話になってしまう拙エッセイの方は、色々と書いているのですが誰にも読まれない。

 おなじみさん50名くらいしか読まない。


 そして重要なターゲットである新人さんへのメッセージをエッセイに書いても伝わらないのです。


 そこで

『入り口を新しく作った』

 のです。


 新人さん用の内容とそれに特化したキャッチコピーと作品名にしてリリース。

 これで多くの新人さんが読んでくださいました。


 この手法は、長編を書く際に使えます。

『読者導線を作る』


 これは誰にでもできる事です。

 特に、毎日創作活動している人で、ストックを溜めるように心がけている方は、次回作が始まる時、


「今日から似たようなテイストの作品を連載し始めました」


 と、最終回に書いて読者を誘導する。


 これでどんどんファンを増やしていく。

 少ないファンでも積み重ねです。


 以前書きましたか?


『カクヨムは作品ではなく作者にファンがつく』


 と。


 そのために、

「新作が出たときに通知が行くようにユーザーフォローをしてください」

 とお願いする。


 これをずっととづけていけば

「あなたのカクヨムの基盤ができていく」


 基盤がない状態で作品を打ち上げるのは大変だと、ここまで読まれた方は分かったと思います。


 自分で基盤を作っていくのです。

 これをしないで書籍化したらどうなっちゃうのでしょう?

 大変そう。


 書籍化作家さんは自分でもPRしないといけない。

 だから『@○○書籍化しました』とか書いているのです。


 まにまにはあまり考えていませんが、フルマーケティングする際には、この方式を取ります。

 本気でこの創作論を広めようと思ったなら、@新人支援創作論執筆中だとか書いて、徹底的に新人さんの近況ノートに書き込んでいきます。


 その新人さん捜索も近況ノート新着欄だけでなく、自主企画やランキングの最後のページとかも見ていきます。


 そういうマーケティングがWeb上では昔から行われているのです。

 今は自動的にWebコマースが出てくる、もしくはSPAMメールなどでできる(違法だけど昔はよくやられていました)。


 あれ。

 話がそれたww


 ★の話です。


 30話までにレールを敷かないとそれ以降、★がつきません。

 完結しても★がつくことは稀。そうとう有名であるか、スコッパーさんが取り上げてくれない限り。

(スコッパー。埋もれた名作を見つけることを趣味にしている方)


 ですから30話~50話。

 10万字くらいで完結する作品を書くのが効率的です。

 そしてそれを連鎖させる。


 PVを狙うなら下手にお題のあるコンテストに応募しない方がいいと思います。

 それよりも似たようなジャンル、テイストをずっと書き続ける。


 新人さんで読んでもらいたいなら『ラブコメ一択』。

 あとは『現代ファンタジー』もまだまだいけそう。

『異世界ファンタジー』はすでにレッドオーシャン(飽和状態)で競合作品が多すぎるので、なにか特色のあるものを見つけないといけない。


 以下で紹介する方はラブコメ一筋で書いている方の新作です。


 配信切り忘れたら、幼馴染彼女と後輩間男の浮気現場が垂れ流されていた。俺は寝取られを生配信して、10億儲けてやることを決意する

 作者:東夷


 https://kakuyomu.jp/works/16817330656726896750


 既に★1000以上の作品を一つ書かれていますが、他のサイトでもやはり素敵な作品を書いています。


 どうでしょう?

 すでに作品名だけで釣られませんか?


 この作品名が重要です。

 ここから考えないと、書き始めても全部書き直しになることも。


 10億という具体的目標。

 NTRのざまぁがずっと続く気配。


 ラブコメの特徴である、★の2倍以上のフォロー。

 2話目にして完全にジャンプ台にのっています。ロケットスタートを切りました。


 ここまで書けると30話まで行っても、次から次へと★が降ってくるでしょう。


 これまたラブコメの特徴として、フォロワーと★評価者のほとんどが読み專。

 ここが重要。

 ブーストがかかっている。


 先の★1000以上の作品の読者がリピーターで入ってきているのが見て取れます。


(こう言った分析も超大事です。無許可でこれ書いていますが、作家仲間なのでご勘弁><。著作権に触れていないし、データは開示されているものなので)


 もう一度言います。


『これから読まれる作品書きたければラブコメか現代ファンタジー』


 これを選んでずっと書き続けましょう。


 あとついでに付けたし。


 今旬なのは

『配信系』

『掲示板回』

『現代もの』


 最後の説明をすると、重要なことなのですが、ハイファンよりも「現実世界でこうあったらいいな」という「夢みたいなことを仮想体験できる」こと。


 陽キャの連中にざまぁ。チー牛な自分とおさらば。

 クラスのかわいい子が自分を好きになってくれる。

 かっこよくなって、モテモテになりたい。

 大金持ちになりたい。

 ・

 ・

 ・

(ちなみにチー牛という『自分よりも恵まれていない評価の人間が成り上がることが重要』)


 これらをどんどん書いていくには、現代ファンタジーが物凄くあっています。

 それを三人称で書くための技法としての配信ものなのです。


 そういう事です。


 なぜ流行るのか、認識できたでしょうか?

 ここが神髄だと思っています。



 今日はここまで。





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