飛翔せよ、死の天使（アズラーイール）

遠い未来。

惑星ソロンソでは、あらゆる兵器が死と再生を繰り返し、戦争を続けていた。
人類が撤退して百五十年が経っても、プログラムに従って動く無人自律兵器たちの争いは止まらない。
ソロンソには莫大な鉱物資源と強大な兵器が隠されているとの噂があるものの、兵器たちに阻まれ、調査は進まない。
せめて映像を解析して手立てを考えようと、地球からはソロの調査員がたびたび送り込まれていた。
しかし、生還した者はなく、決まって映像の最後に映っているのは、おぞましい姿の「死の天使（アズラーイール）」。

殺戮と再生だけが支配する惑星に、今日もひとり、高額な報酬に釣られたフリーの調査員がやってくる――。

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「天使」「フリー」「ソロ」の三題噺に参加しようと書いたものですが、残酷描写（スプラッタ系）が思った…続きを読む