なんかビリビリするやつの29回のあらすじ的なそれ

【電撃29回・あらすじ】

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【作品タイトル】

『各務原日翔麻の歩き方』

【ペンネーム】

碧真目夏冬（あおまめなっとう）

【あらすじ】

　不登校気味ながらも高校を卒業した各務原日翔麻（かがみはらひとま）は、自分が以前から社会に適応できない性格だと悩んでいた。また世間の「普通」や「ちゃんとする」ということに疑問を抱いていた。

　高校を卒業したあとはコンビニで夜勤のバイトをするも、父親からは「一年以内にちゃんとした進路を決めるように」とプレッシャーをかけられていた。

　そんな中、常連客で小説家の二筆流（にふでながれ）と仲良くなる。日翔麻から見れば、彼女は周りからどう見られているかも気にせず、年中浴衣を着ていて、生活も自由で縛りの無いような暮らしをしているように見えた。そんな彼女に日翔麻は相談をするようになる。　　

そんな時期、同じく不登校友達だった檻蒔熾火（おりまきおきび）から、バイトから正社員に就職したと連絡が来る。

　このままでいいのだろうかと焦り、募集のあったスーパーに契約社員として入社する。両親は喜んでくれたが、早朝からの勤務や会社員としての未来を想像出来ずに働いていた。

　日翔麻は同僚の田渕（たぶち）さんから助言を貰ったり、スーパーにも来店する二筆と相談を重ねる。

　そんな中、熾火から教えてもらったＳＮＳで日頃思っていることを書き連ねるようになる。そこで自分の価値観に合った御兎原（おうはら）という人物を発見する。

　年末の激務後、日翔麻は熾火と初詣に行く。一緒に歩きながら、お互いの性格や人生観、生き方を話し合う。

　ありのままの自分で生きていくための道を模索するために日翔麻はスーパーを辞め

コンビニで店員に戻る。

　以前は一年のモラトリアムを凌ぐためのバイトだったが、今回は自分で決めて戻ったので晴れやかな気持ちになっていた。

　憧れている御兎原から着想した『小原』というペンネームでＳＮＳ等の執筆活動を続け、数年後には慎ましい暮らしをしながらも、本を出したり二筆とたまに会うような半分隠居のような生活にたどり着いた。