【22】この上なく幸福な男の物語(蜂蜜の里) 読みながら感想
【22】この上なく幸福な男の物語(蜂蜜の里)
https://kakuyomu.jp/works/16818093086133670152
二十二人目の参加者は、蜂蜜の里さん。
作品は「この上なく幸福な男の物語」です。
蜂蜜さんは、前回に引き続いての参加ですね。
去年は結構フルボッコで批判しましたっけ。多くは語りません。リンクを読んでいただければ。
https://kakuyomu.jp/works/16817330654869504941/episodes/16817330663644743141
(読み返して)ううーん、派手にぶっ放してますね。
去年の「ワースト3」まで言いましたっけ。
ですがその後はやりとりを重ね、企画開始前の秋頃に「全面改稿した作品で参加したい」と連絡がありました。特にひどかった文章面に手を入れたそうで。
ただ内容的には変更なしとのことで、それなら個別で確認するので、企画には新作短編を書いて参加してみては? と打診しました。内容が同じなら文章以外は去年と大差ない感想ですから。
何より去年は長編作品で、全体の構成力を見るのはどうしても難しかったからです。やはり全体像を視野に収めないと、部分ごとのアドバイスも探り探りになりますし。
幸い、蜂蜜さんにも持ちネタがあったようで、企画開催中に完成させ、参加に至りました。それが今作です。聞き及ぶに、前作の長編の外伝だとか。
そんな蜂蜜さんの参加時コメントはこちら。
────────────────
こんにちは、蜂蜜の里と申します。
以前いただいたアドバイス通り、短編を仕上げてみました。
数週間時間を置きたかったのですが、この企画が終わってしまいそうだったので、未熟を承知で応募いたします。
「この上なく幸福な男の物語」
https://kakuyomu.jp/my/works/16818093086133670152
① 話の流れに不自然さがないか。特に、文章の拙さ等について。また、ゴリゴリの恋愛小説になったので、(もしもそうであれば)興味のない方にどう映るか。
② こちらもぜひ伺いたいです。
よろしくお願いいたします。
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よく間に合わせました。私的にも、これでやっと全体的な批評ができるので、ありがたい限りです。
それでは、さっそく読んでいきましょうか。
「じっくり感想」、始めます。
⬜️読みながら感想
二読後の感想を、読みながら書きます。
>フィリップ・ウェブスター
エピソードタイトル。
まんま主役の名前ですが、洋画ぽくてありかも。
>フィリップはアリスを心から愛していた。明るく、時にわがままなアリスは、フィリップの心の一番大切な場所に存在し続けた。
もうちょっと具体的な理由が欲しいところ。
例えば「アリスは美しく育った」とか。
>アリスの父親に求婚を申し出たのだが。
まずはアリスに求婚では?
というかこの書き方だと、父親にプロポーズしたみたいに読めます。
>「身分をわきまえろ!」
「ハイチからのフランス移民」は同じなのに、身分が違うんですか?
何も書かないとどう身分が違うのかわからないので、要説明。
>だが、参謀としての才能を認められたのか、あるいは若いくせに口うるさいフィリップが煙たがられたのか。
「だが」は不要。
>フィリップが二十三歳となった時に遠い東インドへ飛ばされることが決まった。
これは陸軍学校卒業後の話です?
>出航の前の晩、フィリップは実に彼らしくないことをした。
フィリップの性格がわからないので、「彼らしくない」と言われても無意味です。
「かつてない大胆な行動に出た」とかで。
>そうして侵入者の姿を見つけたアリスがみるみるうちに瞳に涙を浮かべたのを見た瞬間、フィリップは彼女に深く口づけたのだった。
引き裂かれる前のロマンスの説明がないので、共感がいまいち。
>アリスは、父親にいくら脅され宥めすかされようと、どんな男とも婚約することなく、ずっとフィリップを愛し続けてくれていた。
ここもまず前提が必要です。
読者が知ってるのは父親が断った話だけなので。
>これで、遠いアジアへ旅立つことができる。アリス、どうか俺のことは忘れて、幸せに。
ウン年ぶりに夜這いかけて、「俺のことは忘れて」もないもんだ。
>来た時と同じように窓のそばの木から降りて、家を後にした。
ここはむしろ来た時に描写して、帰りは「同じ方法で」とした方がわかりやすい。
>アリスに愛されていたことを知ったフィリップにとって、それは十分過ぎるほどの幸せだった。
むしろそれまでは何で知らなかったの? と気になります。
連絡取ろうとしても返事がなかったとか、そういう理由付けがあればともかく。
>「フィリップ行かないで、私、死んでしまう! 」
普通だと大仰に過ぎる台詞ですが、アメリカ古典映画だとありそうなので通し。
こういうところは舞台装置のメリットですね。
あと、「!」の後に何故か半角スペースが入ってます。
>素直で一本気なアリス。そしてとても一途だ。
ここら辺も幼少期と別れの前後で説明があるべき。
どんなキャラで、何故愛するに至ったかの説明がないと読者は入り込めません。
>こうして恋の絶頂で引き離された二人は、互いに何度も送り合った手紙を受け取ることも叶わず。
何故に?
父親が検閲してるとして、少なくともアリスが出した手紙は受け取れるはずですが。
>そのうちに、フィリップは風の噂でアリスが結婚したことを耳にして、幼かった初恋は結ばれずに終わったのだった。
文章が変です。
[そのうちに、フィリップは風の噂でアリスが結婚したことを耳にして、幼かった初恋の終わりを知ったのだった。]
あと、「そのうち」ではなく、何年後かも知りたいところ。年齢によって共感の有無が変わってくるので。
>そこにはフィリップも嫌というほど味わった不平等が、命の危機という形で存在していた。
カースト制度のことだと思いますが、命の危機と言うのがよくわかりません。
>しかもフィリップは、その命を脅かす側の人間となっていたのだ。その矛盾に、フィリップは苦しんだ。
ここもわかりません。
そもそも何しにインド行ったのかすら、謎。
>「岡の上のジャスミン」
「丘の上」の方が見映えよくありません?
>まるで幼い頃のアリスを思い起こさせる、頭が良く自分を持った正義感の強い人だった。
せめてアリスにも同じようなエピソードを。
>フィリップとジャスミンは、アメリカ陸軍の将校とアジア独立運動の中心的人物、まさに敵同士ともいえる立場にあった。
>だがフィリップはその矛盾に引き寄せられるように彼女に魅了されていった。
ここら辺の経緯は最低限説明が欲しいですね。
そもそも敵味方では接点がないのでは?
>ジャスミンが持つ強い意志と魂の奥底で感じる共鳴、それはフィリップにとって、アリスとの絆と重なって見えた。
何が共鳴してるのか、見えてきません。
独立運動?
>彼女たちとの出会いを通じて国際感覚と外交手腕を身につけるなど
「たち」とは?
東インド独立運動家って、アメリカ陸軍より国際感覚と外交手腕があるんですか?
>ジャスミンとの日々は、フィリップに「本当の豊かさ」を教えてくれたのだ。
「本当の豊かさ」とは一体。
読んでいて、まったく想像がつきませんが。
>外側から国を支えるという生き方もあるはずだ
フィリップはインド独立派の敵側という話でしたが、彼自身のスタンスはどうなんですかね。それ次第で受け取り方が180度変わりますが。
ジャスミンの家族、そしてジャスミン自身に決して返しきることのできない深い借りができた瞬間だった。
とくに意味がある文章に思えませんし、「借りができた」という表現も微妙なので削ってよいかと。
>誰もがジャスミンたちのように高い見識の持ち主ではない。頑迷で視野が狭く、しかもその理由を他者に求めた者のなんと多かったことか。
ここら辺は周囲の話より、時代や国の背景を語るべきかと。あと「その理由を他者に求めた」の意味がわかりません。
>明るく麗しかった眼差しは厳しくなり
ここを見ても「そんなだっけ?」と感じる辺り、ジャスミンの人物像がまるで描けていません。
>いつも遠いどこかを見つめているような様子だったが
ここはジャスミンの異国に嫁いだ心情が出ていてよいと思います。
>美しくエキゾチックな東洋のマドンナ
外見より内面や愛情の方を優先して触れるべきところ。
>東インドの情勢がきな臭くなったのは、そんな時のことだ。
別れの原因になるからには余程のことだと思われるので、それは明記すべきかと。「きな臭い」くらいで別れを選ぶとは思えません。
>産後の肥立も順調で、だがクリーム色の肌の子を産んだことでますます社交界からの風当たりも強くなっていたにもかかわらず、そのようなことは一顧だにしなかった強い女性。
子どもを産んだ直後に社交界の評判とか無縁でしょう。子育てに必死のはずです。
>彼女は全てを捨ててフィリップについてきてくれた。幸せを与えてくれた。何より、愛しい宝物を授けてくれた。
> 今度はフィリップの番である。
>「君を解放しよう」
色々想定してみましたが、この判断と台詞は全く腑に落ちません。フィリップが無理矢理ジャスミンを連れてきたとかならともかく。
というか、祖国がこうなることは聡明ならわかっていたはず。
>私たちの宝物は責任を持って育てる、夫婦としての絆は決して切れることはないと何度も優しく伝え
ここも激しく違和感。
単なる恋人ならまだしも、子供を産んだばかりの母親が、その赤子と別れる方を選ぶ状況というのは、本当に余程のことです。そこまでの事態とは到底思えませんし、「外から国を支える」という結婚時の話もないことになります。
さらに言えば、米国の感覚は詳しくないですが、この当時の離婚への風当たりも相当厳しかったはず。それは結婚時に覚悟していたはずですし、ここで離婚して国に戻るという選択をジャスミンがすることに現実味を感じません。ジャスミンが亡命中のインドの王族かなんかで戻らなければインドが滅ぶくらいの事態ならまだわかりますが。
>革命家としての生き方を忘れることができなかったジャスミンは苦悩の末にフィリップと別れる決意をした。
むしろジャスミンの愛の方を疑いたくなります。
>フィリップをぎゅうと抱きしめたジャスミンが、
硬めの文章に「ぎゅう」が混じる違和感よ。
>「どうか、アリスさんともう一度、結ばれて」
> その時の驚愕は、とても言葉にならなかった。
あはーーん?
なんか愛情とかがますます怪しくなってきました。
>アリスのことは忘れようにも忘れられなかった。彼女の近況を追い求める勇気さえ持てなかったほどに。
まあこれはわかりますが。
>アリスの存在をジャスミンが知っていたということ、そしてアリスとフィリップの絆も、ジャスミンは全て理解し守ってくれていたのである。
ちょっとわけがわかりません。
何がどうして、そんな話になるんですか。
>アリスさんとはお義母さまに紹介されてから、ずっと文通をしていたの。
紹介しますかね、普通?
>それに、あなたをとても愛しているということを、全部包み隠さず教えてくれた。
これを伝えるのは、妻にしたら宣戦布告だと思うんですが。
>あなたは誰かに支えられないときっと生きていけないと思う
いい年した現役軍人になんてことを。
つか、心弱い描写なんて皆無でしたよ。
女たちが心弱い男を守るため、同盟を組んでいたのだと知ったフィリップは、ジャスミンを抱きしめ、あらゆる愛情を込めて彼女の額に優しく口づけた。
私なら「舐めんな」と一喝しますが。
ママのおっぱいが恋しいベイビーじゃないんですから。
「ジャスミン、愛している。何があっても君は一生俺の妻だ」
そう思うなら、ジャスミンが帰る日まで待つのが貞淑というものかと。戻れない理由があるわけでなし。
「ええ、私もよ。カミラを、カミラをお願いね……!」
うーん。どうしても台詞が軽く感じられます。
>強くフィリップを抱きしめ、カミラに数え切れないほどのキスをしたあと。ジャスミンは自室へと駆けていった。
うん? 船出で別れるシーンですよね。自室とは?
あ、自分の客室って意味ですかね。
それにしても、普通は互いが見えなくなるまで見送りそうなものですが。
>それは、おそらくは二人の永遠の別れとなる瞬間だった。
だから何故、永遠の別れ前提なのか。
>フィリップと関係を持ったことで、まともな縁談を望めないと父親に見放されて地元でも有名な放蕩息子のもとに売り払われるように嫁いでいったこと。
いきなり誇り高くないエピソード。
「生涯誰とも結婚しない」くらい宣言するのが誇り高さだと思いますが。
あと、アメリカの風俗よく知りませんが、そんな処女性とか重要視されるもんでしたっけ。
地元でなく遠方に嫁がせれば、この程度の醜聞は隠しきれそうなもんですけど。
>アリスを置物のように扱ったアリスの夫は結婚後も浮気三昧で、アリスは義母に「あなたが来たら、あの子も落ち着くと期待していたのに」と嫌味を言われる日々だったこと。
何が目的で結婚したんだ
>それでも離婚さえ許されずに数年間無為に過ごしたが、結局子どもができない理由をアリスに求められて、着の身着のままで家を叩き出されてしまい。
>実家の厄介者として肩身狭い思いをしていたが、今では全員が他界し女主人となって財産を守っていること。
誇り高いエピソードとは一体……?
ていうか、ここら辺の過去話も現実味がなくて、ひどくフワフワしています。もう少し説得力を。
「全部あなたが考えなしで優柔不断だったせいなのに。アリスはあなたと想いが通じたあの晩が、一番幸せな瞬間だったと微笑むのよ。ジャスミンもアリスによく似ている」
母親のスタンスがさっぱりわかりません。
身分違いで結婚を断られたこととか、優柔不断以前の話だと思いますが。そして読んでる限り、ジャスミンとアリスに類似点を感じません。「似てる」と作中で書いてあるので「そうかなあ」と思うくらいで。
>「そりゃそうですよ。僕はお母さんの息子ですから。息子は母親によく似た女性に惹かれるものです」
これを母親に言う息子は相当キモいです。
>アリスの自宅を訪れたフィリップを、アリスはまるで飛びつくように抱きしめた。
おっさんとして言わせてもらいますが、違和感バリバリです。時間を置いた心の距離は、そんなすぐに埋められません。
そもそもこの時点で二人は何歳で、何年ぶりの再会ですか? そこら辺の説明はあるべきかと。
家族とは全員死別したが家の者や旧知の弁護士の力も借りて、日々充実した時間をおくっていることなどを、
ご都合感あふれる設定。もうちょっとこう、具体的な感じを。
その姿に、フィリップは何度目かわからないほどの恋に今一度落ちたのだった。
ここもよくわかりません。
もう一度恋に落ちるなら、相応のシチュエーションを。
「フィリップ、大好きよ。あなたの幸せを心から祈ってる。でも、もうそれは恋じゃないのよ。遅すぎる」
ここら辺は現実的な反応。
「……それでもいい! 私は今でも君を愛している。どうか、君の手で私を幸せにしてくれないか」
えっ、逆ではなくて?
あなたの娘さんに会わせて欲しい、と。
「あなたの娘さん」は、娘を知らない人の言い方かと。ジャスミンと文通を続けていたなら、娘の話も当然聞いているのでは、と思いますが……いや、考えるだにイカれたシチュですねこれ。
>そうしてカミラとアリスを初めて会わせた時、カミラはまだ一歳になるかならないかの頃だったというのに。
> その時のことをはっきりと覚えている、と後にカミラは語った。
印象付けたいのはわかりますが、ここの切り方はイマイチ。私なら、
[まだ一歳にもならなかったのに「その時のことをはっきりと覚えている」と後にカミラは語る。]
「私の顔を覗き込んだ時、はっとしてから不意にすごく優しい顔になったの。それから乳母ナナがお母さまに私を手渡して、私を抱いてくれた瞬間に。この人ならきっと私を全てから守ってくれるって、そう思ったわ」
具体的すぎて逆に怖いです。
「すごく安心した」とかでいいかと。
>その時のことをアリスは結婚直後に
台詞でわかるので、「結婚直後」は不要かと。
直後である必要性もないですし。
>「カミラが可愛く思えなかったら、あなたのプロポーズを断ろうと思ってたのよ」
わからなくもないのでこの反応はいいかと。これだけなら母としての答えですが、「私も産みたいと思った」は「もう恋じゃない」のアンサーと読めますしね。
>「ふーん。それじゃあパパにとって、ママってどんな人だったの?」
ここから現在の話になるので、台詞の前に数行空白を入れた方がいいかと。
「……本当に綺麗な人だった。それに勇敢な女性だったよ。ジャスミンもだが、私は女性に恵まれている。もちろんお前たちもだよ」
勇敢なエピソードがないと生きない台詞。
>愛とは、与えられた分だけその魂に刻まみこまれ、同じ分だけ他者へと注がれる。
誤字。「刻みこまれ」。
「刻む」と「注ぐ」では表現が違いすぎるので、質感を統一すべき。私なら
[魂の器に注がれた愛はやがて溢れ、周囲の器をも満たしていく。]
>だとすれば、カミラの心の中からあふれるほどのアニーへの愛は、間違いなく義母のアリスから与えられたものだった。
これはどうかと。
フィリップからの愛もあるでしょう。
>この宝物を、カミラの母親たちのように
「二人の母親」では。
>まるで子どもを持つ若い母親のようなことを、齢わずか十歳の少女は考えた。
うん?
ここでカミラ視点の語りですか?
短編ですし、フィリップ視点で統一したほうがよいと思います。父親から見たカミラの描写で同じ内容を書けそうですし。
>高齢出産と産褥熱で体が弱り、ついにアニーが四歳になるころに儚く散って行ったアリス。
この時幾つだったのか気になりますが、まあ昔の話ですし、お産で亡くなることも珍しくなかったでしょう。
ただ、四年は永らえているので「儚く散っていった」は装飾過剰に感じます。ここは簡潔に書いた方が伝わるはず。
>それでもアリスの、そして遠くで生きるジャスミンの人生が満ち足りたものだったならば良いと、心からカミラは思う。
十歳感がなくて、むしろ怖い。
ジャスミン、死んだ感出てるし。
>幸せは、自分の心の中に見つけるものだから。
この言葉は自分に使うのはありですが、他人に使うと傲慢ぽくなると思います。
>「……本当にそうだね。お前たちさえいれば、もう何もいらない」
うーん、「もう何もいらない」だと二人の母親の否定になってしまいませんかね。ここに母がいればなお良かったわけですし。ジャスミンはワンチャンあるんだし。
そこら辺を踏まえた言葉で締めるべきかなと。
>フィリップはそう呟くように言って、二人を抱き寄せて抱きしめたのだった。
くどい言い回し。
[フィリップはそう呟いて、二人を抱きしめるのだった。]
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