【13】あの日、あのとき(@shunSNS) 読みながら感想


【13】あの日、あのとき(@shunSNS)

https://kakuyomu.jp/works/16818023213829690222



一番好きな名探偵は、ミス・マープル。

ごきげんよう、梶野です。

いよいよ十月後半になりましたが、まだ参加者の半分しかこなせてません。

不味い。不味い。でもがんばるしかない。


それはさておき、十三人目の参加者は@shunSNSさん。

作品は、「あの日、あのとき」。初参加の学生さんです。



────────────────


作品名 あの日、あのとき


特に意見が聞きたい部分

情景描写が具体性に欠けていないか

展開に無理がないか


「槇野ならこう書く」具体的なアドバイスがほしいか。お願いします


学生です。長編になっていますが、何卒よろしくお願いします。


────────────────



ジャンルはミステリー。ううむ。また厳しい球が来ましたね。


梶野は様々なジャンルに挑戦してきましたが、ミステリーが一番難しいジャンルだと思います。斬新なアイデア、巧みな文章力、設計士並みの構成力、人間心理の理解。求め出したら切りがありません。逆にミステリーが書ける人なら、何でも書けるはずです。王様のジャンルなのです。推理小説に限る話ではありますが。


専門知識が必要な分野を除いて、梶野が音を上げるに至った初めてのジャンルでもあります。自身の頭の悪さを痛感させられました。パズルも謎解きも作る側になったことがありますが、小説作品として成立させるのがどれだけ大変なことか。


それでも二本ほどは書きましたが、アイデアの乏しさをキャラとエンタメ構成で補っていて、「ミステリを書いた」とは胸を張れない感じだったりします。一応リンク貼りますが、本格ミステリが読みたい人は踏まない方がいいです。お気に入りのシリーズではあるんですが。


探偵・花水木 すするシリーズ:

異世界召喚殺人事件

https://kakuyomu.jp/works/16817330648349899253

ゲーム機アダプター殺人事件

https://kakuyomu.jp/works/16817330653523892597


そんな梶野ですが、ミステリは整合性を求められるので、感想を書く分には楽な、突っ込みやすいジャンルではあります。改善案が出せるかは別問題ですが、穴を塞ぐ程度のアイデアは出せるかと。


不安要素があるとすれば、長編の冒頭一万字であることですね。

ミステリは最後まで読まないと評価できないジャンルの代表格です。なので一見無理筋に見えても、ラストで回収に成功すれば評価が逆転します。そこまで読めない以上、厳密には評価できません。


とはいえ一万字もあれば、どんな話でどんな謎なのか、およそ伝えられようというもの。その時点での「続きが気になる」かどうかは言えますし、評価できるかと。一万字時点で先を読む気が失せていれば、確実に失敗ですしね。思わず先を読んでしまうくらいなのが、よいミステリと言えるでしょう。


前置きが長くなりましたが、そろそろ始めましょうか。

今回は学生さんなのでオブラート増量。話数は31話まで。


それではこれより「じっくり感想」です。



⬜️読みながら感想

二読後の感想を、読みながら書きます。

31話まで。オブラートあり。


>第1話

一話が1000字以下と独特の構成ですが、これはこれでアリですね。読みやすく、独特のリズムがあります。


>駅前で同級生を見つけた。無視するのも悪いと

>思い


散文詩のような文調は置くとして、何故ここで「思い」だけ独立しているのか謎。


>「もうここには居られないかもね、適当なとこで死んでくるよ、バイバイ」

>「僕も連れて行って」


犯罪と意外な反応。

初回の掴みとして、なかなかよいかと思います。


>第2話


>夏の日が暮れる前だったのに風が冷えて寒かった


読点「。」抜け。


>女子と二人きりなんて慣れていないので、


相手、女子でしたか。男っぽい口調だったので。


>話題も出せず沈黙が続ていたが不意に


「続いていたが」


>「殺したのは、北野綾華、部活が同じなんけど、方向性の違いでずっと喧嘩しててさ、部活帰りに駅の近くで話してて、それがヒートアップしてカットなって突き飛ばしたんだ。」


誤字脱字がひどいです。

文法があまりに無茶苦茶だと作者への信頼も低下するので、改善されるのをお勧めします。とくにミステリーを書くなら。


[「殺したのは北野綾華。部活が同じなんだけど、方向性の違いでずっと喧嘩しててさ。部活帰りに駅の近くで話してて、それがヒートアップしてカッとなって突き飛ばしたんだ」]


あと突き飛ばしただけでは人は普通死なないので、死因を知りたいところ。


>第3話


>「まだ死体見つかってないかもね。」

>と僕がいうと、不思議そうな顔をした。

>「綾華が駅の近くで話すときの場所って、一目ないとこが多いから」


「人目」。

ここの会話は意味不明です。

綾香をどこで殺したのか、ここまでなんら説明はありません。駅の近くとは? 

人目がないところとは? 死体は放置前提? 


>「そうなのね、ちなみに私は多田野瞳よ南出光君」


いかにも説明くさい台詞。

会話劇なので、もっと自然な紹介をしましょう。

「南出光」は複数読み方が浮かぶのでルビ必須です。


>「名字でも名前でも呼ばれないから、知らないのかと思った。」


この台詞を見ても、二人の関係性がまるで見えてきません。瞳は知人で、綾華はその友人レベル?


>第4話


>「わかるの?」と彼女


あまりに句読点の抜けが多いので、以後、指摘は省きます。


>「正解、よくわかったわね、でも自殺の名所というのは初耳ね。その手の情報にはかなり目ざといはずなのに」

>「自殺の名所に目ざとい人なんて中々いないでしょ」


自殺スポットに目ざとい人が名所を知らないのは謎ですし、知らずにそこに向かうのはもっと謎。


>「私中学生のときに人の彼氏に色目使ったて因縁つけられていじめられてたのよ、それのせいでしょうね。」

>この人は、こういうことをサラリと言う。


多田野の性格も関係性も見えない段階なので、「ふーん」という印象。


>第5話


>「人を殺したのに、私が落ち着いている理由?

>それは、なんだろう、実感がないからかもしれない。」


実感がない理由を知りたいところ。

まだ死因もわからないので。


>「あれで実感がない?しかも断罪で自殺をねぇ」


「あれで」の意味がわかりません。まるで殺しの現場を見ていたように読めます。「断罪で自殺」も、まだ死ぬ理由を聞いてませんよね。


>「……なんでだろ?息苦しいからかな、恵まれてるとは思うけどなんか生きづらいんだよね」


また希死念慮。

学生作品にはレギュラー枠があるんでしょうか。


>第6話

この6話は瞳視点で描かれていると読めますが、


>でも、もう少し彼と話したいと思ってしまった。

>どうしてこんなことをしたのか


この「彼」は光のように読めないので、別人かもですね。普通に読むと意味不明ですし。


>心当たりはあるけど、そんなことは有り得ないと思いたい

>しっかりと知りたい、

>あのことを見られていたのかそして、

>好きな人のことを


対象が誰かわからないので、とりあえずステイ。



>第7話


>スマホの時計は

>8時になったていた。


「8時になっていた」

夏とは言え、夜の8時から山登り?

まあ死ぬ気なら問題ないですが……


>「私ラーメン食べるの昨日ぶりなのよね。」

>「奇遇だね僕もだよ、」


最後の晩餐的な?

これはラーメンが続いて嫌がってるんですかね?

表情とかないので、ギャグなのかわかりかねるところ。


>第8話


>「睡眠薬は…」

>「自殺のため、そういえば瞳は何持ってんの?」


よほど大量に飲まないと、市販の睡眠薬では死ねませんよ。

しかし冬ならともかく、夏の山で睡眠薬を使う死に方ってなんでしょね。使い道がわからない……


>縄はわかるけどナイフって…

>普通に自殺には使わんだろ。


えっ、使うでしょう。手首切るとか。

まあ山でやる必要はやはりないと思いますが。


>「南出くん口調が砕けてきたわね、私のことを名前で読んだ」

>「嫌?仲良くなると名前で読んじゃうんだよ」 


仲良くなるくだり、ありましたっけ。


>「嫌じゃない、光くんと仲良く慣れたのは嬉しいわ、ラーメン屋はあれであってる?」 


「なれたのは」。


>第9話


>こういう場所にある店って、だいたい年寄りが営業しているイメージ。


状況描写がほぼないので、「こういう場所」のイメージが浮かばないです。

電車の終点は田舎でしょうが、駅前くらいは店が並んでいる可能性がありますし、イメージが固まりません。



>メニュー表には、豚骨ラーメンとしか、書かれて

>いないよほど自信があるのだろう。


句読点もひどいですが、文章が途切れもどんどんひどくなる感覚。


>店主は、もう作り始めていたけど、あいよって、

>反応してくれる。


こんな辺鄙な店の、それも夜にファーストフードみたいな対応をするのは、ちょっとリアリティがない気はします。まあ些細な点ですが。


>「お二人、どうしてこんな山奥に?」と店主 


ここ、山奥なんです?

電車の駅があるから、山の麓くらいのイメージでした。


>それは気になるだろう、高校生ぐらいの二人が日曜日とはいえ、こんな山奥にきていたら


いや、日曜より時刻がおかしい。


>「ここ、食べに来たんですよ地図アプリに載っててこんな山奥にあるから、そうとう味に自信あるのかなって、ねっ瞳?」と彼が答える、


光のキャラがよくわかりません。


>「そうなんです、写真とかもてできないし自分の目で確かめなきゃっておもって」


「もて」? 「もて」とは?


>何か変なことをゆっていただろうか?


何故いきなり、「ゆって」?


>確かに顔色が悪い、どうして気づかなかったんだろ、そうだ

>久しぶりに光の顔を見たんだ。


久しぶりとは?

バスと電車でここまで来てる間、顔は見てないんですか?


>「大丈夫ですよ?ご心配していただきありがとうございます。」


でんぐり返ったような敬語ですが、まあある意味学生のリアルかも。


>それは直ぐにでも、

>この時間が終わってほしいからかもしれない。


「この時間」の意味がわかりませんが、すぐに終わりたいならラーメン屋とか寄るべきではなかったのでは。


>第10話


>本格的に山道に入ってきた…

>葉の擦れる音、風のおと全部が

>何故かわからないけど神秘的なものに感じる。


状況を少しでも描写しているだけマシ、という気分。それくらい描写に乏しい。


>少しずつすこしずつ、険しくなる、道

>ライトぐらい持ってくれば良かったと考えていると、隣で明かりがパッとついた。


いや、山に入る前に気づきますよ普通。

田舎には街灯もないんですから。


>「ライト持ってるなんていってたかしら?」

>「ポケットからだしたからね」


ユーモアのつもりなのはわかりますが、イマイチ。


>私がいるのとは反対の方を見て話している。

>光あなたは誰と話してるの?


幽霊?

まあこれは何かの伏線なんでしょうね。


>第11話


>今日私は、光と話をしていない。


ううん?

これは前回の伏線の開示ですかね。

なかなか予想外で、インパクトのある展開です。


>彼は、見えない誰かと話しているから。

> 私が、昨日人を殺したんだ

>という彼の言葉に反応したのは一昨日から、連絡が取れていなかった

>北野綾華存在があったからだ

>彼の言葉で恐らく彼女は殺されている。


謎めいた状況の説明が始まり、ここから面白くなりそう。

なのに説明が下手すぎて、まるで頭に入ってきません。

この説明の解読自体が別のミステリーのようです。

さらに出鱈目な文法が拍車をかけています。


とりあえず、「昨日人を殺したんだ」と言ったのは瞳でなく光ということ?


この台詞は一話のものですが、だとしたらそれを聞いていた瞳視点で描かれているんですかね?

……と思って1話を確認してみましたが、

>「僕も連れて行って」

とありますから、これ瞳じゃないですよね。じゃあ誰? というか瞳はどこに? 


今のところさっぱりわかりません。

というか説明がこれの時点で、ここで読むのを止めています。企画でなければ。


>北野綾華存在があったからだ

>彼の言葉で恐らく彼女は殺されている。


なんかよくわかりませんが、とりあえず「人を殺した」だけでそれが北野綾華だと決めつけるのは早計では。そもそも嘘を言ってるかもですし、普通は確かめませんか。ついていく前に。


>復讐の理由は、これで十分だけど、

>不可解な点がかなり多い、

>私の名前で会話していること、

>私に話すメリットがないこと

>彼が私の名で話すときの話し方は、

>北野綾華の話し方であることだ。


確かめもせずに復讐とか、そっちの方が不可解ですが、その後の説明はさらに不可解。


「私の名前で会話していること」とは?

「話すメリットがない」とは?

「北野綾華の話し方」とは?(出てきてないですよね?)


理解不能過ぎて、いっそ笑えて来ました。

想像力を働かせてもわからないので、その場面を例示してもらいたいです。


>あの話し方を聞いていると、彼女の声でなくとも彼女のことを、思い出す。

>大好きなあの子のことを…


お、おう(遠ざかる話の背中を見送る顔)。

つか綾華の情報って、演劇部くらいしかないんですが。話し方とか言われても。


>第12話


>「瞳最近彼氏とどうなの?」


え、彼氏彼女の仲なんです?

ろくに確かめもせず復讐とか言ってましたよね? 

情緒、大丈夫?


>「具体的に知りたいなぁ〜光のこと」


なんかもう誰の言うことが真実かも怪しいですが、光と綾華の関係は知人レベルなんですよね? なのに光って下の名前を呼ぶんです? 彼女の前で?


>「あー!それ私が綾華に誘おうと思ってたのにぃ〜」


ここは「瞳を」では?


>良かった空いている日にいかないかしら

良かった「ら」


>第13話


>「なら、よかった。海とか行きたい〜でも綾華厳しいもんね」


脈絡なく別の話に飛びますねえ。


>第14話


>綾華と連絡が取れない、いつもメールの返信は、必ず返ってくるのに、珍しいことがあるなぐらいにしかおもっていなかった。

>部活にも、来ていない無断欠席だそう。 

>今までこんなこと、なかった

>すこしずつ少しずつ不安が広がっていく。


ここは何日くらい経過しているのか、描写が欲しいかも。


>文化祭に向けたセット作りで遅くなり、少し遅くなってしまった。


「遅くなり」が二回あります。


>電車に乗り駅につく、バス停に向かう途中に彼がいた。


学校の帰りにですよね。帰る方向が同じバスということでしょうか。

ここの情報の必要性があるのか、ちょっと今の時点では不明。

多分、不必要な気がしますが。


>「昨日人を殺したんだ」


一話に戻るわけですね。

うん、種明かしのタイミングとしてはちょうどいいかと。

伏線は適時回収すべきですし、上手いと思いますよ。


>第15話


>ふと、目が覚める。

>目が覚める?あぁ私は座って寝ていたみたいだ


うん?

山の中に入った続きですよね、これ。

復讐するとか言ってる相手の前で寝てたんですか?

山の中で? 


>何がおきたのか理解ができず混乱していると、コツコツと、足音が聞こえてくる。


私も絶賛混乱中ですよ。

「コツコツ」って、まずここはどこか説明してもらえませんかね。


>「そんな顔すんなよ綾華のためなんだ」と彼は言う。

>「もう殺したのに?」

>「もう嫌なんだ。」


会話が成立してませんね。


>そういえば、なぜ彼は、私の荷物を知っていたのだろうか?


ここも意味が分かりません。

あの暗号みたいな説明を解読したらわかるんですかね?


>どうにかして綾華の敵を打ちたかったんだけどな


敵を「討」ちたかった


>彼に睡眠薬を飲ませられる。

いや、呑み込まなきゃいいでしょ。そんなの。


>彼の顔がとても苦しそうな顔をしていたような気がする


顔が二回。


>第16話


>そこは森の中でも、家でもなかった。

ああ、前回は森の中だったんですね……


>私が寝ているベット

「ベッド」


>30代ぐらいの男性兩人だった。

「兩人」て何?と思い調べたら、「二人」くらいの意味ですかね。

でも何故、中国語?


>脳えの衝撃

「脳への」


>担当直入にいいます。

「単刀直入」


>あなたには北野綾華さん誘拐の容疑が掛かっています、彼女は、何処にいますか?」


警察は自分からそんなことは絶対に言いません。

警戒されると情報が取れなくなる可能性があるので。

まずは被害者の関係者として、事情聴取から入ります。


>第17話


>「綾華が生きてる?本当ですか?」

>警察の人は、敵意剥き出しのままニコリとしながら

>「もう、殺してしまったんですか?」と聞いてくる。


この時点でもう無茶苦茶ですね。

警察がどんな情報を持ってるかにもよりますが、こんな聞き方をする警官は絶対にいませんし、ろくに情報を持っていないとわかります。

むしろ何故、瞳を誘拐犯と断定しているのか、意味不明です。


まあ、この状況自体が、ろくに説明されていないので意味不明ですが。


>「では、昨日の何をしていたか、教えていただけますか?」


昨日「は」


>「昨日は、部活で文化祭に向けた準備をしていました、立ち稽古とかセット作りをしていました。

>家に帰ろうとしたとき、

>昨日人を殺したんだ、という同級生がいたので、不審に思ってついていきました。」


普通に昨日と言ってますが、一晩以上寝ていた可能性もありますよね。睡眠薬を使ったなら。


>「あなたは、多田野光くんとやらについていき、


「多田野光」って誰ですか?


>そこでA駅の終点の近くにある森の中で


「A駅の終点」とは?

「A線の終点」か「終点のA駅」ならまだわかりますが。


>自殺を図ったということですか?

瞳的には綾華の復讐が目的で行ったんですよね、確か。

光とは一言も話してなかったらしいですし、自殺を図ったのは光だけでは?

ていうか光はどうなってんです?


>支離滅裂じゃあないですか

ここだけは警官に共感せざるを得ません。


>大体、不審に思ったと言うなら、警察に連絡するべきですよね?」


その程度の話を持って来られても警察は動けません。

というか、光は捕まってないんです?


>でも、私は、本当に何もしていないそれだけが確かなんだ。


むしろ誘拐したという根拠を知りたいです。

あらためて無茶苦茶ですね、この話。


>「それもそうだな瀬戸」と相田さんと呼ばれた人が一言言って退出していった。


名前の出し方が強引です。

私なら名刺を残していくとかにします。


>「多分、明日の昼ぐらいにまた来ると思うから、考え整理しといてね」と瀬戸と呼ばれた人が優しく声をかけてきた。


もし本当に誘拐と信じるに足る根拠があるなら、警察はこんなにのんびりしません。時間経過によって、被害者が危険に晒される可能性が高いですから。


>第18話


>翌日、ここが警察病院と知らされ私に綾華の誘拐容疑がかかっていると知らされた。

>昨日の時点でなんとなく気付いていたけれど


いや、はっきり言われてたやん。


>両親は心配しているだろうか?

普通はまず最初に保護者へ連絡が行きます。


>「昨日、多田野光くんと一緒に行動していたとおしゃていましたよね?」


「おっしゃって」いました

だから誰ですか、多田野光。


>「君が行ったと言っていた、ラーメン屋に確認を取って、カメラを確認したところ写っていたのは、君一人、店主も来たのは女の人一人だけだったとのことですよ。どうしてこんな嘘をついたのですか?」


ふうむ?

オカルトでも絡まないと説明がつかなそうな話ですが。

もしくは警官がでたらめを言ってるか。


>「それに、光くんは、8時頃に宅配便を自宅で受け取っていたというアリバイもある」


このアリバイも謎ですが。

何が一番謎って、綾華の誘拐の状況や検証やアリバイについて、この警官らは一切調べようとしないことですね。警察病院でなければ、ニセ警官を疑うレベル。


>「彼から聞いたんだけど、君綾華さんが好きだったんだって?恋愛的な意味で…


瞳は光とつきあってるって設定では?


>第19話


>このままでは犯罪者になってしまう

魔女裁判かな?


>てっきり相田さんと一緒に出て行ったと思っていたから、肩を震わせて仰け反ってしまった。


何、そのリアクション。


>「それは、君が嘘をついている様に見えないからだよ、まぁ刑事の勘ってやつだね」

>ドラマのセリフのようなことをサラリという。


「良い警官・悪い警官」ですね。確かに刑事ドラマの定番。


>そういえばこの人の顔はどこかで見たことがある気がする。

>それがどこだったかは、思い出せないけれど。


伏線なんでしょうが、すでに本筋が支離滅裂なので興味が持てません。


>「あと明日、一旦家に帰れるよ。決定的な証拠がナイからって言ってた。」


決定的以前に何の証拠もなさそう。


>第20話


>「瞳がそんな事するバスない


ここまでで一番吹いた誤字。


第21話


>「瀬戸さん、って刑事から全部聞いたわよホントに大変だったわねぇ」と言われた。

>家のことまで気を使ってくれるなんて、流石としか言いようがない。


守秘義務って知ってる?


>大手ベンチャー企業、社長の娘が誘拐された?


身代金の要求などがない限り、このような話は失踪や蒸発として扱われますし、ニュースにもなりません。


>記事の中身を見てみると、一昨日から、連絡が取れず、家にもかえっていない。


これも謎です。

確か瞳の記憶によれば、綾華から返信が途絶え、部活を休んだのは光に会う二日前からですよね。その時点で連絡は取れていないのだから、四日前からでは?


>目星になりそうな内容はなかった。


「目星になりそう」とは?

「めぼしい」ならまだわかりますが。


>光の狙いは、何だったのだろうか?

この話の本筋って何でしたっけ?


>リビングに戻りテレビをつけると、ニュース番組がやっていた。

>そこには、

>速報!


テレビのニュースよりネットニュースの方が早そうなものですが。


>行方不明だった、大手ベンチャー企業の社長の娘、北野綾華さん。ナイフで刺されて殺害。


何処で、いつ殺されてたのはまず知りたいところ。

次の話で詳細出るならいいんですが。


>第22話


詳細、ないんかーーい!

情報が少なすぎて、推理も出来ませんよこの話。


>光と話さないといけない。


それ以前に、光も事情聴取されるのが普通だと思うんですが。

しかしまあ、ふわふわした取り調べですね……


>第23話


>彼は、一人二役の様に会話をしていた。

>もしかしたら、二重人格なのでは?

>綾華を殺してしまい、

>それが受け入れられず

>その様になってしまったのだろうか?


頭がおかしいだけでは?


>少しでも速く、知りたいと思い、

「早く」


>彼の家は、何度か行った事があるので、迷うことは、一切なかった。


迷うことは一切ないのに、


>確か、駅の始発のところだったはず、


と曖昧なのは、なんなんでしょう。


家に行ってるということは二人がつきあってる設定は事実かと思われますが、ここまでそこに触れる回想は一切ないですね。理解できません。


>多田野光だった。

もはやわざとやってるレベル。


>第24話


>家から出てきた彼を光を見て一番最初に思ったこ

>とは、顔色が悪いし生気がないということだった


ついに単語の途中で改行が始まった。斬新すぎる。


>「どうかした?」と光

>「綾華が亡くなったってニュースを見て大丈夫かなって」


この話ちゃんと白黒つくのか、大丈夫かなって。


>「心配ありがとう大丈夫だよ。でも殺したやつは、俺、許せない絶対に」

>「そうだね、私も許せない、だから、"二人"で一緒に犯人探さない?」


精神異常者同士の会話で、もう見てられません。


>「3日前だと23?家でずっと寝ていたよ家に宅配が届いたぐらい。」


日付が初めて出てきましたが、時系列整理してくれませんか。

そして何故三日前。メールの返信がなくなったのは四日前では?


>「昨日は?」

>「昨日も外出してないかな」


昨日を聞く理由も謎。まだ入院してますよね。

あ、もしかして、綾華の死亡時刻が昨日ってことです?

何にも情報出さない作者の意図を推理するタイプの小説ですか、これは?


>大量の宅配ボックスにゴミが山積みになっていた


何かの伏線なんでしょうけど、もはやどうでもいいです。


>第25話


>光は、二重人格で間違いないだろう、

>彼の家からの帰り道、心のなかで私はそう確信する。


いや、確信できる要素、どっかにありました?


>それに、彼は彼を殺そうとしたのだ


彼が彼を? 「私を」ではなく?


>あっさりと私の前に姿を表して

>何の動揺もしずに私と話して、口止めをすることもなく家に帰した。


動揺も「せず」に


何が異常かって、山奥で殺されかけて警察病院に搬送されて、刑事に状況を説明したのに、光に殺人未遂容疑がかかってないことですね。あの二人、ほんとに警官なんですよね?


>二重人格になった理由は、恐らく綾華を殺してしまっだからだろう。


しまっ「た」から。


>好きな人を殺してしまったから、それを認められず、出てきた人格だろう。


好きな人って、そんな話ありましたっけ。

光は瞳とつきあってるはずですが。

これもまさか、作者の巧妙な伏線なんです?


>だから、綾華のような話し方になっていたのだろう。


仮に好きな人を殺しても、殺した相手の話し方になるケースはレア中のレアでしょ。

仮にそうなったとして、なんで自分を綾華でなく瞳と呼ぶのか謎ですし。


そもそも綾香の話し方をしてるかどうかも謎です。

瞳の回想に、綾華の口調は出てきますが、そこまで特徴的な口調でもなかったですし。お嬢様気味?


>瀬戸さんはでできた

でて「き」た


>第26話


>日課になっていた、瞳との電話の時間になったので、通話をかけようとしたときに、鳴ったので、思わず画面をタップしたときに、電話に出てしまったのだった。


典型的な悪文ですが、もうそういう次元じゃない。


>日課になっていた、瞳との電話の時間


もうわけがわかりませんわ。

つきあってるのどっちやねん。


>「君の親からお金が二月も送られて来ないからさぁ、君の大切な人であり、お金持ちでもあるこの子を使って、お金儲けさせてもらうね」


どういう脳みそしてたらそんな発想になるのか、わけがわかりません。

「八百屋が借金返さないから魚屋の娘を誘拐した」みたいな話です。

恋人の瞳を誘拐したなら、まだしもわかるんですが。


>「知らないの?二人共、僕たちから、クスリ買ってたんだよ、」

>「なのに、滞納ばっかで全然払ってくれないし、もう連絡も取れないから、代わりに君にと思ったんだけど、払えるわけないから社長令嬢を誘拐して身代金を手に入れようってこと」


光はどうやって暮らしてるんですかね?


>「それは、やって欲しい事があるから、達成できたら、綾華さんは、返してあげる。できなかったり、そもそもやろうとしなかった場合は、君と綾華さんの命はない」

>「この誘拐の犯人になって欲しいんだ。やり方は、君に任せる。」


まあ、この作戦は悪くない気がします。

身代金の受け子させるとか、脅迫電話かけさせるとか、代理でやらせるのは一定のメリットがありそう。


ただそれにしても、ほぼ他人の光が引き受ける確率は低いかと。せめて瞳とか、綾華に近しい人間に電話すると思いますね、普通なら。そもそもが、殺すと脅すなら誰でもいいわけですし。


>第27話


>光が小学生になる少し前のタイミングで両親は忽然と姿を消した。


えっ、そんな前に疾走してるんですか。

なんでそれが今頃になって?


>二人ともとても優しい人だったと、引き取ってくれた、母方の祖母が教えてくれた。

>困っている人がいたら、ほっとけない人だったと

>言っていた。


クスリで借金作って、小学生の息子を置いて蒸発したのに?


>あの男は両親について何か知っている可能性が高い、綾華誘拐の犯人をこなせば、何かわかるかもしれない


いや、ほぼほぼ教えてくれたでしょ。

連絡が取れないなら、居場所も知らないんでしょうし。


>綾華を守れて、消えた親のことも、わかるなら

>やってみせるそう思った。


お、おう……


>第28話


>綾華の両親とも面識があるから声でバレる可能性が高い。


え、そうなの?

この二人の関係、一切語られてないので謎過ぎます。


>というか、まず相手にされない

いや、されるでしょ。

実際、娘がいなくなってるんですから。


>瞳を誘拐犯仕立て上げよう

恋人……だよなあ?(信じがたいクズを見る目)


>財布を持って、ロープを持って、ナイフを持って


そういや、「なぜ知ってる」的な伏線張られてましたっけ。

もはや九割がた興味を失くしてますが、どんな解決策か、お手並み拝見。


>第29話


>学生カップルの姿が楽しそう笑っている

脱字。

楽しそう「に」笑っている


>ほんの少し前まで自分もそうだったのに

>彼らの事が恨めしい

>綾華を助けなければとより強く思う


なんか綾華が恋人みたいな思考ですが、彼女は瞳だし、その彼女をこれから誘拐犯に仕立て上げると決めたのは光なんですが。サイコかな?


>第30話


>役の解像度が高ければ、セリフが飛んでも大丈夫だと


これはその通り。

この作品にも解像度が欲しかった。


>多分だけど一人二役でも同じだ


は?

いや、何故、その発想になるのか。

光の意図がまるでわかりません。


そもそも自作自演なら、1話にあった


>君が僕の目をまっすぐ見て話した。

>なぜ僕に伝えたのかもわからないけど、

>君が望んでいる言葉とは違うけど思わず口をついて出た言葉


とかは何なんですか。整合性合わないでしょう。



>瞳少し混乱しているようだったが

瞳「は」


混乱というか、「頭大丈夫?」くらい言われそうなもんですが。


>第31話


>明日のアリバイを無くしておけ

これも意味不明です。

誘拐のアリバイを消すなら、二日前に工作しておかないといけないのでは?

どうやったか知りませんが、もう誘拐は成功してるんですから。


>ここに誘拐したのではと警察なども思うだろう。


そもそも光が犯人だと、どうやって思わせるんです?


>瞳には、自分が普通の状態ではないと思ってもらえる様に、話を聞かせる。

>自らの設定を崩さないためにも、重要なことだ。


それ以前に、この状態の光を瞳は何故スルーして話もしなかったんですかね。

カップルならまず心配なりすると思うんですが。間違っても無視しつつ同行はしないでしょう。耐えられず別れる方がまだありそう。


……ここでやっと31話、読み切りました。

何故ナイフを持っていったのかの謎は明かされませんでしたが、正直もうどうでもいいです。とりあえず、これだけ言わせてください。


読 ん だ 時 間 返 し て 。


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