【12】革命は失敗に終わった(秋犬) その後のやりとり
【12】革命は失敗に終わった(秋犬)
https://kakuyomu.jp/works/16818093076325882516
□秋犬
2024年10月25日 17:37
梶野カメムシさん
秋犬です。お返事が遅くなってしまってすみません。
この度は批評企画での詳細な感想ありがとうございました。
普段なかなか聞けない忌憚ない意見が聞けて、貴重なご意見だと受け止めました。
全体的な話になってしまいますが、返信させていただきます。
>カーテンについて
季節が2月下旬~3月上旬、時刻が午後遅くない時間であることを強調しようとして空回ってますね。
もう少し考えてみようと思います。
>先輩との関係、音楽棟について
この作品は主人公のかなり独りよがりな一人称のため、あんまり詳しく書くと興覚めになると思って一番悩んだところです。「音楽棟」とある通り、ここは部室のような場所で学校内ではありません。放課後になるとこの時期では夕方に近くなって春先の風は入ってこないし……と悩んだ結果がこんな落としどころでした。もう少し改善します。
>先輩について
先輩の持ち曲を革命のエチュードにしたのは、映えと逸話がちょうどいいからというのが最大の理由です。主人公視点であるので知る由もないのですが、彼女は彼女なりに「誰かのためにピアノを弾く」という課題に取り組んでいました。主人公から見れば完璧な彼女にもそれなりの葛藤があったのだと思いますが、それは本旨ではないのと「完璧な先輩」像が壊れるということで全面的に見えないようになっています。
>主人公に感情移入できない
これは自分の筆力不足があると痛感しました。
前半部分に先輩への不自然なヘイトをまき散らしているのに、後半は手のひらを反すように「それが好きってことだったんだ」と自己解決する主人公を病んでいると評されていますが、まさにその通りです。
好きという気持ちがわからなくなって、好きという感情を不自然に「そうではない」と決めつけていますが実際にそういう感情を持っている自分が情けないと思っているという非常に面倒くさい心理です。
そもそも主人公自身が自分に感情移入できていない、というのがこの作品の裏側に流れています。
(無意識)先輩を恋い慕う気持ち
(意識上)先輩の境遇をやっかむ気持ちを前面にだすことで無意識を封殺
(立振舞)先輩と別れの時間を惜しむ気持ち
この三つが本人の中でも消化されていないのが本作で、それは彼女が17歳の女子高校生だからというのが最大の理由です。実際のところ、この感情が同性愛なのかどうかは本人も作者もよくわからず「憧れを拗らせた感情」というのが一番近いものだと断定しています。ひとことで言えば一番近い感情が「恋」なのですが、そこに身体の繋がりが必要かどうかは先輩との関係を進めてみないと何とも言えません。
だから作中で「先輩と恋愛をしたいと思っていた」という関係の発言を避けました。
できれば主人公がもやもやした感情をそのまま楽しんでほしいと思ったのですが、読者としては明確な作者の結論が欲しい、また見通しがなく読者へのフォローがないということをカメムシ様の感想から読み取りました。
ここからが難しいところですが、この視野が極端に狭い「もやもや」こそが17歳の醍醐味だと思っています。全面的に改稿をするならば、ある程度突き放した三人称が読者の共感も得やすいと考えました。
>白い肌について
ここで出てくる「肌」は最初「首筋」でした。女子高生が先輩の首筋をガン見するのもなかなかエッチなところではあるのですが、少々生々しいと思ったので「肌」と控えめな表現をしました。改善の余地があると思いますので考えます。
>「魂」の使用、極端な思考について
魂などの不釣り合いな言葉は、主人公が17歳の女子高校生という理由で幼さの演出のために使用しました。
ところどころ読んでいて極端な部分は「いわゆる恋する乙女」の極端な演出でしたが、少し気持ち悪かったかもしれません。
>チャンス
ここも主人公視点だと、これ以上言及すると説明くさくなりそうなのでショパンの逸話を登場させることで語らせてみたのですが、主人公は先輩に告白しようとしていたわけではありません。
あくまでも主人公が腹を立てている理由は「恋心に気づけなかった自身の鈍感さ」のみで、先輩と両想いになりたかったわけではないんです。もしあの時恋心に気が付いていたなら、自分の中で別の折り合いをつけられたかもしれないという後悔が当時の攻撃性を自分自身に向けている、という感じです。成功失敗はともかく、革命に参加することすらできなかったショパンと恋を自覚するというスタートラインにすら立てなかった自分を重ねていた、というのが「革命のエチュード」というのがオチという話です。
しかし、やはり恋愛ものという点において「恋を自覚できなかった」というのは不誠実であると思ったので、改稿する場合もう少ししっかり心情を説明を加えてみようと思います。
>ラスト2段落
ここでは主人公の「もやもや」が解決して先輩とフラットな関係を築くことにしたという場面なので、一気にスンっと落ちる感覚です。女性の恋愛感情って、一晩泣くとすっきりするところがあるのでこのくらい針が振り切れるかなあという感覚で書きました。
>百合として成立しているか。
カメムシ様の感想を読んで再度思いましたが、自分でもやはりこれは百合として成立させるのは難しいと感じました。主題は「揺れ動く主人公の気持ち」であって、「女性同士の恋愛」でないことを確信しました。そもそもエンタメで読む恋愛モノでもないかもしれません。なんなんでしょうね、この話は。
>キャラの心理が拾いづらく
上記のように、これは複雑な話のため読解に手間をかけさせてしまい申し訳ありませんでした。キャラが自分のことをよくわかっていない、という話が本筋のような気がしてきました。このようにキャラに自分の本意じゃない感情をグダグダ言わせて話をややこしくしつつ、最終的に悩みが解決するという話が好きなので書いていますが、それを読みたいという人がいるかどうかは昨今のweb小説だと少ないかもしれませんね。そもそも、暗い話なんか読みたくないって人は多いですものね。
まとめると「百合小説としての看板は外して、主人公の気持ちの変化の描写に特化する(しかしタグを外すと問題になりそうなのでタグは残す)」「読者の共感が得られるような三人称で書き換えてみる」あたりが改稿のポイントだと感じました。
そうすると「百合(女性同士の恋愛)とは何か」って、やっぱり難しいですね。いわゆる「百合」を書いてみたくてこの作品を書いたはいいけれど、果たしてこれは「女性同士の恋愛」なのかという疑問がずっとありました。そもそも「恋愛」ですらないかもしれないですね。男同士の場合、最初に「自分は気持ち悪い」って自己否定から入りがちだろうなというのはわかるのですが、女同士になると「恋愛感情」を表現するのって難しいなと感じています。下手をするとただのキャッキャウフフになってしまうので。
とにもかくにも、批評ありがとうございました(´▽`)
自分だけではわからなかった視点をくださってありがとうございます。
残りの批評も頑張ってください!
■梶野カメムシ
2024年10月26日 23:25
>秋犬さん
>秋犬です。お返事が遅くなってしまってすみません。
>この度は批評企画での詳細な感想ありがとうございました。
>普段なかなか聞けない忌憚ない意見が聞けて、貴重なご意見だと受け止めました。
こんにちは。
いえいえ、そちらも感想企画開催中なのを確認しておりましたので、手が回らないのかなと思っていました。口さがない指摘もあったかもですが、御寛恕いただければ。
この返信も悩んだ末、かなり時間がかかってしまいました。申し訳なし。
>>カーテンについて
>季節が2月下旬~3月上旬、時刻が午後遅くない時間であることを強調しようとして空回ってますね。
>もう少し考えてみようと思います。
狙いそのものは正解だと思います。
私の感覚ですが「たなびいている」は静的な言い回しで、頭に浮かぶイメージは「すでにたなびいているカーテン」なんです。
これが「たなびいた」だと動的になり、「今、たなびき始めた」と読めるので、「ああ、今窓を開けたのだな」と察せられる。指摘のニュアンスはそんな感じで、違和感はそこについてのみですね。
>>先輩との関係、音楽棟について
>この作品は主人公のかなり独りよがりな一人称のため、あんまり詳しく書くと興覚めになると思って一番悩んだところです。
気持ちはお察しします。
自分が書くにしてもナイーブな部分なので、ここをこうすれば的な指摘が言いづらいところです。ちょっとした表現の差で受け取り方が違ってきますし。
>「音楽棟」とある通り、ここは部室のような場所で学校内ではありません。
ちょっと経験的に音楽棟の定義がわかりませんが、大学のクラブ棟のような感じでしょうか。どのみち学校の敷地内にはある認識でした。
>放課後になるとこの時期では夕方に近くなって春先の風は入ってこないし……と悩んだ結果がこんな落としどころでした。もう少し改善します。
なるほど、そういう理由が。ごもっともですね。
ここについても、端的に読者への説明さえあれば問題ない箇所かと思います。
>>先輩について
>先輩の持ち曲を革命のエチュードにしたのは、映えと逸話がちょうどいいからというのが最大の理由です。
今作の書き方ですと「革命のエチュード」は先輩にとっての代表曲、強い思い入れのある曲として読めます。
>「知ってる? この曲は怒りの曲なんだよ」とヘラヘラした調子で先輩は言いながら、いつも目だけは真剣だった。
この辺りとかがそうですね。口ではへらへらしていても、思い入れが違うというか。
なので、物語に全てを出さずとも、それを匂わせるような描写がある方が、先輩のキャラに奥行きが与えられるのではないかな、と。
繰り返しになりますが、「思いを乗せてこそ演奏はよくなる」というテーマにも通じますし。
>主人公視点であるので知る由もないのですが、彼女は彼女なりに「誰かのためにピアノを弾く」という課題に取り組んでいました。主人公から見れば完璧な彼女にもそれなりの葛藤があったのだと思いますが、それは本旨ではないのと「完璧な先輩」像が壊れるということで全面的に見えないようになっています。
ここは判断に迷うところではあります。
確かに短編にはテーマを絞ることが求められますが、個人的には先輩のキャラクターを「完璧」の一言で片付けてしまうと、主人公の思いも単純化してしまう懸念を感じます。
同じ場面・同じ表現でも、二人の過去や思い、関係性によって読者の印象は変わります。主人公の葛藤や数年後の怒りはかなり大きな感情表現なので、相応の過去や先輩のキャラの厚みを滲ませた方が共感性は高くなると思いました。もちろん紙幅は割けないので、匂わせる程度の話ですが。
>>主人公に感情移入できない
>これは自分の筆力不足があると痛感しました。
>好きという気持ちがわからなくなって、好きという感情を不自然に「そうではない」と決めつけていますが実際にそういう感情を持っている自分が情けないと思っているという非常に面倒くさい心理です。
二律背反する思いというのは思春期にはよくあるものですし、それ自体はよいと思います。面倒くさいけど。
>そもそも主人公自身が自分に感情移入できていない、というのがこの作品の裏側に流れています。
>(無意識)先輩を恋い慕う気持ち
>(意識上)先輩の境遇をやっかむ気持ちを前面にだすことで無意識を封殺
>(立振舞)先輩と別れの時間を惜しむ気持ち
>この三つが本人の中でも消化されていないのが本作で、それは彼女が17歳の女子高校生だからというのが最大の理由です。
なるほど。
私が共感しづらい原因が、この分析で見えてきました。
この設定を徹底すると、無意識の恋心の描写は極小になり、ともすれば最後の立ち振舞に消えてしまいます。二番目の嫉妬ばかりが目立ち、それ故にこの状況だけをみた読者には「面従腹背で表面的に先輩と仲良くしてるのではないか」と疑惑を持つ。「流石にそんなことはないだろう」と思いながらも、何だか釈然としない気持ちでラストを迎える……そんな感じになるんです。
>実際のところ、この感情が同性愛なのかどうかは本人も作者もよくわからず「憧れを拗らせた感情」というのが一番近いものだと断定しています。ひとことで言えば一番近い感情が「恋」なのですが、そこに身体の繋がりが必要かどうかは先輩との関係を進めてみないと何とも言えません。
私も百合の本質とかわからないのでアレですが、独占欲がないなら強い怒りが湧く理由に欠けるので、何かしら自覚するものがあるべきかな、と。
>だから作中で「先輩と恋愛をしたいと思っていた」という関係の発言を避けました。できれば主人公がもやもやした感情をそのまま楽しんでほしいと思ったのですが、読者としては明確な作者の結論が欲しい、また見通しがなく読者へのフォローがないということをカメムシ様の感想から読み取りました。
もしラストが怒りの表現ではなく、もっともやもやした終わり方なら、納得したかもしれません(好み的にははっきり派ですが)。
ですが、「革命のエチュード」に叩きつける怒りははっきりしたもので、自覚を伴う必要があります。「よくわからんけど激怒」だと読者には意味不明に思われますし。
そういう意味で「この締め方ならはっきりさせた方がよい」と指摘した次第です。
>ここからが難しいところですが、この視野が極端に狭い「もやもや」こそが17歳の醍醐味だと思っています。全面的に改稿をするならば、ある程度突き放した三人称が読者の共感も得やすいと考えました。
リアリティがあることと、読んで面白いかは別ですからねえ……確かに三人称の方が向いているテーマだと思います。
>>白い肌について
>ここで出てくる「肌」は最初「首筋」でした。女子高生が先輩の首筋をガン見するのもなかなかエッチなところではあるのですが、少々生々しいと思ったので「肌」と控えめな表現をしました。改善の余地があると思いますので考えます。
確かにエッチですが、個人的にはアリですね。あーでも恋心に直撃するので、避けたほうが無難ではあるのか。ううむ。どのみちロングだと「首筋をくすぐる」感は遠いですし。
>「魂」の使用、極端な思考について
>魂などの不釣り合いな言葉は、主人公が17歳の女子高校生という理由で幼さの演出のために使用しました。
ところどころ読んでいて極端な部分は「いわゆる恋する乙女」の極端な演出でしたが、少し気持ち悪かったかもしれません。
平均的な17歳が「魂」を連呼するかというと微妙な気はしますが、エビデンスはないですしそういう人もいるとは思いますので、ここは置きます。
作劇的には、ただでさえ複雑な心理を描写する中で、中二心理まで盛り込むとさらに情報過多になるので、私なら省く要素だと思います。主人公の幼さを前面に出した筋書きでもないので。幼ければ表面を取り繕えませんし。
>チャンス
>ここも主人公視点だと、これ以上言及すると説明くさくなりそうなのでショパンの逸話を登場させることで語らせてみたのですが、主人公は先輩に告白しようとしていたわけではありません。
>あくまでも主人公が腹を立てている理由は「恋心に気づけなかった自身の鈍感さ」のみで、先輩と両想いになりたかったわけではないんです。もしあの時恋心に気が付いていたなら、自分の中で別の折り合いをつけられたかもしれないという後悔が当時の攻撃性を自分自身に向けている、という感じです。成功失敗はともかく、革命に参加することすらできなかったショパンと恋を自覚するというスタートラインにすら立てなかった自分を重ねていた、というのが「革命のエチュード」というのがオチという話です。
ここの解釈は、私は微妙に違っています。
ショパンのエピソードから読み取れる感情は、「革命失敗の悲しさ」「参加できなかった自身への怒り」です。当然ですが、もしショパンに革命に加わる機会があれば参加していたはずで、そこには祖国を変えたいという明確な意思があります。
主人公の境遇と重ねるなら、革命=恋愛になるわけで、片思い的な結果を求めない感情であればショパンと乖離します。「何かを変えたい」からこそ、重なるわけです。
「参加できなかった怒り」については概ね賛同しますが、やはり結果を求めていなければ「怒り」に至る感情の爆発に繋がらないように思われます。むしろ百合的にはようやく自覚した感情を寂寥とともに抱く……みたいな方向になりそうです。定番パターンなので、私は今作のような意外性の方が好ましいですが。
>しかし、やはり恋愛ものという点において「恋を自覚できなかった」というのは不誠実であると思ったので、改稿する場合もう少ししっかり心情を説明を加えてみようと思います。
エンタメとしてはそうですが、文学ならその方向もアリな気がします。私は専門外なので「こう書く」とは言えませんが。読者をどこに想定するかですね。
>ラスト2段落
>ここでは主人公の「もやもや」が解決して先輩とフラットな関係を築くことにしたという場面なので、一気にスンっと落ちる感覚です。女性の恋愛感情って、一晩泣くとすっきりするところがあるのでこのくらい針が振り切れるかなあという感覚で書きました。
私は個人的にここの部分の勢いが好きで、秋犬さんが本来持つ良さが出ているのではないか、と推量するところです。
私もリアル経験的には俗にいう「フォルダ上書き」が女性の本質だと思ってるんですが、百合作品だと昔の恋を引き摺ったり、わりとうじうじ系が多い気もします。まあそこまで百合作品読んでないのでアレですが、体感的に。
じゃあどっちがいいのかというと、正直、私には判断が難しいところ。
じめじめは文学寄り、さばさばはエンタメにそれぞれ近いのかもしれません。
>百合として成立しているか。
>カメムシ様の感想を読んで再度思いましたが、自分でもやはりこれは百合として成立させるのは難しいと感じました。主題は「揺れ動く主人公の気持ち」であって、「女性同士の恋愛」でないことを確信しました。そもそもエンタメで読む恋愛モノでもないかもしれません。なんなんでしょうね、この話は。
ぐぬぬ……これはド直球の「百合と何か」ですね。
すみません。私も百合素人なので、その答えは持ち合わせておりません。
「来年、ここに来てください。本物の百合をお見せしますよ」とか、山岡四郎みたいに言いたいところなんですが。
もう少し勉強してきます。百合の教科書とかないのかしらん。
>キャラの心理が拾いづらく
>上記のように、これは複雑な話のため読解に手間をかけさせてしまい申し訳ありませんでした。キャラが自分のことをよくわかっていない、という話が本筋のような気がしてきました。このようにキャラに自分の本意じゃない感情をグダグダ言わせて話をややこしくしつつ、最終的に悩みが解決するという話が好きなので書いていますが、それを読みたいという人がいるかどうかは昨今のweb小説だと少ないかもしれませんね。そもそも、暗い話なんか読みたくないって人は多いですものね。
私もたまにやらかしますが、「自分の気持ちを自分でわかっていない」という場面は読者にはストレスマッハなんですよね。「おまえにわからんことが読者にわかるか!」という気持ちにさせられるので。
せめて「私の気持ちは今グダグダだ」と自覚あるなら、多少なり息がつけますが、こういう場合だとそんな自己分析もリアリティがないですし。
エンタメ一人称と組み合わせるのは、やはり悪手なんでしょうね。
>まとめると「百合小説としての看板は外して、主人公の気持ちの変化の描写に特化する(しかしタグを外すと問題になりそうなのでタグは残す)」
確かに、先輩が異性でも全然成立しますし、わかりやすくなりますね。
気持ちの変化に特化するのはいいと思います。
>「読者の共感が得られるような三人称で書き換えてみる」あたりが改稿のポイントだと感じました。
こちらも賛成です。
>そうすると「百合(女性同士の恋愛)とは何か」って、やっぱり難しいですね。いわゆる「百合」を書いてみたくてこの作品を書いたはいいけれど、果たしてこれは「女性同士の恋愛」なのかという疑問がずっとありました。そもそも「恋愛」ですらないかもしれないですね。男同士の場合、最初に「自分は気持ち悪い」って自己否定から入りがちだろうなというのはわかるのですが、女同士になると「恋愛感情」を表現するのって難しいなと感じています。下手をするとただのキャッキャウフフになってしまうので。
ソフト百合っていう奴ですかね、キャッキャウフフ。
私、今作を読んで思い浮かんだのが、昔の作品ですがアニメの「けいおん!」でして、あれも最終回、卒業する先輩に気丈だった後輩が泣いたりわがまま言ったりするんですよね。あれが百合なのかはわかりませんが、確かに男同士ではあんな空気にならんよなあ。じゃあ百合要素とはなんぞや?……とか、感想を書きながら考えていました。結論出ませんでしたが。
ただ、あの作品のラストも、長編の積み重ねと関係性あればこその感動だったので、やはり何かしら感動を構成するパーツは必要ではと思います。短編であれ。
>とにもかくにも、批評ありがとうございました(´▽`)
自分だけではわからなかった視点をくださってありがとうございます。
残りの批評も頑張ってください!
こちらこそ、大いに勉強させていただきました。
お互い百合道を追求……するかどうかは謎ですが、ジャンル的にも短編指向な面も似た者同士と勝手に思っております。批評もされていますし。
とりあえず来年のこの企画までには、もう一回くらい百合を書こうと今決めました。お互い、がんばりましょう! 残りの感想もがんばります!
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