【24】軍人に絶対なりたくない先住民族が、軍隊で下剋上していくお話 作者(蜂蜜の里) その後のやりとり


【24】軍人に絶対なりたくない先住民族が、軍隊で下剋上していくお話

作者(蜂蜜の里)

https://kakuyomu.jp/works/16816927861851827000



□蜂蜜の里さん:

この度は、読み込んでいただき、ありがとうございます!お時間もかかったことと思います。


別箇所にも書きましたが、文章ワースト3、内容も同等とのお言葉には、さすがに現実を思い知らされた感じがします。

前に別の方にも、内容が全然わからないとコメントいただき、ラノベに書き換えたつもりでしたが、文章力がまだなかったようです。

アニーをおバカな子にしたのも、そのアドバイスによるものだったので、前にいただいたアドバイスがここでは生きたのかな。


軍人の家なのに警備がザルというコメントや、他のご指摘も全部最もという気が致します。認めるの悔しいけど。


歴史の知識は、かなりくわしいと思いますし、アメリカ人のメンタリティも昔長いこと住んでいたのである程度わかっているつもりですが、それが伝わらない、面白くないというのでは意味がないです。

(明るく、前向きで、開拓者精神があって、ワシントン大統領が好き)


私の脳内には、今後の展開や、それぞれのキャラクターの魅力、欠点、多々にあるのに、それをうまく表現できないのが本当に悔しくて。

(オマージュした、『モヒカン族の最後』は、最高に面白いのに)


しばらくこのままに置かせていただき、いただいたアドバイスを考えながら、コツコツブラッシュアップし、書き進めていきます。


お時間いただき、ありがとうございました!



□蜂蜜の里さん:

あ、一点だけ反論を。


>>合衆国の英雄


>>南北戦争以来の英雄、先住民族出身のエナペーイ・トールチーフ将軍が欠かせないだろう。


>ワタシの知らない人物かと思い調べましたが、どうも創作上の人物のようですね。先住民族出身の将軍というのも素人的には「ほんまかいな」と思われ、歴史上にモデルがいるのかとざっくり調べましたが検索で見つからず。


まあ私は知識がないので検証はできませんし、創作なのでどんな設定でも問題はありませんが、リアリティの観点から言うと首を傾げるのは事実です。荒唐無稽な作風ならいざしらず。この後、数奇な運命を経て先住民族から将軍になる話が展開するなら手のひらを返すんですが。


>>差別を決して許さない公明正大な人柄、またその妻カミラ夫人とも非常に仲睦まじい家庭人だったことはあまりにも有名で。


>この程度の話で、歴史に残る名大統領に並ぶ知名度が得られるとはちょっと思えません。


>>戦争における英雄というだけでなく、

>>人種のるつぼで平等主義を精神的支柱におく合衆国の良心でもあった。


>具体的に何をした英雄なのか、知りたいところです。

一将軍、つまり軍人が国の良心と呼ばれることは普通はないでしょうから。


特にアメリカの、Black Lives Matter 運動や、コロナのアジア人ヘイトクライムに対する反応を見てもわかるように、アメリカ人は、自分たちの社会の中にある差別という意識にとても敏感で、日々それらと戦っています。


差別はどこにでもあって、なかったことにしたり、あるいはそもそも気づきもしないことも多いですが、少なくとも人と人との分断には、例え表面的な悪意がなくても、強く反発する、その訓練をするのがアメリカ人です。


トールチーフ将軍は、そういうアメリカ人の美徳を、最初に作り上げた人物の一人……という設定なのですが、やはりわかりづらかったのかな。



□蜂蜜の里さん:

そう、私の作品、未完結というか、まだ序盤なんですよね。しかも長い。


きちんと要項を読まずに応募し、申し訳ないです。


にもかかわらず、読み込んでいただくばかりか、南北戦争の時代背景まで確認いただき、本当に嬉しいです。


2016年にトランプ政権となり、アメリカが私の考えていたリベラルでオープンなアメリカという面だけではなく(その象徴が、この話ではトールチーフ将軍やアニーたちです)、頑迷で、古い価値観にとらわれてる人たちも大勢いることがわかって。

それはどこから来ているんだろう、と考えたときに、南北戦争で南部の文化が破壊されたことが背景にあるのかな、と考えたことがきっかけです。


特に、短編の連作を書くつもりで、というアドバイスにはっとさせられました。


忙しいところお時間いただいてもらったアドバイスを参考に、ブラッシュアップしていきますね。



■梶野:

>蜂蜜の里さん


>この度は、読み込んでいただき、ありがとうございます!お時間もかかったことと思います。


ざっくり半日くらいでしょうかね。

読むことより下調べの方が時間かかりましたw


>別箇所にも書きましたが、文章ワースト3、内容も同等とのお言葉には、さすがに現実を思い知らされた感じがします。

>前に別の方にも、内容が全然わからないとコメントいただき、ラノベに書き換えたつもりでしたが、文章力がまだなかったようです。


なるほど、そういう経緯が。

もしやラノベ文章に慣れていないだけで、普通の文章ならきっちり書けるのかと思い、渡米日記を軽く読んできましたが、こちらでも大差はないので、文章力が足りないのは間違いないようですね。


自己紹介を見るに一般小説の方が読まれているようですし、そちらを手本に書いた方が確実に上達するのでは? と思います。

こう言っちゃなんですが、ラノベしか読めないタイプの読者は、この題材の時点でまず触手を伸ばして来ないかと。ラノベ文章だとどうしても盛れる情報が限られるので、この題材できっちり書きたいなら、明らかに不向きとも思います。

ラノベにこだわりがあるなら、無理にとは言いませんが。


>アニーをおバカな子にしたのも、そのアドバイスによるものだったので、前にいただいたアドバイスがここでは生きたのかな。


感想に書いた通り、ナビゲイター役にはおバカで正解です。

ただ、現時点ではあまり機能してないので、役割の見直しが必要かと。南北戦争もリンカーンも知らない小中学生に読ませるつもりで書いてみてください。


>軍人の家なのに警備がザルというコメントや、他のご指摘も全部最もという気が致します。認めるの悔しいけど。


ここら辺は、そう手間をかけず直せるかと。

「十分な警備をしていたが、それを上回る事態になった」ことにすればいいだけなので。


>歴史の知識は、かなりくわしいと思いますし、アメリカ人のメンタリティも昔長いこと住んでいたのである程度わかっているつもりですが、それが伝わらない、面白くないというのでは意味がないです。

(明るく、前向きで、開拓者精神があって、ワシントン大統領が好き)


その知識を会話だけでなく、小説全体に活用するべきですね。


例えばパーティの場面だと、当時はどんな食事が並んでいたのか?

飲み物は? 貴婦人にはどんなドレスが流行っていた?

髪型の当時の流行と、二人のそれはどうなってる?


などなど、ワンシーンを映像として思い浮かべるだけでも、これだけ疑問が出るわけで。全部を埋める必要はありませんが、こういった当時の風俗をさりげなく差し挿めてこそ、「南北戦争時代の小説」を書く意味があるのではと思います。


>私の脳内には、今後の展開や、それぞれのキャラクターの魅力、欠点、多々にあるのに、それをうまく表現できないのが本当に悔しくて。(オマージュした、『モヒカン族の最後』は、最高に面白いのに)


察するに、知識はあれど小説を書き出したのは最近、というところだとお見受けします。

知識だけでは書けないのが小説です。もちろん知識があった方が複雑なものが書けるのは間違いありませんが、面白さの大部分は知識より作者自身の考えや人生、思い入れやアイデアに基づくものなので、そちらをまず鍛えるべきでしょう。


つまり、知識抜きで何本も短編にチャレンジして、それが満足に書けるようになってからでも遅くはない、ということです。


>しばらくこのままに置かせていただき、いただいたアドバイスを考えながら、コツコツブラッシュアップし、書き進めていきます。


個人的には、このシリーズは一端置いて、わかりやすいショートショートから練習していく方が、絶対近道だと思います。

とはいえやはり、自分でやってみないとわからないことかも。


アドバイスが欲しければ、またいつでもここに書き込んでください。

真面目に小説書く人なら、手放しで協力しますので。


>あ、一点だけ反論を。

>特にアメリカの、Black Lives Matter 運動や、コロナのアジア人ヘイトクライムに対する反応を見てもわかるように、アメリカ人は、自分たちの社会の中にある差別という意識にとても敏感で、日々それらと戦っています。

>差別はどこにでもあって、なかったことにしたり、あるいはそもそも気づきもしないことも多いですが、少なくとも人と人との分断には、例え表面的な悪意がなくても、強く反発する、その訓練をするのがアメリカ人です。

>トールチーフ将軍は、そういうアメリカ人の美徳を、最初に作り上げた人物の一人……という設定なのですが、やはりわかりづらかったのかな。


偉人として名が残る基準は「何をやった人か」です。

軍人が名を残すなら、普通に考えて軍功だと思ったので、そこを訊ねた次第ですね。


例えば、財界人によるビジネス指南書ってたくさんあります。

中には精神性とか、道徳に近いような内容のものも。

ですが、彼らについて語るとき、最初に出てくるのは当然ですが「何をやった人か」でしょう? 立身出世の人とか現場から社長になったとか。

精神がどれだけ素晴らしくても、業績がなければ名前は残りません。歴代大統領に並ぶとなれば、それクラスの偉業が必要ってことです。


>そう、私の作品、未完結というか、まだ序盤なんですよね。しかも長い。

>きちんと要項を読まずに応募し、申し訳ないです。


まあ、何作かは「長編の序盤を判断して欲しい」という依頼だったので、多少ルールを曲げて対応していました。そこは問題ありません。


>にもかかわらず、読み込んでいただくばかりか、南北戦争の時代背景まで確認いただき、本当に嬉しいです。


ぶっちゃけ、世界史の授業がない学校だったので、アメリカの歴史とかろくすっぽ知らないんです。これは感想に追加しておきましたが。

なので、ド素人の目線で感想を書くつもりでしたが、なんだかんだ調べていくと、やはり面白くて。さわり程度ですが勉強になりました。


>2016年にトランプ政権となり、アメリカが私の考えていたリベラルでオープンなアメリカという面だけではなく(その象徴が、この話ではトールチーフ将軍やアニーたちです)、頑迷で、古い価値観にとらわれてる人たちも大勢いることがわかって。

>それはどこから来ているんだろう、と考えたときに、南北戦争で南部の文化が破壊されたことが背景にあるのかな、と考えたことがきっかけです。


なるほど。

アメリカの知識はさしてないんですが、当時のニュースを追うにトランプ現象は揺り返しみたいなものなのかなと認識していました。


>特に、短編の連作を書くつもりで、というアドバイスにはっとさせられました。


お勧めですよ。

何でもいいので、一本完成させるのはいい経験になります。

最初に長編始めると、だいたい失敗するものですから(経験談)


それでは、また何かあればどうぞ。



□蜂蜜の里さん:

こんにちは、先日はありがとうございました。


梶野カメムシさまのコメントを受けて、作品タイトルや内容を少し改稿しました。


まだまだ未熟なので、この作品はいったん寝かせて、短編等で力をつけた方がいいというアドバイスは最もだと思うのですが、今現在、頭の中に浮かんでは消えないのは、彼らの存在で、それ以外に描きたいものがないので仕方ないです。


お礼がてら、ご報告にきました。

また機会がありましたら、どうぞよろしくお願いします。



■梶野:

>蜂蜜の里さん


おはようございます。

改稿されたのですね。では後ほど見に行かせていただきます。お疲れ様でした。


ふうむ。となれば次善案は「この作品世界の設定、キャラで短編を書く」でしょうね。長編エピソードの一部を切り出し、一作品として完成させれば経験値が上がりますし、結果的に長編も前に進みます。


断言してもいいですが、今の段階で大長編を書いても、途中で行き詰まるか最初から書き直したくなるかのどちらかです。結果的に大回りになるのであまりお勧めしません。とは言え、自分で確かめないと納得できない気持ちもわかりますが。


初めて自転車に乗るのに、日本一周を目指す人はいません。とりあえず近所からでしょう。そういう感じだと思っていただければ。


来年、再び行うこの企画の際、蜂蜜の里さんがどんな選択をして何を書けているか。楽しみにお待ちしています。




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