第7回 小説=料理?


 お久しぶりです、小説雑話。

 短編書いてたので、間隔が空きました。

 「ゲーム機アダプター殺人事件 」てやつです。

 殺人事件と書いてますが、誰も死なないお気楽ミステリです。

 肩のこらない内容なので、こちらもお気軽にどうぞ。※


 閑話休題。

 小説って、料理に似てると思いませんか?

 梶野は感想を書く時、よく料理になぞらえた指摘をします。

 小説と料理は、不思議と性質が似ていて、わかりやすくなるのです。

 食事しない人間はいませんし、美味しいものが嫌いな人は限られますから。

 

 料理と小説の共通点を書き出すと、こんな感じ。


・どちらも誰かのために作る。

・自分のために作る人は少ない。手抜きか凝り性かの極端になりがち。

・基本さえ覚えれば、簡単なものは誰でも作れるようになる。

・上を目指すなら、技術力、発想力、企画力が必要。

・素材が大事。いい素材を見つける目利きが大事。

・でも最重要は調理の腕。扱いをミスれば素材が死ぬ。

・逆に、調理が上手ければ、普通の食材もご馳走になる。

・正解は一つではない。

・一番の喜びは、食べてくれた人の笑顔。


 まだまだ出てきますが、どうです。似てるでしょ?

 そして在り方が似るということは、セオリーも似るということ。

 私が思いついた、共通するセオリーは、こんな感じです。


・地味な下ごしらえ(下調べ)で、味が違ってくる。

・主張の強い素材同士は喧嘩する。味の足し算、引き算が大事。

・でも、強い個性の衝突が新たな味を生み出すことも。

・素材を生かすのが基本。

・くどくしない。舌が疲れる。

・客の反応を見ながら、味つけを変えていくべき。

・客には美食家グルメも舌バカもいる。客の見極めが重要。

・デザート(締めくくり)がコース(作品)の評価を決める。


 こちらもごんごん出てきますが、雑話のネタがなくなるのでこの辺で。

 これ読まれてる方も、持ちネタあるんじゃないですかね?w


 もちろん小説は色々、料理も色々なので全て符合はしないでしょう。

 ただ、類似点を探していると、思いがけないヒントがあったりします。

 たまたま食べた料理で、小説の悩みが解決したり。

 まあ、食べながら小説のこと考えんなって言われそうですがw


 ちなみに梶野は、食べるのは好きですが、料理は下手くそです。

 同棲時代には料理担当で、本を買ったりもしてましたが、今は自炊なので。

 安く手軽に、できれば美味しく食べたい、くらいの食生活です。

 いい加減、レシピを増やしたくはあるんですが……


 はっ! ここで梶野、閃きました。

 小説のコツと料理のコツには共通点が多い。

 なら、料理を学べば、小説も上達する……?

 

 ちょっと、本屋でレシピ本買ってきます。

 どのみち小説に食事シーンはつきもの。無駄にはなりませんからね。


 


※ゲーム機アダプター殺人事件 ~探偵・花水木 すする

https://kakuyomu.jp/works/16817330653523892597

 


 

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