コメント失礼したします。執筆フェスから来ました。
復讐には倍返しはご法度、バランスが重要というのが正論、その通りだと思います。しかし人間の感情は理屈通りにはいかないものなんでしょうね。
医療系メタバースプロジェクトなんてすごいものを奪られた主人公の恨みは相当なものです。その後の就職先も邪魔されているみたいです。5番を選んだらどうなっていたのでしょうか。怖いです。
作者からの返信
山野小雪様
コメント、そして素敵なレビューをいただき心から感謝申し上げます。
最近の風潮としてリベンジは正当な権利と捉えられているフシがあると感じて書いた作品です。もちろん最初に罠にかけた方が悪には違いないのですが、だからといって江戸時代のように仇討ち御免というわけにはいかないですよね。でも心には毒霧のようにメラメラとした復讐心が残り続ける。
凶悪事件の被害者やそのご家族はそのような葛藤と日々せめぎ合いながら暮らしているのではないでしょうか。
彼が5番を選んでいたら、やはりその代償は命そのものだったのかなと思います。
復讐を果たして「はい、スッキリしました」という結末にはしたくなかったのでこうなりました。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
山野様の作品にも訪問させていただきます。
今後もお付き合いのほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
編集済
今回は微バッドエンドですみました。
人を呪わば穴二つというやつですね。
一度は正解を選んだのに、魔性がずるい。
笑うせぇるすまん懐かしい。
子供のころになぜか買ってしまい、ベッドシーンがあったので親に取り上げられました。
でも因果応報を教える良い教科書でもあると思うんですよね。
作者からの返信
かぐろば様、コメントありがとうございます。
微バッドエンド、確かにそうかもです。
『妖萬』よりはずいぶんマシですよね。
でも復讐というのは結局何もいいものは産まないんでしょうね。
本当はさっぱり忘れて、新しい道を探すのが正解だったかもしれません。
笑うセールスマン、懐かしいですよね。
あの『どーーーーんッ』というのが楽しみ(悪趣味ですけど)でよく観てました。
本当に因果応報を教える教科書としてよくできていたと思います。
ところでご指摘ありがとうございました。
早速『僕→俺』に直させていただきました。
僕と俺でどちらがいいか途中まで悩んでたんですよね。
それで直し忘れていたのだと思います。
本当に助かりました。ありがとうございます。
そして最後まで読んでいただいて感謝です。
お星様もありがとうございました!
諦観、憎悪、復讐心、葛藤……いつもながらの心理描写の巧みさに引きこまれました。苦いラストも胸に沁みます。
人間って、つくづくひとの(このお話では狐の)忠告を守れない生き物ですよね……。
また、佐々木さんサイドでの物語も読んでみたくなりました。
「コンパニオン」と揶揄されて辛い思いをしていただろうとか、実は主人公の胸の奥にひそんでいたかもしれない侮蔑の念に気づいていたのかとか、彼女の心情も考えてしまって……。それでも、やってはいけないことは、やってはいけないことですが。
ところで、近況ノートの黒猫さんは、職場のねこさんだったのですね (≧▽≦)
こ、こんな可愛いねこさんと一緒に働けるとは……うらやましすぎます!!!
リベンジャーの心情と復讐の真髄との駆け引きに引き込まれました。
復讐熱に燃えるアクセルと、対価をちらつかせる抑止力としてのブレーキ。
これらの相反するパワーバランスが見事にせめぎ合い、心理の葛藤となってやがては収束していく。
その先を求めたくなる物語ですね。
素敵な小説をありがとうございました。
作者からの返信
刹那様、こんばんは。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
復讐の量刑を選べるならリベンジャーはそれに対して理性的な選択ができるのだろうか。そういう空想から生まれた作品です。
衝動と抑制の間で彼が何を選ぶのか。そのせめぎ合いを読み取ってくださり嬉しい限りです。
こちらこそコメント、そして高評価まで誠にありがとうございました。
那智 風太郎 様
途中でコメントするのももどかしくなって次へ次へとページをめくり、気がつけば読み終えてしまっていました。
面白かったです。\(^o^)/ 復讐もほどほどに!
この白狐さん、笑うセールスマンの喪黒福造みたいですね。(≧∇≦)
(でも、喪黒福造より可愛いです。しっぽをモフモフしたい!)
自分が岡部の立場ならどうするかなと考えたのです。示された選択肢にはなかったですが、名誉回復がいいかなと思いました。佐々木が本当のことを言いたくなる症候群(そんなのはありませんが)に罹って、ありとあらゆる場面で自分の罪を告白し、岡部に謝罪し続けるんです。……(^^)v
なんにせよ、人を陥れるのはよくないですね。
『リベンジフォックス』
那智様らしい、ブラックなユーモアの効いた素晴らしい短編でした。
読ませていただき、ありがとうございました!
作者からの返信
ブロ子さん、最後まで読んでくださってありがとうございます。
確かに笑うセールスマン的お話かも。
事故も「どーーーんッ」ていう感じですしね(さすがのインスピレーションです、ブロ子さん👏)
そしてなるほど、名誉回復(それは思いつきませんでした)
岡部くんもそれがあれば選んでいたかもしれません。
でも本当は復讐なんてしない方がいいんですよね。
復讐は恨みを産み、それがまた復讐の連鎖に繋がる。
そんな虚しいことはしない方が良いに決まっている。
けれどそれをせずにはいられないことだってあるのだと思います。
これはそういう葛藤をちょっと捻った形で表せればいいなと考えて書いた作品です。
こちらこそ読んでいただきありがとうございました。
ブロ子さんのような優れた読み手の方に賞賛していただくと本当に励みになります。
あ、今回はおうちに帰れそうですね!(ホッ)
白狐さんは赤いお目目で可愛いですが(まだ言うか)、復讐の天秤を司る容赦のないアヤカシだったのですね。
佐々木美鈴なる悪女は人のアイデアだけ盗んだところですぐに馬脚が顕わになるだろうに、浅はかな真似をしましたね。
精神崩壊がいかほどのものかはわかりませんが、浅ましい人間の欲望に巻き込まれた復讐の対価が半身不随とは、ちょっと厳しいような気がしないでもありません。
でも、岡部さんは優れた頭脳が残っているのですから、ぜひここから巻き返しを図って、メタバース構想を現実のものとすべく頑張ってほしいです。
そこできっと既得権益にしがみつこうとする新たな敵が立ちふさがって(まだ言うか)
白狐さん、また何か続編で書いてほしいキャラでした!
作者からの返信
鐘古さん、おはようございます。
白狐、可愛かったですか。良かったです。
ではさっそく今晩にでもお伺いするよう手配しておきます(目的はなんだ?)
そうなんですよね。
佐々木美鈴はアイデアを分捕っただけで他は何も分からなかったでしょうに、その後どうやって企画を進めてたんでしょうね。
ハッ!(゚ω゚)那智が思うにこの犯行には他に協力者がいたのではないでしょうか?しかも企画部内に……。なあんてエヘヘ(´∀`)
そして精神崩壊後の彼女はどうなってしまったんですかねぇ。
やはりこの作品、1万字では厳しいネタだったかも……´д` ;
あと、本当に岡部さんにはなんとか再起してもらいたいものです。
次回は既得権益との戦いに奔走する彼の生き様を描く池井戸潤風ドキュメンタリー。もちろん白狐も登場します。お楽しみに(ウソですテヘ(*゚▽゚)ノ)
改めまして最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。