足ぺた地獄変(23年5月1日)

2023年5月1日(月)

晴れ


 前回の日記から随分と日が空いてしまいました。

 なぜなら第5回偽物川小説大賞(https://kakuyomu.jp/user_events/16817330653843174017)に向けての作品制作に執筆リソースを全振りしていたからです。

 ちなみにTwitterは執筆リソースを全振りしてても書き込めます。Twitter用のリソースがあるから。


 おかげさまで、偽物川小説大賞参加作「すべては所詮、愛の偽物。」を上梓することができました。ガールズ・ラブ&コン・ゲーム小説です。お暇な方は是非お読みください。


https://kakuyomu.jp/works/16817330656480296809


 テーマが「ニセモノ」だったので詐欺師もの、コン・ゲームは被りが出るかもな…と危惧していたのですが、蓋を開けると本当にみんな書いてる物が全然違っててすごいです。そしてみんなレベルが高すぎ。こわい。


 この日記を書いている時点ではまだ結果は出ていませんが、うれしいレビューも頂いており、もうだいぶ満足しています。書いて良かった。



 そして世間はゴールデンウィークです。

 一切予定がありません。(ないわけじゃないがあるというほどない。法事くらい)

 本当は友人とキャンプに行く予定があったんですが、雨だったのであえなく断念しました。


 あとは珪藻土マットを削るしか予定がないのです。


 珪藻土マットを知らないひと(いるのか?)のために説明しておくと、珪藻という藻類の化石が堆積して出来た岩であるところの「珪藻土」を削り出しておふろの足拭きマットにしたものです。珪藻土は吸水率が狂っており、触れた物の水分を立ち所に吸い取っていきます。珪藻土を利用した塩・砂糖の乾燥剤というものもあります。


 珪藻土マット。私は珪藻土マットこそが人類全員を幸せにする発明だと思っています。

 なぜなら風呂上がりの足のぺたぺたこそが絶対悪だと思うからです。

 パンツをはいてるときにぺったぺたの足が引っかかった時の地獄というものがあり、前世で罪を犯すとこの地獄に落とされます。

 しかし珪藻土マットがあれば大丈夫! 地獄の沙汰も珪藻土マット次第、足ぺた浄化の免罪符、荒縄のごとし蜘蛛の糸、それが珪藻土マットです。フローリングもさらっさらです。


 しかし珪藻土マットも完璧ではありません。珪藻土は表面に視認できないほど極微細な穴が空いており、この穴が水分を吸い取る秘密となっています。

 しかしマットという特性上、我ら罪人の皮脂汚れなどが堆積し、この穴は埋まっていきます。すると珪藻土はその力を失うのです。我々はまた罪を重ねてしまうのか…。


 ですが安心してください。珪藻土マットの汚れは表面をやすりで削ることで復活するのです。まあこのやすりがけが本当に面倒くさいんですが。


 なので珪藻土マットのやすりがけは、一大イベントです。一日のどこかで必ずスケジュールに組み込まなければなりません。なぜなら面倒くさいから。


 うちの珪藻土マットは、もう全然水を吸ってくれません。


 私は足ぺたのカンダタ…。

 罪を重ね、足ぺたの地獄をいまだ彷徨う…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る