決して諦めたりはしない。幸せになることを。

主人公は謎の組織によって電脳化されてしまった少女・真由美。
ある日、組織の研究者である『パパ』が、同じ境遇の祐樹と共に真由美を逃がそうとしてくれる。しかしうまくいくと思えた脱出劇の結末は――。

目を背けたくなる悲惨な展開もありながら、『幸せであること』を願う人の気持ちの強さに、きらきらとした命の輝きを感じます。
大切な者の『幸福』。自分自身の『幸福』。
真由美は自身の幸せのために、大切な者の幸せを求めるのです。それが管理者コードで強制されたことであっても、なんと尊いことでしょう!

謎の組織からの逃走と隠伏。
電脳化された少女ならではの戦いは、理知的で見応えがありました。

真由美はその手に『幸福』を掴むことができるのか?
ぜひ、その目で確かめてみてください!