第2話追手と車
「ハァハァハァ」
「おい!待て!」
「やべっ!」
逃げ出せたは良いけど、そこは知らない町でどこに何があるかすら分からない
「本当にここはどこだ、ってやべっ!」
俺は、焦るあまり道の段差に足を引っ掛け転んでしまった
「いてててて」
「もう逃げられないぞ」
振り返ると弟分が直ぐ後ろに居た
「グアッ!」
弟分が俺の背中を踏みつけた
「手間掛けさせやがってバラしたろか?」
俺の髪を引っ張ってそう言った
「一発かましたるわ!」
(殺られる)
ブッブー
俺がそう思った瞬間一台の車がこっちに一直線で向かってきた
「って危な!」
弟分は車にきずくと俺を離して横に走り車を避けようとした
けれども、車は俺を避け弟分の方に一直線に突っ込んだ
「大丈夫ですか?」
車の後部座席のドアを開け出てきたのは小学3年生位の女の子茶髪のミディアムのストレートで服は名門一貫校桜の川学園の制服色は、所々がピンクになっていて胸元にはリボンが留めてある
「う、うん大丈夫だけど、あの人は大丈夫かな?」
「大丈夫ですよ医療班に電話を入れたので」
「医療班!?」
「はい後、お話したい事があるので車に乗ってください」
「え?車に乗らないとダメな話?」
「はい」
ブーーン
俺は、無理矢理車に乗せられてしまった
鍵探し姫と俺のスパイ作戦 榎 @aiharenn
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