全ての始まり 18
「何処から来る声だ?」
「分からん」
俺の姿が見えないから混乱してるのかな?
それはそうだろうよ。俺がこんなに小さいただ動物だからだ。
「どうしたそんなに戸惑って?俺の姿が見えないからなのか?」
「お前は誰だ!?くぞ、姿を表せ!」
そんなに俺の事が気になるか?じゃ教えてやるか。
「俺か?俺はただ闇に彷徨う妖精だ」
「妖精だと?そして闇?お前、惚けるな」
よし、仕組みが終わったな。
後は。。。
「クリス今だ!走れ!」
「!」
クリスは誰だが分からないが、隙を作ってくれた事に感謝してる。
クリスはそのチャンスを見逃さない。
盗賊の意識は完全に彼女からがずらされた。
クリスは黙ってそんな彼らを置いていた。
「くぞ!なんなんだ!?」
「おい、あのガキがいないぞ!?」
「あそこだ!」
盗賊たちは急いでクリスを追う。
彼らが走り出した時に、それが起きた。
「あっ!!!」
「なに!?」
盗賊たちの足が滑って、地面に落ちた。
「なぜだ?!」
それは俺の魔法だ。
彼らが周りに気を置いた時に、俺は水魔法で彼らの下に水を生み出してそしてその水を凍った。
名ずけて、スリップ。
嫌がらせ魔法だ。
「追うぞ」
俺も移動するか。
その前に
「お前など、行かせないだろう。ウィンドブラスト!」
「あーーーー!」
俺は風で彼らをぶっ飛ばした。
これで、暫くは動けないだろう。
よし、クリスを追うぞ。
ーーー
「はぁはぁ」
後少しでクリスは森を出る。
だけど、彼女の前には彼がいた。
「はぁぁあ?子供か?戻って見たら、何故ここに?」
「!」
クリスは剣を前に向けた。
「やるか?へぇ!じゃ、やるか」
盗賊は短剣を取り出して、クリスに振る。
「!」
クリスは彼の剣をよけて、そして反撃した。
だけど、盗賊はそんな攻撃を予想して避ける。
クリスの反撃避けた後、彼はクリスを蹴った。
「あっ」
クリスはそんな攻撃に反応できず、攻撃を受けた。
「へぇ!中々やるな、だけどまだまだだ。じゃ、死ね」
盗賊は剣を上げて、そして。
「まちな」
彼は剣を止める。
「だれだ!?」
「俺はただの妖精だ!」
最強ハムスター、乙女ゲームの世界に舞い降りた。 リャア @RYFND
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