カクヨムコン短編賞中間選考に関しての部分的な考察

霞(@tera1012)

 3月16日に、カクヨムコン8の中間選考結果が発表されました。

 これは、その結果のごく一部を、興味本位で考察した内容となります。

 データは厳格でない部分もあり、参考程度に考えていただけますと幸いです。

 本作には、

 柴田 恭太朗様の「別館・カクヨムコンデータ https://kakuyomu.jp/works/16817330650806209826

 のデータを使用させていただいております。使用を快諾いただき、ありがとうございました。この場にて御礼申し上げます。


【対象作品】

カクヨムWeb小説短編賞2022 エンタメ短編小説部門 エンタメ総合ジャンル応募作


【順位判定使用データ】(*以降「順位」と表記)

柴田 恭太朗様の「別館・カクヨムコンデータ」より、

02月08日 短編 エンタメ総合・ランキング(★順)

https://kakuyomu.jp/works/16817330650806209826/episodes/16817330652948902743


【方法】

 中間選考通過作品に、順位判定使用データを用いて2月8日時点での順位の割り付けを行った。順位ごとに、通過率・不通過作品の内訳について分析を行った。


【結果】

 *3月20日時点で削除されている作品を除外し、分析対象とした。


●通過率

順位    通過率(%)

1 ~ 49   98

50~99   66

100~149  86

150~199  73

200~249  71

250~299  57

300~349  24

350~399  2

400~449  2

450~499  2

500~549  0

550~599  2

600 ~    0


●不通過作品数(350位まで)

*多選者:カクヨムコン短編賞中間選考通過作が合計で2作以上の作者

順位    不詳     多選者

1~49    0 ( 0%)   1 (100%) 

50~99   3 (18%)  14 (82%)

100~149  1 (14%)   6 (86%)

150~199  3 (23%)  10 (77%)

200~249  3 (21%)  11 (79%)

250~299  11 (55%)  9 (45%)

300~349  25 (71%)  10(29%)


【考察】

①通過率は、350位以下では極端に低下。561位以下では通過作品は0だった。

 ➡カクヨムWeb小説短編賞2022 エンタメ短編小説部門 エンタメ総合ジャンルにおいては、読者選考は参考にされている。

 基本通過を前提に検討される第1の順位ラインと、拾い上げの検討対象となる第2の順位ライン、二つのボーダーラインがあると推定される。

 

②不通過の作品は、順位が250以内の作品では多選者(短編賞通過作合計が2作品以上の作者)の作品の割合が高く、順位が下がるにつれその割合は減少する。

 ➡通過圏内に多数の作品がある作者に関しては、①のラインとは別に、作品ごと個別に通過可否の検討が行われている可能性がある。


(ここから不完全な私見、推測です)順位が上位で、多選者でもないが不通過となった作品は、読者選考期間中の自主企画作品で見かけより評価対象となる★が少なかったと推察される作品、一話の文字数が極端に少ないなど特殊な構成であった作品、等がみられた。


【まとめ】

 カクヨムWeb小説短編賞2022 エンタメ短編小説部門 エンタメ総合ジャンルにおいては、読者選考結果は選考においてかなり重視されたと思われる結果となった。

 また、本結果からは、複数の通過候補作がある作者では、選考基準が厳しめとなっている可能性が示唆された。いわゆる人気作家さんは、特に最終選考にのせたい作品がある場合、応募作を絞ることも検討した方が良いかもしれない。(余計なお世話ですね💦)


*結果はあくまで参考値であり、個人的な見解が多分に含まれておりますことをお含みおきください。

*数字が不ぞろいで見にくく申し訳ありません!


 皆様の参考になれば幸いです。








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