蛇足

 しかし蛇の足を要らないもの、余計なものと考える風潮はほんとに正しいのだろうか? 足がついてこそ完成、完璧、そういうことだってあるのではないか? エロい人にはわからないんですよ、などと誤魔化されていないか。謎は深まるばかりである。


 さて、この蛇足の回では「パーフェクト」とは何を指していうのか、例えばパーフェクトガンダムのシールドを支えるバンドは腕時計のそれを流用しなければ本当はパーフェクトではないのではないか、或いはMGのパーフェクトジオングとPGのパーフェクトジオングがあったとしてどちらがよりパーフェクトと呼べるのか、ということを検証したりはしない予定である。


 自作についてあれこれやったのだから、他者の作品についても色々言及すべきではないか、というのもあったのだがラジーラズベリー賞を嫌がる人もむしろ栄誉と考える人もいたりとなにかと難しい。

 レビューに一言添えて、というのが正しい流儀な気もするが、それにしたって気紛れになんか添えられたらたまったものじゃないという作者もいらっしゃるでしょう。


 そろそろ勘の良い読み手は気づいたと思いますが、確かに書こうと思っていたことはあったんですが、すっかり忘れてしまいましたw


 自作のより細かい解題だったか、「書くべきことを書いて終わりがきたら終わる」件についてだったか、入れ損ったギャグやパロディを詰め込もうと思ったのか、全ては藪の中。

 そうそう、「藪の中」といえば、小説なりなんなりの題名や言葉が世間の流行り言葉になる、というのは最近はどうなんでしょうか。「失楽園」などは一時使われてた気がしますが、いまの若い子たちには伝わるのでしょうか?


 若い子、といえば、本日はピチピチした成人したての子と会ってきました。嘘です、なんかもう21らしいです。男です。専門学校を出て就職するとのことで、父親(こっちが友人)の車で近場まできてるとのことでニトリの買い物を付き合ってバーミヤンで昼飯を食べました。


 バーミヤンもハッピーアワー2時からかよ、使えねえなっグビッ(梅酒ロックを飲みながら)


 例年、5〜10人程度で連れ立って旅行をするんですが(元々はレース形式だった)、まだちみっちょい頃から同じ車で参戦してた仲間ではあったので、しかもなんというか今時なのか今時ではないのかナチュラルにストレートにオタクに育ち、人の話も場も読まずに早口でまくしたてる様子に微笑ましく、令和になってもオタクはオタクだな、と思ったのでした。


 で、これ何の話でしたっけ?(数日ぶり二度目)


 あ、思い出した、思い出しちゃったよ、俺! 「くぱぁ」という表現の秀逸さや伝播度の高さ、成り立ちを類推するとかやろうと思ってたんだった。

 教訓。人間、思い出さなくて良いことは星の数ほどある。だからお眠り、マーヤ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

KAC2023について スロ男 @SSSS_Slotman

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ